ECサイトの集客ならこれ!方法別の特徴やメリットを解説

EcWork編集部

ECサイトの集客ならこれ!方法別の特徴やメリットを解説

EcWork編集部

ECサイトの立ち上げ直後にもっとも頭を悩ませるのが集客です。しかし、実際に各種広告や集客施策に取り組むには、施策の特徴やメリットを把握しておく必要があります。

そこで今回は、ECサイトの集客に効く施策を、方法別にご紹介します。それぞれの特徴やメリットについて解説していますので、ぜひ参考にしてください。

ECサイトの集客方法とは?

ECサイトの集客フィールドは、Webがメインとなります。具体的には次のような集客方法が一般的です。

  • Web広告
  • コンテンツマーケティング
  • SEO対策
  • SNSマーケティング
  • Web PR

各施策は広告の出稿先や利用するツールに違いがあり、1つの方法ではなく複数の施策を使って集客を実行していきます。自社ECで取り扱う商材との相性やメインターゲットのユーザー層がよく利用するツールを選ぶことが効果的な集客のポイントで、そのためにも、各施策の特徴をしっかり押さえておくことが大切です。

では、具体的に各方法の特徴やメリットについてご紹介します。

1.Web広告

ECの集客の柱となるのがWeb広告です。各種媒体や検索エンジンに広告を出稿し、ユーザーにクリックしてもらうことでサイトへの集客に繋げます。Web広告にもいくつか種類があり、広告を出稿する前にはどの手法を使うのが効果的かしっかり見極めておく必要があります。

【リスティング広告】

リスティング広告は、ユーザーが検索したキーワードと関連性の高い広告が表示される仕組みです。ユーザーのモチベーションが高く、ピンポイントでアプローチできることから広告効果が高い点がメリットとなります。一方で、検索ボリュームの大小に左右されやすく、運用コストが読みづらい点はデメリットでしょう。

【ディスプレイ広告】

ディスプレイ広告は、あらかじめ用意された広告エリアに広告を掲載する手法です。例えば、Yahoo!のトップページに表示される広告をイメージすると分かりやすいでしょう。ユーザー数の多い媒体に掲載すればコンスタントに広告をチェックしてもらえる上、商品に興味がない新規ユーザーにもアプローチできます。しかし、広告掲載料が高く、CPAの改善に不向きな点はデメリットです。

【アフィリエイト広告】

成果報酬制で掲載できるのが、アフィリエイト広告です。ブロガーなどがASPサービスを通してサイトと関連性のある広告を掲載。そこから商品が購入されれば報酬が支払われる仕組みで、事業者側は成果分だけ広告費を負担します。ただ、ASPサービスやブロガーの質に大きく左右されるため、安定的な成果に繋がりづらい点がネック。ASP側に固定費を支払うことでコストがかさむ点も注意しておきたいポイントです。

【SNS広告】

近年注目を集めているのがSNS広告です。InstagramやTwitter、FacebookといったSNSツールに広告を掲載する手法で、利用者数が多い若い年齢層にリーチしやすい特徴を持っています。また、SNSの強みでもある拡散に繋がれば大きく広告価値を高めることができる点も魅力です。しかし、炎上リスクや狙いとするユーザー層を見極めるマーケティング力が求められる点はデメリットといえるでしょう。

Web広告はGoogleやYahoo!といった大手企業でもサービスを提供しています。各種サービスの詳しい情報は、下記に記事を参考にしてください。

2.コンテンツマーケティング

コンテンツマーケティングとは、自社で制作した記事や動画、SNS投稿といったコンテンツを利用して集客を行うマーケティング戦略です。自社でコンテンツを作成し集客に繋げるため、広告コストを抑えられる点がメリット。また、自社のビジョンやコンセプトを丁寧に伝えることで、ユーザーと中長期的な関係性を築くことができる点も強みといえます。

ECでは2010年代からコンテンツマーケティングが注目を集め、大きなブームとなりました。しかし大量のコンテンツが出回る一方でクオリティの低いコンテンツの作成が横行。Googleが頻繁なアップデートを行うなど、戦略を間違えると大きなダメージをこうむります。

ただ、いつの時代でもユーザーにとって有益で質の高いコンテンツは評価されます。コンテンツマーケティングに取り組む際は、短期的な集客にこだわらず、中長期的な視点で腰を据えたマーケティングに取り組んでいきましょう。

3.SEO対策

コンテンツマーケティングと関連性が高いのが、SEO対策でしょう。SEOとは、検索エンジンでの上位表示を狙うことでサイトへの集客に繋げる手法をいいます。ユーザーは検索エンジンの上位3位までをクリックする割合が高く、約3割のユーザーは検索1位のページをクリックします。SEO対策により上位表示に繋げることができれば、サイトへの集客を大幅に伸ばすことができるでしょう。

デメリットは、SEO対策は非常に難易度が高いということ。そもそもSEOには「こうすれば順位が上がる」といった答えがありません。あくまでもGoogleの検索エンジンの傾向を分析し、試行錯誤しながら上位を目指すことになります。仮に上位表示されていても、大幅アップデートにより検索圏外に飛ばされることも珍しくなく、小手先のスキルが通用しづらい分野です。

とはいえ、SEO対策がECの集客において強力な存在であることに変わりはなく、自社での対応が困難なら専門業者に相談してみるのも手段の1つです。

4.SNSマーケティング(インフルエンサー)

SNSをECの集客に活用しない手はありません。ECを利用するコア世代はSNSがコミュニケーションと中心として定着しており、SNSなしで集客を増やすには限界があります。先ほどWeb広告の部分でSNS広告について触れましたが、自社の公式アカウントを上手に運用することでファンを増やし、高い集客効果を狙うこともできます。

また、インフルエンサーを利用したアプローチも効果が高く、商品のPRに活用するのも良いアイデアでしょう。しかし、ステルスマーケティングは年々ユーザーからの批判が高まっており、より自然で広告だと感じさせない巧みな投稿が必須です。

5.Web PR

ECへの集客施策として、Webと使ったPRも効果的です。例えば、PRTimesなどのプレスリリースは信頼性も高く視認率も高いことから高い広告効果を期待できます。ECにおいはユーザーへの安心感やサイトの信頼感を発信することはとても大切で、プレスリリースはその意味でも上手に活用したい手法でしょう。

また、価格.comのような比較メディアも近年はニーズが高まっています。これだけ商品が溢れECが乱立していると、ユーザーはどの商品(サイト)を購入すれば良いのか迷ってしまいます。大手の比較メディアに掲載しておくことは、広告効果の面も期待でき、ECサイトへの集客に力を発揮してくれるでしょう。

まとめ

ECサイトの集客に効果を発揮する方法について紹介しました。ECではWeb広告を中心に、コンテンツマーケティングやSNSマーケ、SEO対策など集客に繋がるさまざまな施策が存在します。すべての施策をカバーすれば良いという訳ではなく、自社ECのコンセプトやターゲットとの相性、費用対効果などをしっかり吟味して施策を選ぶことが大切です。

本記事では各集客方法の特徴やメリットとあわせて、おすすめのサービスに関する記事も紹介していますので、サービス選びにお役立てください。