ECでのコンテンツマーケティングにおすすめのプラットフォーム4選
2020.03.08ECサイトへの集客や販促活動の一環として、コンテンツマーケティングに取り組んでいる方も多いのではないでしょうか。
コンテンツマーケティングはEC業界のトレンドの1つでもありますが、実際に取り組むとなると、どのプラットフォームを利用するのか悩んでしまいますよね。
そこで今回は、ECでのコンテンツマーケティングにおすすめのプラットフォームサービスを4つご紹介します。
目次
コンテンツマーケティングとは?
コンテンツマーケティングとは、ユーザーに向けて価値あるコンテンツを提供することで、集客や売上に繋げるためのWebマーケティング手法のことです。
ここでいうコンテンツとは、ブログ記事や動画、SNSの投稿など多岐に渡り、企業は自社メディアなどを使って質の高い情報を提供することで、ユーザーのファン化を促します。
なぜECサイトではコンテンツマーケティングが注目を集めるのか
ECサイトでは近年コンテンツマーケティングが注目を集めていますが、これはどうしてなのでしょうか?
従来までのTVCMや新聞広告などのマスマーケティングは、ユーザーに対して「押し売り」をするようなプッシュ型の戦略でした。しかし、時代の変化と共にこうした戦略はユーザーから敬遠されるようになり、企業でも戦略の見直しを迫られるようになりました。
これは、ネットサービスが飛躍的に進歩・普及し、ユーザーがネット検索を通じて情報を手軽に手に入れるようになったため。企業からの一方向的な情報だけを鵜呑みにせず、さまざまな角度から商品やサービスを比較・検討するようになったという訳です。
そこで企業ではプッシュ型の戦略から、ユーザーに「見つけてもらう」ことを念頭に置いたプル型の戦略に舵を切ります。コンテンツマーケティングはこの考え方から生まれた手法で、質の高いコンテンツを掲載し、ユーザーにサイトを見つけてもらうことで、ECサイトへの集客や売上に繋げることが狙いです。
ECでのコンテンツマーケティングにおすすめのプラットフォームを紹介
実際にコンテンツマーケティングに取り組む場合、まずは自社のオウンドメディアを制作する手法が一般的です。
その際に利用すると便利なのが、メディアを作成することができるプラットフォームサービスです。プラットフォーム型のサービスを利用すれば、企業のニーズにあわせたコンテンツを作成することができる他、作業負担を大きく軽減することができます。
ここでは、ECでのコンテンツマーケティングにおすすめのプラットフォームを4つご紹介していきます。
1.WordPress(ワードプレス)
まずご紹介するのが、WordPress(ワードプレス)です。
WordPressは、無料でWebサイトやブログサイトを制作できるプラットフォームサービスです。
専門知識がなくても管理や運営ができるCMS(コンテンツ・マネジメント・システム)として知られており、手軽にオウンドメディアを構築できるサービスとして世界的な知名度をほこっています。
実際WordPressを利用して構築されたページは、全世界のウェブページの35%に相当。また、CMSサービスに絞った同種サービスのシェアでは60%以上がWordPressを利用しているなど、コンテンツマーケティングには欠かせないプラットフォームと言えます。
特徴は、圧倒的な自由度の高さ。サイトのデザインや構成、コンテンツの内容などを自由に作成・カスタマイズすることができ、オリジナリティの高いメディアを作ることができます。また、サービスは無料で利用できることから、費用対効果の高いマーケティング活動を目指したい事業者にとっても魅力的といえるでしょう。
2.HubSpot(ハブスポット)
次にご紹介するのがHubSpot(ハブスポット)です。
HubSpotはコンテンツの作成だけでなく、マーケティング、セールス、カスタマーサービスの各ツールを統合して利用することができるプラットフォームサービスです。
マーケティングに関するあらゆる機能をSaaS(クラウドサービス)を使って利用することができ、世界120ヵ国、73,400社がサービスを導入する人気サービスでもあります。
ひとくちにマーケティングと言っても、CRM(顧客関係管理)やコンテンツの作成・運用、作業の効率化や営業など実に多彩です。HubSpotでは、こうした業務をすべて一元的に管理することで、自社サイトの集客や売上アップを実現することが可能。より踏み込んだコンテンツマーケティングに取り組みたい事業者には、おすすめのサービスとなっています。
3.はてなブログMedia
はてなブログMediaもECでのコンテンツマーケティングにはおすすめのプラットフォームサービスの1つです。
はてなブログといえば、皆さんにも馴染み深い無料ブログサービスではないでしょうか。サービスの会員数は780万人以上、月間ユニークブラウザ数は約2.38億と圧倒的なユーザー数をほこっており、個人から法人まで幅広いユーザーから支持を集めています。
この人気サービスを、より法人向けのオウンドメディア運営に特化させたのがはてなブログMediaです。一般向けのはてなブログの使いやすい機能性はそのままに、メディア運営の負担軽減や作業効率のアップを実現。
また、コンテンツの作成や編集のサポートサービスや、はてなの人気サービスはてなブックマークに広告を出稿することができる広告出稿サービスなどを通じて、集客力をアップさせることも可能。手軽にオウンドメディアを運営したいというEC事業者にはぴったりのサービスでしょう。
4.note(ノート)
最後にご紹介するのが、note(ノート)です。
noteは文章や写真、イラスト、音楽、映像の各種コンテンツを手軽に発信できるプラットフォームサービスです。月間アクティブユーザー数は2,000万人を超えており、個人のクリエイターの情報発信や収益化のフィールドとしても人気を集めています。
noteでは「note for shopping」や「ストア」と呼ばれるEC向けの機能も用意されており、自社商品をコンテンツ内で手軽にPRすることも可能。また、note proと呼ばれる有料サービスでは、法人のリクルートやコンテンツ販売、マーケティング・ブランディングといったビジネス活動を後押しするためのサービスが用意されており、より効率的なメディア運営を行うことができます。
サービス内でコミュニティが形成されているという点は他のサービスとは違った特徴で、オリジナリティあるコンテンツマーケティングを目指すにはうってつけのサービスです。
自社の目的にあわせてプラットフォームを選ぶ
ここまで、コンテンツマーケティングにおすすめのプラットフォームサービスを4つご紹介しましたが、4つのサービスのどれを選ぶのかは、自社の目的によって違ってきます。
例えば、手軽にオウンドメディアを立ち上げたいという場合は、はてなブログMediaやnoteがおすすめでしょう。コンテンツを作成することに集中できる環境が整っており、専門的な知識がほぼゼロでもスタートできます。
また、よりオリジナリティの高いサイトを構築するならWordPressがおすすめです。サイトのデザインや設計、コンテンツの内容まで自由にカスタマイズすることができ、他社とは違ったメディア運営が可能となります。
コンテンツマーケティングを含めたマーケティング業務を総合的にフォローしたいならHubSpotが最適でしょう。コンテンツの作成はもちろん、集客や顧客管理、業務効率化といった事業の全てを一元的に管理できます。コストを削減しつつ収益化を図りたいなら、HubSpotがおすすめでしょう。
まとめ
今回は、ECでのコンテンツマーケティングにおすすめのプラットフォームサービスをご紹介しました。
コンテンツマーケティングはECでもトレンドと呼べるマーケティング手法ですが、継続したコンテンツの配信やオリジナリティある記事の作成など、取り組むべき課題は多岐に渡ります。プラットフォームサービスはこうした課題を解決し、質の高いコンテンツを作成する後押しをしてくれます。
各サービスの特徴と自社の目的を見比べながら、ぴったりのサービスを選んでみましょう。
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