自社ECに導入するならこれ!おすすめの決済サービス6選
2020.05.29ECサイトの利便性や売上アップに欠かせないのが、豊富な決済機能です。
しかし実際に導入するとなると、「どのサービスを選べばいいの?」「サービスの特は?」といったさまざまな疑問が浮かんでくるのではないでしょうか。
そこで今回は、EC事業者の方に向けて、自社サイトに導入すべきおすすめの決済サービスをご紹介します。サービスの選びの材料として、ぜひ参考にしてください。
目次
EC向けの決済サービスとは?
EC向けの決済サービスとは、オンラインショッピングの決済を行う際に利用するサービスのことをいいます。
- 決済代行
- ID決済
- 後払い決済
サービスは大きく3つの種類に分かれており、豊富な決済手段を一括で導入し手続きを代行してくれる「決済代行」サービス。
すでに利用しているサービスの登録情報(ID情報)を使って決済を行える「ID決済」。
クレジットカードを利用せず、商品を購入後に後払いで決済を行う「後払い決済」などが挙げられます。
なぜECサイトには豊富な決済サービスが必要なのか?
では、ECサイトに豊富な決済サービスが必要な理由はなぜなのでしょうか?
理由は、ユーザーの獲得やサイトの売上に直接的な影響を与えるため。
SBペイメントサービスが行った2019年の調査によると、ECサイトで普段利用する決済手段がない場合どうするか?という質問に対して、上記のような結果が出ました。
物販系サイトでは、62.5%のユーザーが欲しい決済手段が用意されている他サイトへ移動すると回答。また、デジタルコンテンツでも51.5%が、他サイトへ移動して購入すると答えています。つまり、ユーザーの約半数以上が、任意の決済手段の有無によってサイトでの購入の可否を決断するという訳です。
これはEC事業者にとっては衝撃的な数字で、とくに新規顧客の獲得やコンバージョン率のには大きく影響します。こうした顧客をしっかり囲い込み、自社での購入に繋げるためにも、豊富な決済手段を用意しておくことが必要でしょう。
また、決済手段が幅広く用意されていれば、ユーザーの利便性の向上に繋がります。これは顧客満足度やサイトロイヤリティを高めることに繋がり、中長期的なリピート顧客の獲得にも貢献してくれます。
おすすめのEC向け決済サービス6選
では、実際に自社ECに決済サービスを導入するなら、どのサービスを選べばよいのでしょうか。今回は、おすすめの決済サービスを6つピックアップしてご紹介します。
1.GMOペイメントゲートウェイ
【特徴】
- ECに関するあらゆる決済を網羅
- マーケティング支援やサポート体制も充実
まずご紹介するのが、「GMOペイメントゲートウェイ」です。
GMOペイメントゲートウェイは、インターネットサービスを幅広く展開するGMOグループが提供する決済代行サービスで、2005年のサービス導入からこれまで10万店舗以上の導入実績をほこります。2019年の決算処理金額は4兆円を超えるなど、決済代行サービスのリーディングカンパニー的な存在と呼べるでしょう。
サービスの特徴は、幅広い決済手段を一括で導入できるということ。ECに関わるあらゆる決済手段をカバーしているといえ、導入後のマーケティング支援やサポート体制も充実しています。
幅広い決済手段をまとめて導入したいなら、選んでおいて間違いのないサービスといえるでしょう。
2.ペイジェント(PAYGENT)
【特徴】
- 入金サイクルの早さ
- 大手企業が運営する信頼感
続いてご紹介するのが「ペイジェント(PAYGENT)」です
ペイジェントは、2006年にリリースされた決済代行サービスです、「インターネット上でのすべての決済(Pay)手段で信頼できる”代理人(Agent)”を目指す」という理念のもとスタートしました。
豊富な決済手段を一括導入できる点はもちろんのこと、入金サイクルの早さが特徴の1つに挙げらます。ペイジェントでは締日から最短5日でのスピード入金可能。EC運営者は安定したキャッシュフローを維持することができます。
また、ペイジェントはNTTデータと三菱UFJニコスが50%ずつ出資してサービスを運営しており、大手企業による豊富な資金力と高い技術力を元にした信頼感の高いサービスと呼べるでしょう。
3.Amazonペイメント
【特徴】
- Amazonユーザーを獲得できる
- いつも利用しているという安心感
「Amazonペイメント」も、EC運営者におすすめしたい決済サービスの1つです。
いわゆるID決済サービスの1つで、ユーザーはAmazonに登録しているログイン情報を使って決済を行うことが可能。住所・氏名・電話番号・クレジットカード情報といった面倒な入力作業をスキップするでき、スピーディーな決済を完了できます。
事業者にとってもメリットは大きく、中でもAmazonユーザーがサービスを利用し易くなる点は集客面において大きなアドバンテージといえるでしょう。国内のAmazonユーザーは5,000万人以上とされ、数字の上ではこのすべてのユーザーがAmazonペイメントを通して決済を行えることになります。
また、世界規模で事業を展開するAmazonは高度なセキュリティ機能を備えていますが、普段からAmazonで商品を購入しているユーザーには、「いつも利用しているサービス(決済手段)」という安心感を提供できます。
これも、サイトへの集客を大きく後押ししてくれるでしょう。
4.楽天ペイ
【特徴】
- 楽天経済圏のユーザーを獲得できる
- チャージバック保証サービスを利用できる
「楽天ペイ」も、人気を集めるID決済サービスの1つです。
楽天会員のユーザーIDとパスワードさえあれば、手早く決済を行うことが可能。楽天のサービスは「楽天経済圏」とも呼ばれるほどユーザーニーズが高く、顧客の獲得においては大きなメリットを得ることができます。また、楽天ポイントを目当てにサービスを利用しているユーザーも少なくなく、こちらも集客面に大きく貢献してくれるでしょう。
クレジットカードの不正利用による代金の売上を取消す仕組み「チャージバック」に対して補償サービスを用意している点も特徴の1つ。チャージバックは不正利用されたクレジットカードユーザーを守るための仕組みですが、事業者が代わりに利用代金を支払うことになります。
楽天ペイでは不正利用が認められた際、事業者に代わって損失金を補償。いざという時も安心して利用できるサービスです。
5.NP後払い
【特徴】
- 後払い決済業界シェアNo.1
- 業務負担の軽減
「NP後払い」は、株式会社ネットプロテクションズが提供する後払い決済サービスです。2002年のサービスリリース後、着実に成長を続けており、これまでの導入企業件数は41,500社以上。年間ユニークユーザーは1,350万人を超えるなど、後払い決済サービスおいて業界NO.1のシェアをほこっています。
請求書の送付や督促作業といった業務をすべてサービス会社が代行してくれるため、事業者の業務負担を大幅に軽減することが可能。
また、後払い決済はクレジットカードを持たない・利用したくないというユーザーにとっては利用ニーズが高い決済手段でもあるため、顧客の獲得やコンバージョンのアップに繋がるでしょう。
6.Paidy
【特徴】
- 手軽で便利な決済手段の提供
- ペーパーレスの業務を実現
最後のご紹介する決済サービスは「Paidy(ペイディ)」です。
Paidyは、携帯電話番号とメールアドレスを入力するだけで決済を行える後払い決済サービス。ユーザーはSMSもしくはメールで送信される請求書を使って、コンビニや銀行振込などで支払いを済ませることができます。
年々サービスのユーザー数は増加傾向にあり、2019年9月現在のユーザー数は250万人。とくにクレジットカードをユーザーからの支持を集めており、スマホさえあればECショッピングを楽しめるという手軽さも魅力の1つです。
また、紙を使った請求書の郵送などを行わないことから、ペーパーレスによる業務を実現可能。これはコストの削減はもちろんのこと、作業効率をアップさせる点でも事業者にとって大きなメリットといえるでしょう。
まとめ
今回は、EC向けの決済サービスの中から、とくにおすすめしたい6つのサービスをご紹介しました。
決済サービスには大きく、決済代行・ID決済・後払い決済の3つの種類に分けることができます。自社サイトに豊富な決済手段を用意したいなら、決済代行サービスが便利。個別の決済手段で、ユーザーの利便性アップや顧客獲得を目指すなら、ID決済や後払い決済を選んでみましょう。
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