機会損失が激減!カゴ落ち対策ツールのカートリカバリーとは?
2020.06.04ECサイトの売上アップに欠かせないのが、カゴ落ち対策です。機会損失を減らし、いかにCV率を高めるかが、サイトの成長を目指す上でのポイントといえます。
カートリカバリーは、カゴ落ち対策に特化した対策ツールの1つです。今回は、人気のカゴ落ち対策ツール・カートリカバリーのサービス概要や特徴、料金システムなどについて詳しく解説します。
目次
カゴ落ちとは?
カゴ落ちとは、ECサイトでユーザーが一度カートに商品を入れたにも関わらず、コンバージョンに至らずにサイトを離脱してしまう現象のことをいいます。
ECサイトに関する調査・研究を行っているBaymard Institutによると、ECサイトでのカゴ落ち率の世界平均は69.57%。なんと約7割のユーザーが商品をカゴに入れたまま、購入に至らなかったということになります。
つまり、サイト側からすれば、それだけ機会損失が多いということ。この機会損失を可能な限り減らし、コンバージョンに繋げることで、サイトの売上アップを実現することができます。
カゴ落ち対策ツールなら効率的な対策が可能
このカゴ落ちに対して効果的な施策を導入することができるのが、カゴ落ち対策ツールです。カゴ落ちを改善しコンバージョンに繋げることに特化しており、主にメールマーケティングを中心とした施策を投入することができます。
自社で独自の施策に取り組むよりも、作業負担を抑えることができ、効率的なカゴ落ち対策が可能。また、結果に繋がりやすいことから、費用対効果を高めコストを削減できる点もメリットの1つでしょう。
カートリカバリーとは?
カートリカバリー(CART RECOVERY)とは、株式会社イーエージェンシーが提供しているカゴ落ち特化型のMA(マーケティングオートメーション)ツールです。
サービスは2015年にリリースされ、これまで500超えるサイトがサービスを導入。メールマーケティングを軸としたカゴ落ち対策を提供しており、コンバージョン率の改善はもちろん月額料金による定額サービスという点も人気を集める理由の1つとなっています。
運営元のイーエージェンシーといえば、EC向けの各種マーケティングツールを自幅広く提供していることもでも知られており、「さぶみっとレコメンド」や「さぶみっと!メール配信」なども有名。ECマーケティングに対してのノウハウがしっかり蓄積されているという点も、強みの1つといえるでしょう。
特徴1.結果に繋がるカゴ落ち対策機能
ここからは、カートリカバリーのサービスについて、詳しい特徴を見ていきましょう。
1つ目は、結果に繋がるカゴ落ち対策機能だということ。
カートリカバリーでは、「カゴ落ちメール」と「カゴ落ちリマーケティング広告」、「カゴ落ち解析(リアルタイム効果測定)」の3つの機能でカゴ落ち対策に効果的にアプローチすることができます。
カゴ落ちメールでカゴ落ちした既存のユーザーにアプローチ。それと合わせて、メールを登録していないユーザーに対してはカゴ落ちリマーケティング広告を使うことで、サイトへのリカバリーを促すことができます。2つの機能を組み合わせることで、さらに効果を高めることも可能で、結果に繋がるカゴ落ち対策機能が整っているといえるでしょう。
また、リアルタイムでユーザー情報を解析できるカゴ落ち解析(リアルタイム効果測定)では、各種レポートでユーザー情報を分かりやすく可視化。ひと目でサイトのパフォーマンスがチェックできるため、より効果的な施策に取り組むことが可能です。
特徴2.最短3日でのスピード導入が可能
2つ目の特徴は、最短3日でのスピード導入が可能だということ。
カートリカバリーの導入手順は、次の3ステップとなっています。
- 申込フォームからサービスを申し込む
- アカウントが発行される
- 自社でサイトに計測タグを設置する
申し込みからサービスのリリースまでは最短3日のスピード導入が可能。いますぐカゴ落ち対策をしたいというユーザーにとっては、手早くサービスを導入できる点は大きなメリットといえるでしょう。
特徴3.費用対効果の高い月額料金制
3つ目は費用対効果の高い月額料金制のサービスだということ。
初期費用 | 月額料金 |
50,000円 | 39,000円 |
カートリカバリーでは、月額料金によるサービスを提供しています。初期費用として50,000円が発生する以外は、毎月39,000円のみの支払い。メールの件数や成約数といったインセンティブは発生しないため、安心してサービスを利用することができます。費用対効果という面では、非常に魅力的な料金プランといえるでしょう。
また、カートリカバリーでは、2ヵ月間サービスの無料で利用できる「無料トライアル」を利用することが可能。機能に一切制限はなく、実際にサービスを導入した際と同じ環境で使い勝手や効果を確認することができます。
導入前にサービスを確認しておきたいという事業者には嬉しいポイントといえるでしょう。
カートリカバリーの主要機能一覧
カートリカバリーでは「カゴ落ちメール」、「カゴ落ちリマーケティング広告」、「カゴ落ち解析(リアルタイム効果測定)」の3つの機能を軸にサービスを提供しています。
ここでは、各機能で利用できるサービスを一覧で見ていきましょう。
カゴ落ちメール
【機能一覧】
自動カゴ落ちメール配信 | 購読解除設定 | 差出人メールアドレスの設定 |
ステップメール配信 | プレビュー表示 | グローバル対応 |
レスポンシブHTMLメールエディタ | テストメール配信 | 在庫連動 |
HTMLメールのエクスポート/インポート | 配信停止時間帯設定 |
カゴ落ちメールでは、カゴ落ちユーザーに対して最短15分でメールを自動配信する「自動カゴ落ちメール配信」や、経過時間に応じて最適なメールを順次送信する「ステップメール配信」などの機能が用意されています。
また、レスポンシブデザインに対応した「高機能のエディターの採用」や「プレビュー表示」、「テストメール配信」など事業者の利便性を高めるための各種機能も整えられています。
カゴ落ちリマーケティング広告
【機能一覧】
商品データフィードの自動生成 | 各DSPとの自動連携 |
リマーケティング広告とは、ユーザーの検索情報や行動履歴といったデータを元に、自動で広告を表示する仕組みのことをいいます。
カゴ落ちリマーケティング広告では、ユーザーに対してパーソナライズ化されたバナー広告を表示することでCV率を高めることが可能。
具体的には、商品データフィードを元に最適な広告と自動で連携する「商品データフィードの自動生成」機能や、状況に応じて複数のDSPを利用して広告を配信する「各DSPとの自動連携」機能などが用意されています。
カゴ落ち解析(リアルタイム効果測定)
【機能一覧】
リカバリーレポート(機会損失レポート) | リカバリーレポート(リカバリー効果レポート) |
リカバリーレポート(メール配信効果レポート) | カート内トレンド |
カートリカバリーのカゴ落ち解析(リアルタイム効果測定)では、リアルタイムで収集された情報をレポート形式で確認することができます。機会損失やメール配信効果、リカバリー効果といった各種指標を、任意の期間で集計しレポート化。
レポートはビジュアル面にもこだわり、視覚的に状況を把握することが可能です。素早いPDCAサイクル回すための各種データを収集することができるでしょう。
その他の機能
【機能一覧】
テスト環境用管理画面とタグ発行 | 充実のサポート |
英語対応 |
さて、カートリカバリーではサービスをより使いやすくするための機能も用意されています。
テスト環境と管理画面で別々のタグを発行できる機能や、オーナー画面の英語対応。また、カートリカバリーの専属スタッフやエンジニアが導入から運営に至るまでをサポートしてくれるサポート体制も充実しているなど、ツールを使いこなすための機能がしっかり整えられています。
カートリカバリーの導入事例をチェック
カートリカバリーでは500を超えるサイトがサービスを導入していますが、ここでは実際にサービスを導入しているサイトの事例をいくつか見てみましょう。
事例1.OSHMAN’S(オッシュマンズ)
スポーツ系の用品やアパレルを専門に取り扱うOSHMAN’S(オッシュマンズ)は、カートリカバリーを導入したサイトの1つです。
オッシュマンズでは、カートの離脱率の高さを改善すべくカートリカバリーを導入。それまで70%台だった離脱率は、サービスの導入後60%台の前半にまで改善しました。また、メルマガの開封率は従来の約3倍、CV率も2倍にアップするなど、マーケティング面で大きな効果を得ています。
事例2.Honeys(ハニーズ)
女性向けのプチプラアパレルを手掛けるHoneys(ハニーズ)も、カートリカバリーの導入したサイトの1つです。
ハニーズでは、それまでカート画面での離脱率が高いことが課題でした。そこで、費用対効果が高く導入までの期間が短いカートリカバリーを導入。
サービス導入後の成果はすぐさま出ており、カゴ落ち対策後は月商で約4%もアップするなど、サイト全体の売上アップを達成しています。
まとめ
今回は、カゴ落ち対策ツールの1つ「カートリカバリー」についてご紹介しました。
カートリカバリーはECのカゴ落ち対策に特化したサービスで、カゴ落ちメール・カゴ落ちリマーケティング広告・カゴ落ち解析の3つの機能を軸に、サイトのCV率アップに貢献してくれます。
費用も安価で無料のトライアル期間も設けられていることから、実際にサービスを試してから導入を検討できる点も魅力的でしょう。
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