【事例27選】Shopifyで構築されたECサイトを紹介
2022.05.02EC向けの構築サービスとして世界的に評価を高めるShopify。国内でも導入事例が増えており、Shopifyを使ってのサイト構築や、既存サービスからの乗り換えを検討する方も多いのではないでしょうか。
しかし、いざShopifyを導入するとなると、事前にサイトのイメージやデザインの仕上がり具合を確認しておきたいものです。
そこで今回は、Shopifyを使ったECサイトの構築事例をご紹介します。Shopifyサイトの仕上がりイメージやデザインを考えるうえでの参考材料にしてください。
目次
食品・飲料品│Shopifyで構築されたECサイトの事例
まずは、食品・飲料品系のECサイトでShopifyを導入している事例をご紹介します。
以前まで食品や飲食品系ECは小売店の牙城を崩せずにいました。しかしコロナ禍で状況が一変。外出ができない中でもより良い商品を購入したいというユーザー要求に対して、EC各社は知恵を絞り魅力的なサービスを展開していきました。
Shopifyは立ち上げまでのスピード感が早く、自社でのカスタマイズ性が高いため、多くのブランドが導入を進めました。
1.KURAND
KURAND(クランド)は日本酒・梅酒・果実酒・焼酎・クラフトビールまで幅広いお酒を取り扱うECサイトです。
国内の小さな酒蔵とタッグを組み、お酒と出会う楽しさを提供しています。単品での購入はもちろん、定期購入での販売も実施。150種類以上のお酒からランダムに商品が届く「酒ガチャ」も人気です。
2.Mr.CHEESECAKE
販売数や期間を限定する戦略で、「幻のチーズケーキ」と呼ばれるほど人気となったのがMr.CHEESECAKE(ミスターチーズケーキ)です。製法や素材にとことんこだわる極上の味わいが人気で、販売数を限定するプレミア感も人気を集めています。SNSの積極的な活用も、成功の秘密に繋がっています。
です。製法や素材にとことんこだわる極上の味わいが人気で、販売数を限定するプレミア感も人気を集めています。SNSの積極的な活用も、成功の秘密に繋がっています。
3.オリオンビール
沖縄のビールメーカーとして全国的な知名度をほこるオリオンビールも、Shopifyを使ってサイトを構築しています。サイトでは酒類だけでなく、オリオンオリジナルのジョッキやアパレル、沖縄の名産とのセット商品なども販売しています。
4.ゴーゴーカレー
カレー店のチェーン展開からカレーの商品開発や卸、販売をてがけるゴーゴーカレー。金沢カレーを世に知らしめた企業として有名ですが、同社のECサイトはShopifyで構築されています。個人向けだけでなく法人や大口向けの販売も行っている点が特徴で、カラー皿やカレーフォークなどのアイテムも取り扱っています。
5.レッドブル
エナジードリンクを販売する世界的なブランドとして知られるレッドブル。同社ではアパレル商品も販売していますが、サイトはShopifyを使って構築されています。モータースポーツやサッカーなどへのスポンサードでも有名な世界的企業が、Shopifyを採用していることは事業者がサービス導入する際の大きな説得力となるでしょう。
6.ブルーボトルコーヒー
全国の店舗でスペシャルティコーヒーを販売しているブルーボトルコーヒー。同社の自社ECでもShopifyを導入しており、定期便を中心に商品を販売しています。
ブルーボトルコーヒーがShopifyを選んだ背景は、グローバルでの認知度が高く「自走型」のサイト運営が可能となること。従来のECプラットフォームに比べアプリによる拡張やデザインの改善などが用意で、トライアンドエラーが容易にできる点が導入を決めた理由でした。
7.Soup Stock Tokyo
全国で60店舗以上を展開するSoup Stock Tokyo。本格的なカレーやスープを手軽に食べられるとして女性人気も高い店舗です。コロナ禍以降、ECでの販売も積極的に取り組んできた同社では、2022年4月にShopifyの最上位プランShopify Plusを導入。従来のモールでの運営だけに留まらず、ユーザー目線でより質の高いサービス提供を求めて自社ECをオープンしました。
8.BAKE the ONLINE
「今日一日をがんばった自分にご褒美を」「訪ねる先に、ちょっとした手土産を」をコンセプトに、原材料や製法にこだわった焼きチーズタルトやバタータルトを販売するBAKE the ONLINE。複数のスイーツブランドを展開している同社はShopifyを使って販売をおこなっています。アプリ機能を使って欲しい機能を拡張しつつファンを獲得。着実にブランド認知を広げ成功を収めています。
9.亀田製菓
老舗の製菓ブランドとしてお馴染みの亀田製菓もShopifyを導入しているECサイトです。すでにブランドの認知度は定着していた同社ですが、今後はグローバルな視点も見据えつつユーザー1人1人を大事にする「One to One」戦略を推進。ユーザーとより深い関係性を築き、若い世代や海外での販路拡大を目指しています。
グローバル展開と相性が良く、ユーザーの属性を把握しやすいShopifyは同社にとってぴったりのECプラットフォームだったといえます。
10.BASE FOOD
世界で注目されるフードテック分野。とくに手早く栄養を摂取できる完全食の研究は進んでおり、国内でも多くのブランドが立ち上がっています。そんなフードテック分野で国内の先駆者的な存在がBASE FOODです。D2Cの手法を用いて、完全栄養食のパンやパスタを販売。
ECサイトにはShopifyが導入されており、高い拡張性とUIの高さで同社の成長を大きく後押ししました。
アパレル・ファッション│Shopifyで構築されたECサイトの事例
続いてはアパレルやファッション分野の事例をご紹介します。
ブランドイメージの訴求が重要なアパレル分野では、自社の特色を発揮しやすいプラットフォームが好まれます。Shopifyは拡張性が高く、デザイン性も高いためファッション分野のブランドの高い要求にも応えてくれます。
11.土屋鞄製造所
土屋鞄製造所は、1965年にランドセルの製造からスタートした老舗ブランドです。職人の手による丁寧な作業で生み出された商品は、どれも極上の仕上がり。伝統ある老舗ブランドとShopifyの組み合わせは、ECの可能性を感じさせる事例といえます。
12.COHINA
COHINAは150cm前後の女性をターゲットにしたアパレルブランドです。おしゃれをしたくても自分にあったサイズが販売されておらず、人知れず悩んでいる小柄な女性は少なくありません。COHINAはこうした女性に特化した商品を作ることで、おしゃれを楽しみたい小柄女子から大きな支持を集めました。
13.B’s
Xgirlをはじめストリートカルチャーのデザインを採用したブランドで人気を集めるB’s。同社のオンラインショップCalifではShopifyを採用しており、各ブランドごとに商品を販売しています。
14.ALL Birds
天然素材を使用して徹底的に履き心地にこだわったシューズブランド・ALL Birds。アメリカで創業した同社はわずか3年でユニコーン企業へ成長。D2Cモデルを採用してサスティナブルな世界観を訴求するなど、時代の潮流を掴んだアプローチで人気ブランドの仲間入りをはたしました。
15.PAUL&JOE
ファッション・化粧品ブランドとして多くのファンを持つPAUL&JOE(ポールアンドジョー)。同社では2021年に自社ECでShopifyを導入。ECでは販売だけを目的に据えるのではなく、ブランドの認知向上やタッチポイントを増やす点も重視しています。そのためデザインへのこだわりは要求は高く、それに応えられるサービスとしてShopifyに白羽の矢が立ちました。
現在はSNSとの連携などを含めブランディング戦略の中核としてECサイトが活用されています。
16.HushTug
モンゴルレザーを使った上質な鞄を販売するHushTug。同ブランドの取締役・戸田貴久氏はモンゴルへの単身赴任時に、現地の環境汚染の深刻さにショックを受けました。この土地のために自分に何かできないか、と立ち上げたのがモンゴルレザーを使ったHushTugです。
入金サイクルの早さなどを理由に、サイトのオープン当初からShopifyを利用。上質な鞄な鞄は多くのユーザーの心を掴み、人気ブランドへ成長。現地での雇用拡大など社会課題に貢献しているストーリー性もブランド人気を後押ししました。
17.ATON
アパレルブランド・ATON(エイトン)は「デザインから生産の全ての工程において、0から100までを丁寧に形にする」をコンセプトに、日本語のA(あ)からN(ん)まで全てを網羅する意味を込めてブランド名が付けられました。
生産者との密なコミュニケーションや原材料へのこだわりは上質な製品づくりに直結しており、多くのファンから愛されるブランドです。Shopifyを導入しブランドイメージをより明確に訴求した点も、ブランドの成功を支えました。
生活雑貨・家具│Shopifyで構築されたECサイトの事例
続いては生活雑貨や家具を販売するECサイトのShopify事例をご紹介します。
アパレルやファッション同様、生活雑貨や家具は機能性だけでなくブランド力も販売を支える要素となります。また、多数の商品点数を扱う点では、信頼や利便性に長けたプラットフォームが欠かせません。Shopifyは上位プランへの変更やShopify Plusが用意されており、事業規模の大きなECにも難なく対応してくれます。
18.KINTO
KINTOは“心満たされる豊かな日常を生み出すために”をテーマに、使い心地と佇まいにこだわった生活雑貨ブランドです。サイトは丁寧な生活を想起させるデザインを採用しており、Shopifyで構築されています。
19.KANADEMONO
「空間や使う人の暮らしを引き立てる、 普遍性を持ったデザイン」を目指した家具ブランドがKANADEMONOです。建築雑誌の1ページを思わせる美しいサイトデザインが特徴で、ブランドの質感まで感じられるサイトに仕上がっています。
20.KANAGU STORE
最後にご紹介するのが、金属雑貨やインテリア商品を販売する、KANAGU STOREです。素材から製造、仕上げにいたるまですべての工程にこだわり、職人の手で丁寧に作られた商品が人気を集めています。
21.カキモリ
カキモリは東京下町の文房具店です。オーダーノートやオーダーインクをはじめ、ペンやレターセット、机まわりのアイテムなどを販売。職人の手で丁寧に作られた製品はどれも趣があり、質の高さが人気を集めています。
Shopifyサイトのデザインもクラフトマンシップやブランドの想いが込められた繊細な仕上がりに。About Usでは手書きにメッセージを掲載するなど、細部にこだわったデザインはとても参考になります。
22.FORNE
FORNEは愛媛発のオリジナル知育雑貨ブランドです。2019年にオープンしたブランドは、本物の素材や魅力あるデザインの知育雑貨を多数展開し、こどもの豊かな成長に寄り添います。
こどもや子育て世代をターゲットにしているため、優しく落ち着いたテイストのサイトデザインを採用。Shopifyの自由度の高いデザイン性をしっかりと活かしたサイトに仕上がっています。
家電製品│Shopifyで構築されたECサイトの事例
家電製品では近年オリジナルブランドが台頭しています。機能性だけでなく「そのブランドのファンだから」という理由は、購買行動に大きく影響しています。
では家電製品を販売するECサイトではどのようなサイト運営に取り組んでいるのでしょうか。
23.BONIQ
低温調理器ブランドとして瞬く間に人気ブランドへ成長したBONIQ。同社ではShopifyを導入することで、独自色の強いマーケティングやカゴ落ち対策を実現。アップセル・クロスセルといった機能も積極的に活用し、ブランドの訴求に成功しました。
スタイリッシュなイメージを追及したサイトデザインも秀逸で、丁寧で落ち着いた暮らしを実現したいユーザー層の心をがっちりと掴みました。
24.Furbo
自宅で待つ大切な愛犬の安全を確保したい。そんな想いに応えるのがFurbo(ファーボ)です。360度ビューを採用し、オンラインでいつでも愛犬の状態を確認可能。双方向のコミュニケーションやおやつ機能も搭載され、外出先でも愛犬をしっかり見守ります。
同社では直感的なUIや海外での普及度の高さからShopifyを導入。サイトデザインも縦スクロールを意識したデザインを採用し、視認性とユーザビリティが高い仕上がりとなっています。
スポーツ│Shopifyで構築されたECサイトの事例
最後に、スポーツ分野のECサイトの中からShopifyで構築された事例をご紹介します。ヘルスケアに意識も高まる近年は、スポーツ系ECも好調です。Shopifyで構築された人気サイトをご紹介します。
25.ゴーゴーサイクリング
ママチャリやシティサイクルを販売するECサイトがゴーゴーサイクリングです。自転車メーカーが自社直送モデルを採用することで低価格での販売を実現。組み立て不要ですぐに乗れる点も人気で、通勤・通学、サイクリングなど気軽に自転車を購入したいユーザーから支持を集めています。
26.Runtrip Store
ランニングを楽しむランナー向けのブランドとして人気を集めているのがRuntrip Storeです。機能性や着心地にこだわった製品は「走る」楽しみをさらに引き出す魅力に溢れています。またカジュアルなデザインは普段使いも可能。
スポーツという枠に収まらず、ライフスタイルとして「走る」を楽しむ人をターゲットにしたブランドです。
27.CYCLISM
CYCLISM(サイクリズム)は本格的なサイクルウェアやロードバイクを取り扱うスポーツブランドです。自転車関連の商品を多数販売していますが、サイトはカテゴリが細かく設定されユーザーが商品を探しやすい工夫が施されています。
デザインはスポーツの躍動感や製品のクオリティの高さを感じさせる画像を豊富に使い、ブランドイメージをしっかり訴求しています。
まとめ
今回は、Shopifyを使って構築されたECサイトの構築事例をご紹介しました。
Shopifyは手軽にECサイトを構築できるだけでなく、豊富なデザインが揃ったテーマストアも用意されています。また、アプリを使って簡単に機能を追加できるなど、専門的なノウハウがなくても本格的なショップ運営を実現可能です。
ご紹介した事例を含め、Shopifyを利用したサイトは国内外に多数存在します。こうした事例をチェックするだけでも役立つアイデアを得ることができるため、ショップ作りの参考にしてみましょう。