クラウド型ECサービス「エビスマート」の評判や導入事例がまるわかり
2019.07.17エビスマート(ebisumart)は、2年連続業界シェアNo.1に輝くクラウド型のEC構築向けサービスです。
高い拡張性が特徴で、デザイン面はもちろん機能性も充実。外部との連携機能にも優れており、多くの企業がサービスを導入しています。
今回はエビスマートのサービスの概要を知るべく、サービスのメリットや利用料金、導入事例まで、まとめてご紹介します。
目次
エビスマートとは?
エビスマート(ebisumart)は、株式会社インターファクトリーが提供するEC構築向けのクラウド型サービスです。
2004年に前身となるサービスの提供をスタートし、2007年に現在の「エビスマート(ebisumart)」に名称を変更。2010年からはSaaS(クラウドサービスの形態)型にサービスを一新し、現在へと至っています。
2017年、18年にはクラウド型サービスとして業界シェアNo.1を達成。
サービスを利用して導入されたサイトは500以上を数え、クラウド型ECとして多くのユーザーから評価を集めています。
業界内でいち早く「PCI DSS」に準拠対応
「PCI DSS」とは、国際的なクレジットカード情報のセキュリティ基準のこと。日本でも経済産業省の指導により準拠期限が設けられるなど、クレジット決済と縁が深いEC業界でも対応が急がれていました。
エビスマートでは、2017年上半期に業界内でいち早くPCI DSSの準拠対応を発表。通常、PCI DSSを導入するには数千万の初期費用がかかるとされていますが、同サービスを利用すればユーザーはこのコストを抑制することができます。
これは同基準への対応に頭を悩ませていた事業者からの反響が大きく、エビスマートへの乗り換えが加速した背景ともなりました。
エビスマート│サービスの3つの特徴とは?
ここからは、エビスマートのサービスの特徴について見ていきましょう。
1.拡張性が高く機能の連携に優れている
1つ目の特徴は、拡張性の高さです。
エビスマートではシステムのカスタマイズを前提としてサービスを提供しており、ユーザーの要望にあわせて機能やデザインをカスタマイズできます。
機能にはPOS連携や決済システム連携、基幹システム連携などが用意されており、フロント業務からバックヤード業務まで幅広いカスタマイズに対応可能。外部機能との連携のために公開されているAPI(アプリケーションプログラミングインタフェース)の数は、709個にのぼり、ECに携わるあらゆる企業がサービスを利用できる体制が整っています。
また、サイトデザインはHTMLやCSSを利用して編集が行えることから、プログラミングの知識が必要なく、デザイナーのみで作業が完了できるのも大きな魅力。独自のテンプレートも多数用意しているので、独自性の高いサイトデザインを実現できます。
2.常に最新の状態にアップデートされる
エビスマートが年間に行うアップデートの回数は、190回(2016年1月~2017年1月実績値)。これはほぼ2日に1回はアップデートが行われる計算で、サービスが常に最新の状態に保たれていることになります。
EC業界では、ユーザーのニーズやトレンドに合わせて、日々機能をアップデートすることが大切です。例えば、ユーザーが利用したい決済機能が用意されていなければ、せっかくの購入機会を逃してしまうことに繋がるでしょう。
このスピード感ある対応はクラウド型サービスの強みでもあり、エビスマートの特徴の1つです。
3.セキュリティ性の高さとサポート体制
システムが常に最新の状態にアップデートされるということは、それだけセキュリティ上の安全性も高くなるということ。ネットセキュリティとサイバー犯罪は常に「いたちごっこ」の状態にあり、最新のセキュリティ対策を講じておく必要があります。
その点エビスマートでは、頻繁なシステムアップデートと合わせてセキュリティの強化も行えるので、サービスを安心して利用することが可能です。
また、ECコンシェルジュと呼ばれる専任のサポートスタッフが用意されているのも、同サービスの特徴です。専門知識に優れたスタッフが、システムのトラブルや疑問を解決に導いてくれます。円滑なサイト運営を目指す上では、心強い存在と言えるでしょう。
エビスマートの利用料金は?
エビスマートでは、3つの料金プランが用意されており、事業者に最適なプランを選ぶことができます。各プランの詳細を見ていきましょう。
従量課金プラン
【初期費用】:300万~
【月額費用内訳】:基本保守料金+カスタマイズ機能保守費用+オプション利用料金+PV課金費用(変動)
「従量課金プラン」は、サイトのアクセス数によって費用が変動する料金プランです。アクセス数が多ければ費用が多くなりますが、閑散期などはランニングコストを抑えることができ、無駄のないサイト運営が可能となります。クラウドサービスだからできる、柔軟性に富んだ料金プランと呼べるでしょう。
固定料金プラン
【初期費用】:300万~
【月額費用内訳】:基本保守料金+カスタマイズ機能保守費用+オプション利用料金+PV課金費用(固定)
「固定料金プラン」は、毎月の利用料金が定められている料金プランです。毎月決まった金額が費用として発生するため、コストの見積りや予算設計をおこなう際に分かりやすいプランと言えます。
レベニューシェアプラン
【初期費用】:1,000万~
【月額費用内訳】:毎月の売上金額の2.5%~
サイトの売上げに対して一定の料金を支払うのが「レベニューシェアプラン」です。こちらは、毎月の売上げから一定の割合を利用料金として支払うプランで、売上げの増減にあわせて無駄のないコスト調整が行えます。例えば、売上げが少ない月はそれだけサイトの利用料金も下がることになるため、事業者ととっては効率的な運営が可能となるでしょう。
エビスマートの導入事例を紹介
ここからは、エビスマートのサービスを使って構築したECサイトの、導入事例をご紹介します。
アパレル│デサントジャパン
国産の人気スポーツアパレルメーカー「デサントジャパン」。そのゴルフ商品を扱う「デサントゴルフ」の公式オンラインショップは、エビスマートのサービスを利用した導入事例の1つです。
スポーツアパレルは機能性はもちろんデザイン性も重要視されており、オンラインショップもおしゃれで洗練されたイメージを感じさせてくれます。ファーストビューには、デサントとのコラボ企画に取り組む、元サッカー日本代表の中田英寿氏を起用。スポーツ界のトップアイコンを起用したことで、サイトの魅力が一段と高まっています。
自社の魅力を押し出したサイトを設計できるのも、エビスマートの拡張性の高さがあってこそ。オリジナリティあるサイトデザインを手掛けたい事業者には、参考になる事例の1つでしょう。
デジタルコンテンツ│ゼンリン
住宅地図や、パソコン用地図ソフト・カーナビソフトなどを提供する「ゼンリン」。同社のサイトは、BtoCとBtoBのどちらにも対応できる仕様となっており、幅広いユーザーが利用できるサイトとなっています。
とくにBtoB向けにはエビスマートの機能を使ったカスタマイズが施されており、法人登録によりさまざまなサービスを受けることが可能。
商品の検索もキーワード検索で簡単に行えるなど、利便性の高いサイトに仕上がっています。
雑貨│Anker(アンカー)
高品質なモバイルバッテリーの販売で知名度を高めている「Anker(アンカー)」もエビスマートのサービスを利用した導入事例です。
同サイトでは、これまで別途展開していたブランドページを1つに集約。国内で販売する商品をすべてこのサイトから購入できるようにすることで、ユーザーにとって利便性の高いサイトに生まれ変わりました。
また、ブランドページを1つにまとめることは、Anker(アンカー)のブランディングを推し進める意味でも効果が高く、同社の知名度アップに貢献しています。
エビスマートのサービスを導入するにあたり、グループ初のポイント制会員プログラムを導入するなど、新機能の追加にも余念がありません。
食品│クリスピー・クリーム・ドーナツ・ジャパン
食品系の導入事例として挙げられるのが、人気のドーナツ専門店「クリスピー・クリーム・ドーナツ・ジャパン」です。
エビスマートでは、同社が運営する会員向け公式アプリの構築を手掛けており、簡単予約で商品を受け取れる「クイックオーダー」機能などを提供しています。
また、ユーザーが好きなドーナツを組み合わせて購入することができる「アソートセット」や、ドーナツにメッセージや名前を入れることができる「ギフト ダズン セット」も、エビスマートのサービスを利用したサービスの1つです。
>「クリスピー・クリーム・ドーナツ・ジャパン」の公式サイトはこちら
まとめ
今回は、クラウド型のEC構築向けサービス「エビスマート(ebisumart)」について詳しくご紹介しました。
エビスマートは、クラウド型ECサービスとして2年連続シェアNo.1をほこり、拡張性の高さと、常に最新状態を維持するアップデート回数の豊富さが特徴です。また、セキュリティ対策や、専任のオペレーターによるサポート体制も整えられており、スムーズなサイト運営をしっかりサポートしてくれます。
料金プランは「従量課金」「固定料金」「レベニューシェア」の3つのプランが用意されているので、自社に合った最適なプランを選んでみましょう。