無料でネットショップが開設できる「BASE(ベイス)」の特徴をご紹介

EcWork編集部

無料でネットショップが開設できる「BASE(ベイス)」の特徴をご紹介

EcWork編集部

「ネットショップを無料で開設したい!」と検討中の方も多いのではないでしょうか?そんな方におすすめなのが「BASE(ベイス)」です。

BASEは初期費用・月額料金ともに無料で利用することができ、誰でも簡単にネットショップを開設することができます。

今回はBASEのサービス内容や特徴、参考事例について詳しくご紹介していきます。サービスの導入を検討中の方は、ぜひ参考にして下さい。

BASE(ベイス)とは?

BASE(ベイス)は、無料でネットショップを開設することができる、EC構築サービスです。

2012年にサービスをスタートしたBASEが、これまでに手掛けたショップの数は80万店舗。同サービスが運営するアプリのユーザー数は500万を超えるなど、大人気のネットショップ構築サービスとなっています。

サービスの最大の特徴は、無料でネットショップを開設できるということ。個人や小規模でECサイトをオープンしたいユーザーからすれば、実に魅力的なポイントと言えます。誰でも手軽に自分のお店を出店できるという利便性の高さは、BASEが成功を収めた要因の1つでしょう。

アプリやWebメディアを利用した集客も特徴の1つ

BASEでは、自社のサービスを利用して出店したショップが集まる、ショッピングモールアプリも運営しています。アプリからは手軽に商品の検索を行えるため、事業者にとっては集客面で大きなメリットを得ることができます。

また、Webメディアを使った施策もBASEの特徴の1つ。人気のライブコマースを配信できる「BASEライブ」や、ショップや商品の紹介記事を掲載できるWebマガジン「BASE Mag.」など、ECを利用するユーザーにマッチした媒体を利用することで、集客面をしっかり後押ししてくれます。

BASEのサービスの鍵となる3つのポイントとは?

ここからは、BASEの特徴を深掘りするべく、サービスの鍵となる3つのポイントを見ていくことにしましょう。BASEのメリットとも呼べる機能には、どのようなものが含まれているのでしょうか?

ポイント1.無料でネットショップを開設できる

1つ目のポイントは、無料でネットショップを開設できるということ。

一般的にネットショップの構築サービスでは、初期費用や月額料金が発生します。しかしBASEでは、この料金がすべて無料。ネットショップをオープンするためのコストは一切かかりません。必要な費用は、商品を販売した際に発生する手数料のみです。

これは資金面で不安を抱える、個人や小規模の事業者にとってメリットが大きいのはもちろん、ひとまず実験的にネットショップを運営してみたいといったユーザーからのニーズにも対応できます。

誰でも手軽にEC事業をスタートできる点は、BASEの魅力の1つでしょう。

ポイント2.決済や拡張機能が充実している

2つ目のポイントは、決済や拡張機能が充実しているということ。

BASEでは、「BASEかんたん決済」というサービスを利用することができます。こちらは、クレジットカード決済、コンビニ決済・Pay-easy、銀行振込、後払い決済、キャリア決済の5種類の決済方法を利用できるサービスで、ユーザーに幅広い決済方法を提供できます。

決済の選択肢が多いということは、ネットショップの売上アップには欠かせないポイントです。また、個別の決済を1つ1つ導入する手間が省けるという点では、事業者にとっても利便性が高いと言えるでしょう。

加えて、BASEではショップの拡張機能も充実しています。「BASE Apps」と呼ばれるこちらのサービスは、販売や集客、顧客管理といった各種機能をアプリで簡単に追加することが可能。もちろんすべての機能は無料で利用できるので、手軽に運営業務を効率化することができます。

ポイント3.デザインのカスタマイズが可能

3つ目は、サイトデザインのカスタマイズが可能だということ。

無料のネットショップ構築サービスには、サイトデザインはテンプレートのみでカスタマイズはできない、といったサービスもありますが、BASEならその心配はありません。

HTMLによる編集はもちろん、「BASE DESIGN MARKET(ベイスデザインマーケット)」からクリエーターが作成したおしゃれなデザインを購入することもできるなど、自分好みのショップにカスタマイズすることができます。

ネットショップにおいてサイトのデザインは売上を大きく左右するポイントです。カスタマイズ性に優れたBASEなら、この点でも柔軟なショップ運営を可能としてくれるでしょう。

BASEを利用する際の手数料は?

さて、BASEでは初期費用や月額料金はすべて無料とご紹介しましたが、商品が購入された場合は、手数料を支払う必要があります。手数料が発生するのは、次の3つの場面です。

  • BASEかんたん決済手数料
  • サービス利用料
  • 振込申請時の振込手数料、事務手数料

それぞれの手数料について詳しくみていきましょう。

3つの手数料を紹介

BASEかんたん決済手数料

「BASEかんたん決済手数料」とは、BASEかんたん決済を利用した際に発生する手数料です。こちらは注文の合計金額(商品代金+送料)に対して、各注文ごとに3.6%+40円が発生する設定となっています。5種類の決済方法はどれを選んでも手数料は同じです。

【 サービス利用料】

「サービス利用料」は、注文の合計金額(商品代金+送料)の3%に設定されています。初期費用や月額料金が発生しない分、商品が売れた場合に成果報酬を設ける仕組みですね。

【振込申請時の振込手数料、事務手数料】

「振込申請時の振込手数料、事務手数料」は、ショップの売上を引き出すための手数料となります。BASEで販売した商品の売上は、まずBASE側が一括して預かる仕組みとなっています。そのため、事業者が売上を引き出す際は、振込手数料と事務手数料が発生します。振込手数料は一律250円事務手数料は、振込金額が2万円未満の場合に発生し、500円に設定されています。

実際にどれくらいかかる?BASEの手数料をシュミレート

では、実際にBASEの手数料がどれくらいかかるのか、シュミレートを行ってみましょう。まずは商品を販売した際にかかるBASEかんたん決済手数料とサービス手数料を計算します。

例)2,000円の商品を3個販売した場合(送料540円)

まず注文の合計金額は2,000円×3個+送料540円なので、6,540円になります。この場合のBASEかんたん決済手数料は、6,540円×3.6%+40円なので、275円となります。次にサービス手数料を計算してみましょう。こちらは、6,540円×3%で196円です。

BASEかんたん決済手数料とサービス手数料を合計した471円が、この場合の手数料という計算です。6,540円-471円となるので、6,069円が事業者の売上ということになります。

例)10,000円の振り込みを申請した場合

次に、振込手数料と事務手数料についてシュミレートしてみましょう。

この場合では、振込手数料の250円に加えて、金額が2万円未満となるため事務手数料の500円も発生します。10,000円-250円+500円となるため、9,250円が口座に振り込まれる実際の金額となります。

BASEの導入事例をチェック

最後に、BASEのサービスを利用して開設されたネットショップの導入事例を見ていきましょう。

導入事例1:youange(ユアンジュ)

youange(ユアンジュ)

インフルエンサーとして爆発的な人気をほこる、ゆうこす(菅本裕子)がプロデュースしたナチュラルスキンケアブランド「youange(ユアンジュ)」

睡眠不足でも、熟睡したような肌でいたいという女性の願いを叶えるために開発された同ブランドは、開発段階からライブ配信やSNSを通じてユーザーの意見を取り入れるなど、現代型のマーケティング手法で注目を集めています。

こうした有名人が展開するブランドは有料サービスでショップを構築するのが一般的でしたが、youange(ユアンジュ)ではBASEを使ってネットショップを開設。これはBASEの高品質なサービスが証明された事例とも呼べるでしょう。

youange(ユアンジュ)の公式ページはこちら

導入事例2:ソメヤスズキ

ソメヤスズキ

オーガニックコットンの生地を草木染めした、おしゃれな布製品を販売しているのが「ソメヤスズキ」です。すべて手作業で制作される商品は、シンプルで洗練された趣を感じさせてくれます。

BASEを利用して開設されたショップデザインも、同ブランドのコンセプトを表現したすっきりとした仕上がりに。商品の撮影にもこだわりが見られ、一点一点の魅力を存分に引き出すための工夫が伺えます。統一感のあるデザインはブランディング効果を高める意味でも、とても効果的と言えるでしょう。

ソメヤスズキの公式ページはこちら

導入事例3:小西製作所

小西製作所

「小西製作所」は、結婚式のウェルカムボードやウェディングツリー、引き出物のトートバッグなどを販売するオンラインショップです。

商品はすべてハンドメイドで制作されており、遊び心に溢れたイラストデザインで、特別な一日を演出してくれます。

ハンドメイドの商品をネットショップで販売したいという声はよく聞かれますが、BASEはこうしたニーズにぴったりのサービスと言えるでしょう。小規模の法人はもちろん、個人でもショップを簡単に開設できるのはBASEの大きな強みです。

小西製作所の公式ページはこちら

まとめ

今回は、無料のネットショップ開設サービス「BASE(ベイス)」についてご紹介しました。

BASEでは、ショップを開設するための初期費用や月額料金は一切発生しません。商品が販売された際の手数料のみの支払いとなるので、誰でも簡単にネットショップを立ち上げることができます。

サービスには、多彩な決済機能や拡張機能が用意されているので、本格的なショップ運営にもしっかり対応。ビジネスとしてEC運営をスタートしたい人はもちろん、趣味の範疇でネットショップに挑戦したい人にもぴったりのサービスと呼べるでしょう。