D2C特化型のカートシステム「D2Cart」の強みと機能とは?
2021.07.06D2Cartはかっこ株式会社が提供するD2C特化型のカートシステムです。D2Cモデルに欠かせないデータサイエンスと世界観の構築に長けたサービスを展開しており、「売る」と「ブランディング」に両立を実現します。
本記事では、D2Cartの特徴や機能について解説します。
目次
D2Cartとは?
D2Cartとは、かっこ株式会社が2020年12月にリリースしたD2C特化型のカートシステムです。
かっこ株式会社は2011年に創業。データサイエンス事業に強いサービスを展開し、不正検知サービス「O-PLUX」や不正アクセス探知サービス「O-MOTION」などのサービスを通じて、EC分野でも存在感を発揮してきました。
D2Cartは同社がこれまで蓄積してきたノウハウを惜しみなくつぎ込むことで、D2Cモデルを協力に後押し。「売る」と「ブランディング」を両立する画期的なカートサービスに仕上がっています。
D2Cart の特徴は?欠かせないデータサイエンスと世界観の構築を網羅
D2Cartでは、次の3つの特徴を持っています。
- ブランドの維持:ブランドの世界観を大切にして商品を広めたい
- データ分析:誰が商品を買ってくれているのかを分析する
- 広告:ファンになってくれるお客様に商品を知ってもらう
このいずれの特徴にも、これまでかっこ株式会社が蓄積したデジタルサイエンスのノウハウがフルに活用されています。
かっこ株式会社はこれまで不正検知や不正アクセスといった分野でデータサイエンスのノウハウを蓄積してきましが、D2Cartではこのノウハウを「購入に繋がる消費者を見つける」という領域に応用。いわば逆転の発想を持ち込むことで、効率的な集客や購入支援を実現できるカートシステムを構築しました。
また、D2Cでは企業のブランドイメージやストーリーといった「世界観」が重視されます。この領域でもかっこのデータサイエンスのノウハウは力を発揮しており、広告運用やSNS運用、不正対策などを通じてユーザーから愛される・支持させる世界観の構築を実現することができます。
D2Cartの機能
D2Cartには、「売る」と「ブランディング」を両立したD2Cサイトを構築するための5つの機能を備えています。
1.安定のカート機能
D2Cartは、安定的なカート機能を実現するために「ebisumart」「Shopify」といった大手ECシステムとの連携が可能です。具体的には、
- POSシステム連携
- 基幹システム連携
- 決済システム連携
- WMS連携
- ERP連携
といったシステムの連携を通して拡張性のあるサービスを実現。サイト規模やブランドの成長にあわせて柔軟なカート運営を実現できます。
2.最適な広告配信機能
D2Cartでは、カートから得られた売上データをもとに購買者の属性や行動を自動で分析し、最適な広告配信を実現できます。
すでに購入してくれたユーザーと同じ行動・購買を行うと予想される真の優良潜在顧客に広告を配信してくれることで、ピンポイントなアプローチが可能。高い集客効果や売上向上はもちろん、不特定多数へランダムで広告を配信することにブランドのイメージ毀損を最小限に抑え、世界観の構築に繋げることができます。
3.最新の不正防止機能
最新の不正防止機能もD2Cartの機能1つです。
かっこ株式会社はこれまで、ECサイト向けクラウドサービス「O-PLUX」を通じて、20,000サイト以上の不正検知に貢献してきました。D2Cartにはこのサービスで培ってきた独自のアルゴリズムを搭載。
ブランドの世界観の維持のために重要な不正注文や不正転売を防止することで、安心・安全なサービスを利用できるます。
4.データ分析で真の顧客を把握
D2Cartでは、独自の観点からの分析レポートにより、収益性の高い顧客を明らかにしサイトの運営効率を高めることができます。
サイト運営には顧客分析が欠かせませんが、D2Cartはいつも株式会社の高度なデータサイエンスノウハウを活用した、顧客分析機能を搭載。月一度の分析レポートで、戦略立案や商品開発、プロモーション効果の最大化に貢献します。
5.EC運用のための充実したサポート体制
D2Cartを利用したEC運営を支えるサポート体制も充実しています。不正対策やデータ分析、広告運用などより深いサポートが必要な場合は、コンサルティングサービスの提供が可能。
SNS広告スターターパッケージによるSNS広告の運用や、データコンサルティングも利用できます。
まとめ
D2Cブランドが台頭する中、従来のECカートだけでは網羅できなかった領域をカバーすることができるサービスが注目されています。とくに世界観の構築という部分は日本D2Cの課題とされ、D2Cartのような「売る」と「ブランディング」を両立するサービスへの注目は今後ますます高まっていくでしょう。