EC ORANGEの評判は?人気のパッケージ型サービスを紹介

EcWork編集部

EC ORANGEの評判は?人気のパッケージ型サービスを紹介

EcWork編集部

ECサイト構築向けのパッケージ型サービス「EC ORANGE(イーシーオレンジ)」。

多様なビジネスモデルに対応したサービスとして知られており、事業の規模を問わずハイクオリティなサイトを構築できる点が魅力となっています。

今回はEC ORANGEのサービス内容について詳しく解説。サービスの特徴や導入事例から、EC ORANGEの評判を探っていきましょう。

EC ORANGEとは?

「EC ORANGE(イーシーオレンジ)」は、株式会社エスキュービズムが提供するEC構築向けのパッケージ型サービスです。

2006年のサービス開始から着実に成長を続けており、2017年までに960社を超えるサイトの構築を手掛けてきました。これだけの導入実績があるサービスはパッケージ型では少なく、EC ORANGEの人気が伺える指標の1つです。

数多くの事業者から好まれる理由として、多彩なビジネスモデルに対応している点が挙げれれます。EC ORANGEはマルチテナントやBtoB、越境ECなどさまざま構築モデルに対応可能。そのため、事業の規模やジャンルを問わず多くのユーザーにサービスを提供することができます。

売り切り型の料金スタイルを導入

EC ORANGEの料金は「売り切り型」のスタイルを導入しています。ライセンス形式の料金形態が多いパッケージ型のサービスの中で、珍しいスタイルと言えるでしょう。

構築費用は1,000万円~からに設定されており、ライセンス形式と比べると割高です。その分、ランニングコストを抑えることが可能で、店舗数が多くなるマルチサイトなどの場合でも追加のパッケージ料金が発生しません。この点は売り切り型の大きなメリットと言えるでしょう。

初期投資は大きくなるものの、将来的なコストを見積もりやすい点は、事業者にとっては魅力的です。また、多店舗運営を視野に入れているなら、EC ORANGEを導入する価値が一層高まると言えるでしょう。

EC ORANGEの特徴は?サービスを知るための3つポイント

ここからは、EC ORANGEのサービスの特徴をより詳しく解説していきます。サービスを知るための3つのポイントを見ていきましょう。

1.基幹システムが充実している

EC ORANGEの特徴として、基幹システムが充実している点が挙げられます。

ECサイトでは、安定したシステム運営のため、大規模のアクセスやデータ容量に対応できるプラットフォームが必要不可欠です。EC ORANGEでは、月間数十億の売上にも対応できる安定したインフラ環境が整っており、事業規模が大きいサイトでもスムーズな運営が可能です。

また、基本機能も多数搭載されており、フロント・バックヤードともにECサイトの運営に必要な機能がまるごと揃っています。


EC ORANGE 公式HPより

例えば、フロントでは、商品検索やレビュー表示といった購入に繋がるための機能はもちろん、定期購入やお気に入り設定、マイページなどユーザーのロイヤリティ向上に貢献する体制も整っています。バックヤードには、商品管理や決済といった中核システムから、タイムセールやキャンペーン、SEO対策など多彩な施策に対応できる機能が充実。

EC運営に欲しい機能がすべて網羅されていう、と言っても過言ではないでしょう。

2.拡張性が高く外部連携が豊富

拡張性が高く、自由度の高いサイト構築ができる点も、EC ORANGEの特徴です。

EC業界では、最新のトレンドやサービスに対応したサイト運営が求められますが、EC ORANGEはサイトの拡張や機能の追加に柔軟に対応できるます。追加システムの開発においては、コンサルサポートが充実しており、膨大なノウハウや経験から最適なアイデアを提案してくれます。

また、外部との連携機能が豊富に揃っている点も、EC ORANGEの強みと言えるでしょう。ユーザビリティの向上を目指すのであれば、ユーザーのニーズに添った外部機能との連携は必須事項です。EC ORANGEは、決済や物流、マーケティング、Web接客やセキュリティに至るまで、多方面の外部サービスと連携が可能です。

使いたい機能(サービス)がサイトに用意されているのかは、ユーザーが購入を決める大きな判断材料となります。外部連携が整ったEC ORANGEなら、ユーザーに豊富な選択肢を用意することができ、売上に繋がるチャンスをしっかりモノにできるでしょう。

3.多彩なビジネスモデルに対応

EC ORANGEの3つ目の特徴は、多彩なビジネスモデルに対応できるということ。

ECビジネスは近年、モデルの多様化が進んでおり、オンラインの世界に留まらないフレキシブルな運営がトレンドとなっています。EC ORANGEでは、「マルチテナント」「BtoB」「越境EC」「オムニチャネル」といった各種構築モデルに対応可能。事業の目指す理想の形態にぴったりのサイトを構築することができます。

それぞれのビジネスモデルに対応したサービスを提供しているのは、モデルによって目指すべきサイトの方向性が違ってくるから。例えば、越境ECでは、サイトデザインにも各国で好みの違いがあり、日本向けのデザインを採用すると現地ユーザーとミスマッチが生まれてしまいます。また、オムニチャネルを展開するなら、ネットショップ情報だけでなく、実店舗との連携を主眼に置いた構築が必要となってくるでしょう。

このように、各ビジネスモデルに寄り添ったサービスを提供することが、サイト運営を成功に導いてくれます。EC ORANGEならモデル横断的なノウハウも有していることから、サイト運営の「最適解」を提供してくれるでしょう。

EC ORANGEの導入事例をチェック

それでは、実際にEC ORANGEのサービスを使った導入事例を見ていきましょう。事例はビジネスモデルごとに掲載しているので、自社サービスの目的に合わせてチェックしてみましょう。

【マルチテナント】株式会社日本能率協会マネジメントセンター

JMAMeショップ

ビジネス手帳のNOLTYに代表される手帳製品を販売している「株式会社日本能率協会マネジメントセンター」。同社は、手帳の販売以外にも通信教育や書籍の販売を手掛けています。

それまで1つのサイトですべての商品を販売していましたが、手帳販売が売上の70%を超えることから、EC ORANGEのサービスを利用してマルチテナントを導入。これにより、主力商品の手帳のブランディングを高まるだけでなく、これまで埋もれがちだった通信教育や書籍販売にもしっかり注力できる体制が整いました。

ECサイトでは、主力商品だけを取り扱うブランドサイトの構築が増えており、マルチテナントの重要性は年々高まっています。EC ORANGEなら売り切り型の料金設定になっているので、複数のサイトを運営する際のランニングコストを大幅に抑制することもできるでしょう。

株式会社日本能率協会マネジメントセンターの公式ページはこちら

【BtoB】株式会社ムトウユニパック

ムトウユニパック

封筒やカードなど紙媒体の商品を手掛ける「株式会社ムトウユニパック」は、自社サイトのリニューアルにあわせてEC ORANGEのサービスを導入しました。

それまで物販ECを主流に取り組んでいましたが、トレンドに合わせて自社サイトでの注文システムを導入。これにより、サイト内で注文が完結する「印刷加工注文」が可能となり、新たな販路の拡大に成功しています。

ムトウユニパックではリニューアルにあわせて、BtoBだけでなくBtoCも視野に入れたサイト構築を意識。中でも、SNSで運用をスタートした「封筒女子部」は、あえてアナログな紙媒体を選びたいという若いユーザーから反響を得るなど、SNSマーケティングの成功事例の1つとも言えます。

BtoB型のビジネスは、既存の概念や業界の慣例によりアイデアが固定化してしまいがちですが、そこに新しい風を吹き込んだ点は大きな意味を持ってくるでしょう。他業種のサイト構築を手掛けてきたEC ORANGEのノウハウも、ここに生かされいます。

株式会社ムトウユニパックの公式サイトはこちら

【越境EC】H.I.S(エイチ・アイ・エス)

TOOKTRIP

国内だけでなく、海外向けの旅行サービスも幅広く扱っている「H.I.S(エイチ・アイ・エス)」。そのH.I.Sがタイの旅行ECサイトとして構築したのが、「TOOKTRIP」です。

特徴は、現地タイのユーザーをターゲットにした越境ECであるということ。サイトは現地で利用されるタイ語と英語に対応している点はもちろん、決済ではタイバーツ(タイの通貨)にも対応するなど、タイ人向けのサイト構築が意識されています。

決済方法にはEC ORANGEの外部連携機能を活かして、多彩な手法を用意。シンプルで見やすいサイトデザインと、利便性に優れたフロント機能も特徴の1つでしょう。

TOOKTRIPの公式ページはこちら

【オムニチャネル】株式会社ファミリア

ファミリア

EC ORANGEのオムニチャネル事例として挙げられるのが「株式会社ファミリア」です。

ファミリアは、創業69年(2019年現在)をほこる老舗のベビー子ども服メーカー。実店舗を拠点に、早くからカタログ通販やネット通販にも乗り出すなど、新しいビジネスモデルを取り入れることで確かな支持を集めてきました。

ファミリアではこうした固定ファンが実店舗に頻繁に足を運んでくれる点に着目。2016年にEC ORANGEのサービスを利用してオムニチャネル化への取り組みをスタートさせ、現在は売上の20%がオムニチャネルサービスからの流入になるなど、大きな成功を収めています(売上は代官山店のデータ)。

株式会社ファミリアの公式ページはこちら

まとめ

今回は、パッケージ型のEC構築サービス「EC ORANGE(イーシーオレンジ)」のサービスをご紹介しました。

EC ORANGEは2006年のサービススタートから着実に成長を続けており、事業の大小を問わず豊富なECサイトの構築実績を残しています。これまで手掛けたサイトは960社を超えるなど、ノウハウの蓄積が進んでいる点も魅力でしょう。

サービスの特徴としては、基本システムが充実しており、ECサイトの運営に関する機能がまるごと揃っている点が挙げられます。また、拡張性の高さや、外部との連携機能が充実しているため、自由度の高いサイト設計が可能です。

多彩なビジネスモデルに対応している点も同サービスの強みで、「マルチテナント」「BtoB」「越境EC」「オムニチャネル」など自社の目指すビジネスモデルごとに最適解を提供してくるでしょう。