【一挙紹介】ECサイトの費用を最小化するためのツールまとめ

EcWork編集部

費用を最小化して利益率のアップを目指すのは、どの事業にも共通する成長戦略といえます。中でもECサイトは、デジタル技術を導入しやすい業態なため、各種ツールを用いることでコストカットを実現することが可能です。

そこで今回は、ECサイトの費用を最小化するためのツールを一挙にご紹介します。

ECサイトでは費用の最小化が不可欠

EC事業は、サイトの売上が注目されがちです。たしかに、ECはコンバージョンが最大の目的。商品が売れなければ、ビジネスとして成り立たなくなります。

しかし、ビジネスとして中長期的な成長を目指すのであれば、いかに費用を最小化し利益率を高めていけるかが問われてきます。このバランスが崩れてしまうと、どれだけ売上を稼いでも、事業を拡大することができず苦しいサイクルから脱することはできないでしょう。

事業者は売上の最大化だけでなく、費用の最小化にも注力することが大切です。

ツールを活用することでコストダウンと効率化を実現

そこで注目したいのが、EC向けの各種支援ツールです。

ECでは顧客データの管理や対応、物流管理やアクセス解析などさまざまな業務が発生します。1人ひとりの顧客ごとに一連の業務が発生するため、対応する事業者の負担は大きくなります。また、その分コストの無駄や費用も増えるため、費用の最小化を目指すには業務の効率化が必要となります。

EC向けの支援ツールは、こうした業務を独自のツールを使って自動化・効率化することが可能。生産性を高め、作業負担を軽減することができるため、結果として大幅なコストダウンを実現することができます。

加えて、ECはネット上をフィールドとしているため、デジタル技術が導入しやすい業態です。これは、支援ツールを導入しやすい環境と言い換えることができ、ECのメリットの1つといえるでしょう。

【業務別】費用を最小化するEC向け支援ツール

EC向けの支援ツールは業務ごとにさまざまなサービスが提供されています。ここでは、各業務別のツールの特徴をご紹介していきます。

1.データ管理

1つ目は、データ管理向けのツールです。

EC向けのデータ管理ツールとは、サイト上のデータ管理に関する業務を一元的に管理するツールのことをいいます。

ECではネット上でやり取りを行うため、扱うデータの量が膨大です。在庫管理や商品管理、受注管理や顧客管理などタスクごとに数多くのデータを管理するため、作業負担も大きくなります。1つ1つのデータを手作業で管理していては、いくら時間があっても足りず、費用も膨らむばかりでしょう。

データ管理ツールは、システム上で各種データを自動で管理することが可能。作業ミスや業務負担を軽減できるため、費用の最小化に貢献してくれます。

おすすめのデータ管理ツール

  • クロスモール
  • ネクストエンジン
  • Robotシリーズ

クロスモール(CROSS MALL)は、株式会社アイルが提供するEC向けのデータ管理システムです。サイトの運営で発生する、商品登録・在庫管理・受注管理・発注・仕入れといった各種データ管理を、システムで一元化することが可能。ASP型で導入しやすい点もメリットです。

ネクストエンジンは、Hamee株式会社が運営するデータ管理ツール。ECの業務やデータ管理を一気通貫で自動化・効率化することが可能で、費用の最小化を実現することができます。運営元のHameeが自社でECを運営していることから、EC事業のノウハウに強い点も特徴でしょう。

Hunglead(ハングリード)株式会社が運営するRobot(ロボット)シリーズも、人気のデータ管理ツールです。在庫管理システム「zaiko Robot(ザイコロボ)」、商品管理システム「item Robot(アイテムロボ)」、受注・顧客管理システム「Robot-in(ロボットイン)」の3つのサービスで構成されており、事業者のニーズにあわせて個別にツールを導入することができます。

2.顧客対応

2つ目が、顧客対応向けのツールです。

ECサイトの業務の中で、顧客対応は作業負担がとくに多い業務の1つです。ECは扱う商品や店舗の規模に制限がありません。在庫を管理する物理的なスペースさえあれば、無限に規模を拡大することができます。

一方で、扱う商品が多くなれば対応する顧客の数も多くなります。規模を拡大すればするほど、対応する案件は多くなり、作業負担が膨らんでいく(=費用もかさむ)ジレンマを抱えています。

顧客対応向けツールでは、ECの顧客対応を自動化・効率化することが可能です。例えば、注文メールへの自動返信や、ツール上で対応履歴を共有できるといった機能を用いることで、業務を効率化して負担を軽減してくれます。最適化による費用の軽減はもちろん、顧客対応の品質向上にも繋がるため、顧客満足度を高めることができるでしょう。

おすすめの顧客対応ツール

  • メールディーラー

EC向けの顧客対応ツールの中でもとくにおすすめなのがメールディーラー(Mail Dealer)でしょう。同ツールは株式会社ラクスが提供する、事業者向けのメールシステムで、システム上でメール業務を一元的に管理することで、作業負担を軽減し、費用の最小化を実現してくれます。

3.物流

3つ目は、物流支援ツールです。

ECにおける物流は、「商品の注文を受けてからお客様に配送するまで」の一連の流れをいいます。具体的には、入庫管理や出庫管理、在庫管理からピッキング・梱包、出荷、配送まで実に多くの業務が含まれています。

どうしても手作業による業務が含まれるため、負担や費用の増加が課題となりがちな分野といえます。

物流支援ツールは、こうした物流に関する業務をオートメーション化して費用の最小化を実現してくれるサービスのこと。可能な分野をシステムで一括管理し、人が介する箇所を減らすことで、コストの削減に繋げることができます。近年ビジネストレンドとして注目されるDXをイメージすると分かりやすいでしょう。

おすすめの物流支援ツール

  • スクロール360(サンロクマル)
  • ロジザードZERO
  • オープンロジ
  • FBA(フィルメント by Amazon )

スクロール360は、株式会社スクロール360が運営する物流代行支援サービス。ECのフルフィルメント業務をサービス内ですべてカバーできる点が特徴で、創業から30年以上EC物流に携わる信頼感も魅力的です。

株式会社ロジザードが運営するクラウド型のWMSサービスがロジザードZEROです。WMSとは日本語では倉庫在庫システムのことで、ECの在庫管理や検品業務といった倉庫での業務をシステム化し、作業を最適化することができます。

オープンロジも、人気の物流支援ツールです。最大の特徴は、ECの物流業務をすべてオンラインで完結できること。事業者は物流業務をすべてアウトソーシングすることができ、その他の業務に集中することが可能です。

ネットショップの王者Amazonが提供するサービスがFBA(フィルメント by Amazon )です。自社倉庫での商品の保管や管理、注文処理、配送、返品に関するカスタマーサービスにいたるまでをすべてAmazonに外注することが可能。サービスは24時間365日、商品の出荷に対応可能で事業の無駄を徹底的に省くことが可能です。

4.アクセス解析

4つ目は、アクセス解析ツールです。

アクセス解析とは、Webサイトを訪れたユーザーの行動や属性を分析することをいいます。「いつ・どこから・だれが・どれくらい」といったユーザーのデータを収集・分析することが可能。

アクセス解析ツールを使えば、ユーザーの行動や心理を的確に把握することで、事業の効率化を目指し売上アップや費用の最小化に繋げることができます。

年々多様化するユーザーニーズを掴み、円滑なPDCAサイクルを回すためには欠かせないツールと呼べるでしょう。

おすすめのアクセス解析ツール

  • Googleアナリティクス.
  • Adobe Analytics(アドビアナリティクス)
  • Juicer(ジューサー)

アクセス解析ツールといえば、Googleアナリティクス(GA)が鉄板でしょう。無料で高精度のアクセス解析を実行することができ、「ECサイトを構築したらまずGAを導入する」と言われるほど、高い信頼と認知度をほこっています。

Adobe Analyticsは有料のアクセス解析ツール。GAにも勝るとも劣らない解析精度をほこる上、カスタマイズ性が高いという特徴があります。また、Googleでは収集したデータを他のサービスに活用(個人情報は除く)する可能性がありますが、Adobe Analyticsは完全な独立性を保てるので高いセキュリティを実現できます。

Juicerも人気のアクセス解析ツールです。視認性の高いプラットフォームを採用しており、ペルソナ分析では視覚的にユーザーの行動や心理を把握することができます。無料で基本機能を利用できる点もメリットでしょう。

まとめ

今回は、ECサイトの費用を最小化するためのツールについてご紹介しました。

ECでは売上の拡大にばかり注目しがちですが、事業を安定させ成長させるには費用を抑え利益率を高めることが重要です。とくに各種支援ツールを導入し事業効率を高めるアプローチは、費用の最小化には効果的でしょう。本記事ではおすすめの支援ツールもご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。