EC-CUBE(イーシーキューブ)とは?国内No.1サービスの特徴を解説

EcWork編集部

「EC-CUBE(イーシーキューブ)」は、ECサイト構築向けのオープンソース型サービスです。オープンソース型としては国内でも高い実績と知名度をほこり、「国内No.1サービス」の呼び声も聞かれるほど。

そこで今回は、大注目のEC-CUBEのサービスについて詳しく解説していきます。サービスの特徴や実績などを確認していきましょう。

EC-CUBE(イーシーキューブ)とは?

EC-CUBE(イーシーキューブ)とは、国内企業の株式会社ロックオンがスタートした、ECサイト構築向けのオープンソース型サービスです。サービス提供は2006年に開始され、これまで35,000店舗以上のネットショップを手掛けてきました。

サービスのダウンロード数は180万DLを突破。流通総額も2,000億円に到達するなど、国内でも屈指の実績を残しています。確かな実績と高い信頼性から、国内NO.1サービスとの呼び声も聞かれるなど、いまもっとも注目すべきオープンソース型サービスの1つです。

2019年2月には、新たにクラウド版のサービスもリリース。より手軽にネットショップの構築ができるとあって、多くの反響を集めています。今後のさらなる躍進からも目が離せません。

EC-CUBEのサービス3つの特徴とは?

それでは、EC-CUBEについてさらに深掘りしていきましょう。ここからは特筆すべきサービスの特徴を3つご紹介します。

1.本格的ECサイトを無料で構築できる

EC-CUBEのサービスの特徴は、オープンソース型ならではの「無料サービス」ということ。

オープンソース型とは、サービスの設計図となる「ソースコード」を無料で公開する仕組みで、誰でも自由にサービスを利用することができます。EC-CUBEでもこのオープンソース型でのサービス提供を行っており、ECサイトを無料で構築することが可能です。

ゼロからサイトを構築するとなると、コストだけでなく高い専門性も必要となることから、事業者の負担が大きくなります。しかし、EC-CUBEのサービスを利用すれば、コストを抑えるだけでなく、一定のノウハウを有している方なら誰でもネットショップを構築できます。

本格的なECサイトを無料で構築できる点は、EC-CUBEの最大の特徴でしょう。

2.機能面の充実度が高くカスタマイズにも対応

2つ目の特徴は、機能面での充実度が高いということ。

EC-CUBEではサービスの標準機能として、カートシステムや各種決済対応、デザインテンプレートといったフロント・管理機能を搭載。バリエーションを見れば、ECサイトに必要な機能がほぼすべて揃っていると言えるでしょう。

機能数が多いということは、それだけ展開できるサービスが多くなり、サイトのユーザービリティも高まるということ。また、事業者のイメージに限りなく近いデザインでサイトを構築できる点も大きな魅力と言えます。

EC-CUBEでは、800種類以上のプラグインが用意されており、オプションとして機能の追加も可能。標準サービスで対応していない部分は、サイト内のストアからオプション機能を購入することができるので、手軽にサイトを拡充できます。

このカスタマイズ性に優れた点もEC-CUBEの特徴です。

3.幅広いパートナーネットワークを構築

EC-CUBEでは、自社のサービスを利用して、EC関連の各種事業者と連携することができるパートナーネットワークが構築されています。

ECサイトの製作や、セキュリティ、物流・在庫管理といった専門の事業者と連携することで、ビジネスの成長をしっかり後押し。売上アップはもちろん、生産性の向上や事業の多角化、独創的なアイデアの実現など、さまざまなシーンで力を発揮してくれるでしょう。

EC-CUBEでは、公式サイトから制作会社を検索することもできるため、信頼できるパートナー選びや、サービスの機能性を熟知した事業者を選ぶことが可能です。

クラウド版EC-CUBE「ec-cube.co」の違いは?

冒頭でもご紹介しましたが、EC-CUBEでは2019年2月にクラウド版のサービスとして、共創型クラウドECプラットフォーム「ec-cube.co」をリリースしました。

こちらは従来までのオープンソース型のEC-CUBEのサービスを、クラウド版として提供したものです。ではec-cube.coは、オープンソース型と比べどのような違いがあるのでしょうか?

サーバーの設定やインストールが不要なSaaS型サービス

オープンソース型のサービスは、自由度の高いサイト構築が強みですが、サーバーの設定やインストールといった作業が必要でした。高度な専門知識は必要ないものの、一定のノウハウが必要とあって、この点がユーザー側のネックとなることも少なくありませんでした。

クラウド版のec-cube.coは、こうした設定作業やインストールが不要。バージョンアップやシステムの保守、メンテナンスもサービス側が自動で行うため、より手軽にECサイトの構築が可能です。

サイトのセキュリティやメンテナンスにかかる維持費を抑えられるので、ランニングコストの抑制も実現。また、事業者の作業負担も大きく軽減することができます。

こうした特徴からec-cube.coは、従来のEC-CUBEのSaaS型(イ ンターネットを通じてソフトウェアを利用する )サービスと呼ぶことができそうです。

機能も充実しオープンソース版への移行も可能

ec-cube.coの 気になる機能性は、従来までのオープンソース型とほぼ同じサービスを利用することが可能です。

SaaS型のサービスはソースコードを変更できないため、カスタマイズ性に乏しい点がデメリットに挙げられます。しかしec-cube.coでは、本家EC-CUBEのデザインテンプレートをすべて利用することで、その欠点をカバー。今後も順次、カスタマイズ性能を向上させていくことも発表されています。

また、クラウド版からオープンソース型への移行も可能。例えば、事業の拡大にあわせてECサイトをリニューアルする場合や、より多彩な機能を追加したいという方でも安心してサービスを利用できます。

今後は、サイトの構築時はクラウド版を利用して、事業が軌道に乗ってからオープンソース型へ移行するという展開も描くことができるでしょう。サイト構築だけでなく、事業展開においても自由度の高さを提供したという意味では、EC-CUBEの魅力がさらに追加されてと言えそうですね。

EC-CUBEの導入事例をご紹介

ここからは、EC-CUBEのサービスを使ったサイトの、導入事例をご紹介していきます。

【導入事例】化粧品 │YOSEIDO

まずご紹介するのは、化粧品ブランド「YOSEIDO」のECサイトです。

2018年11月に、北欧の天然白樺を使ったスキンケア商品をリリースしたばかりのYOSEIDO。水を一切使わないナチュラル志向が魅力とあって、サイトデザインも白を基調とした透明感ある仕上がりとなっています。

サイトの構築にはEC-CUBEの最新バージョン4.0を使用。コード入力によるクーポン機能の搭載や、キャンペーン時に利用できるラッピング機能といったカスタマイズを施すなど、機能面でのオリジナリティにもこだわっています。

YOSEIDOの公式サイトはこちら

【導入事例】食品 │京つけものニシダや

食品系ECの「京つけものニシダや」もEC-CUBEの4.0を使用してします。

ニシダやは、昭和11年に創業された老舗の漬物店。伝統ある商品を実店舗だけでなく、全国のユーザーに届けるためにECサイトを構築しました。

ポイントは、長い伝統をしっかりと感じさせる、落ち着きのあるデザイン。無駄な部分を極力ページデザインから取り除き、シンプルかつ重みのあるサイトに仕上がっています。新規ユーザーだけでなく、馴染みあるリピートユーザーへの配慮も感じさせてくれるECサイトです。

京つけものニシダやの公式サイトはこちら

【導入事例】楽器 │Otolier(オトリエ)

次にご紹介する導入事例は、楽器通販・価格比較のECサイト「Otolier-オトリエ」

Otolierは自社サイトでの楽器通販だけでなく、他社サイトとの価格比較ができる点が大きな魅力となっています。

価格比較は外部モールからデータを取得していますが、EC-CUBE4.0ではカテゴリや商品数が多くても、サイトの表示スピードが落ちないよう旧ver.から改善済み。取得データが多くなっても、サイトの魅力を損なうことがありません。

EC-CUBEのサービスの強みと、自社サイトの魅力を上手く掛け合わせた効果的な事例と呼べるでしょう。

「Otolier-オトリエ」の公式サイトはこちら

【導入事例】眼鏡・サングラス│グラスマニア

「グラスマニア(GLASS MANIA)」は、東京の青山に店舗を構えるアイウェアブランドです。

グラスマニアのECサイトでは、有名サングラスブランドなどを多数取り扱い。商品ページごとに10枚以上の画像を用意するなど、現物を確認できないECショッピングのウイークポイントをしっかり押さえています。

また、サイトで使用する写真にもしっかりこだわっており、商品の魅力を存分に引き出すことにも成功。画像の数や写真の容量が大きくなると、サイトの表示スピードに影響しますが、その点はEC-CUBE4.0の強みが活かされているポイントでしょう。

グラスマニアの公式サイトはこちら

まとめ

今回はオープンソース型のEC構築向けのサービス、「EC-CUBE」をご紹介しました。

EC-CUBEは、2019年2月現在で35,000店舗のサイトを手掛ける、国内屈指のオープンソース型サービスです。導入実績もさることながら、機能性やサービスへの評価も高く、ユーザーからの信頼も集めています。

直近ではクラウド版のEC-CUBEとなる「ec-cube.co」もリリースするなど、SaaS型のサービスにも対応。ECサイトを構築したいユーザーにとって新たな選択肢を提供するなど、サービスの魅力が一段と高まっています。

本記事では、EC-CUBEの特徴や導入事例を詳しくご紹介しています。サービスの特徴や事例を詳細に解説していますので、ぜひチェックしてみてください。