ECのデータ管理を一元化できるクロスモール(CROSS MALL)の特徴は?料金・機能も解説
2020.07.21ネットショップの規模が拡大するにつれ、事業者が取り組まなければならない業務は増えていきます。とくに複数の店舗を出店すると、在庫管理・商品登録・受注管理といった業務は膨大な数に…業務の負担を減らし、いかに効率化を目指すのかが事業者の課題といえます。
この課題を解決するのがクロスモール(CROSS MALL)です。今回は、ネットショップの業務を一元管理できるASPサービス、クロスモールの特徴や機能、料金形態について解説します。
目次
クロスモール(CROSS MALL)とは?
クロスモール(CROSS MALL)とは、株式会社アイルが提供するネットショップ向けのデータ管理サービスです。
クロスモールでは、商品登録・在庫管理・受注管理・発注・仕入れといった、ネットショップの運営に欠かせないバックヤード業務を一元的に管理することが可能。サービスはASPソフトとして提供されているので、導入の手間やコストも少なく、常に最新のバージョンを利用して業務を実行することができます。
クロスモールの特徴は?
- 複数の店舗のデータを一元的に管理
- 業務の効率化が図れる
- ASPでのサービス提供
- 場所や拠点を選ばない
- 高度なセキュリティを構築
クロスモールの最大の特徴は、複数の店舗情報をサービス1つで一元的に管理できること。
例えば、自社EC以外にも複数のモールに店舗を出店している場合でも、商品の登録や在庫管理、受注管理といった業務をクロスモールのシステムだけでまとめて管理することができます。すべての店舗情報を共有し一元的に管理できることから、業務のロスが少なく、ユーザーの声やデータも素早く共有できます。事業を効率化を目指すにはうってつけです。
また、ASPソフトを採用していることから、場所や拠点を選ばずいつでもどこでもサービスを利用することが可能。
高度なセキュリティ体制を構築している点も、クロスモールの特徴の1つでしょう。
クロスモールの機能一覧
では、クロスモールで実際に利用できる機能の一覧をみていきましょう。
1.在庫管理
1つ目は、在庫管理機能です。
これまで店舗ごとに管理していた在庫データを、クロスモール上でまとめて管理することが可能。在庫の欠品や抱え過ぎといったリスクをなくし、適切な在庫管理が可能となります。ひと目で現在の在庫状況を把握できるのはもちろん、自動振分けにも対応しています。
【在庫管理の機能一覧】
在庫管理 | 在庫自動更新 |
在庫数振分け | 在庫割れ・発注点割れ確認 |
在庫確保 |
2.商品登録
2つ目は、商品登録機能です。
これまで商品登録を店舗ごとに実行する必要がありましたが、クロスモールを導入すれば1度の登録作業で全店にデータを共有することが可能。手間と時間を短縮し、登録忘れといったリスクを減らすことができます。商品ページの複製や、一括編集もできるなど、事業者の作業効率化をより一層後押ししてくれます。
【商品登録の機能一覧】
商品登録 | 商品一括登録 |
商品ページ複製 | 商品ページ一括編集 |
3.商品複製
3つ目は、商品複製機能です。
これまでは難しかった店舗をまたいでの商品の複製や登録を簡単に実行することが可能。編集作業を減らすことで、負担軽減を実現します。
【商品複製の機能一覧】
複製項目の自由設定 | 商品複製時の置換 |
4.受注管理
4つ目は、受注管理機能です。
ネットショップでは、注文ごとにステータスの管理や納品書・送り状の発行、メールの送信など受注管理が欠かせません。複数の店舗を運営している場合、この受注管理を店舗ごとに個別対応する必要がありましたが、クロスモールを採用すれば業務をすべて一括で管理可能。
伝票やメールの送信等もすべてまとめて管理できるので、ミスを減らし業務効率を高めることができます。
【受注管理の機能一覧】
注文ステータス管理 | メール一括送信 | 伝票一括発行 |
5.受注処理自動化
5つ目は、受注処理の自動化機能です。
受注処理の際に発生する各種業務の中には、ルーチン的にこなすことができるものも含まれています。そうした受注を条件別に判別し、自動的に処理してくれるのが受注処理自動化機能です。
事業者は個別に対応しなければならない注文にのみ対応することができるため、これまでより業務時間を短縮でき、効率化を図ることができるでしょう。
【受注処理自動化機能】
ステータスの自動振分け | 注文情報の自動処理 | シュミレーション機能 |
6.発注・仕入れ管理
6つ目は、発注・仕入れ管理機能です。
発注を正確に管理でき、仕入れ先別の発注データも作成可能。仕入れ表と発注データを素早く確認できます。また、事前の設定によって発注候補を自動で抽出しデータ化することもできます。
【発注・仕入れ管理の機能一覧】
発注候補データの自動作成 | 仕入先別の発注書発行 |
発注残管理 | 在庫数反映時の選択 |
発注・仕入データ二重チェック |
7.セット品管理
7つ目がセット品管理機能です。
ネットショップでは、商品をセットで販売することも少なくありません。従来までは、通常販売品とセット品をそれぞれ個別に管理していたことから、在庫の把握や仕入れの手間などがかかっていました。クロスモールなら通常販売の在庫とセット販売の在庫を連携して管理することが可能。セット品の在庫管理が簡単に実現できます。
【セット品管理の機能一覧】
セット品在庫自動更新 | セット品登録 |
8.注文分析
8つ目は注文分析機能です。
ネットショップの売上や集客を増やすなら、注文分析は欠かすことができません。クロスモールなら、店舗別の分析作業はもちろん、全店舗を集計した分析も実行することができます。多角的な視点で分析をおこなえるため、マーケティング戦略の幅が広がり、より効果的な施策を投入できるでしょう。
【注文分析の機能一覧】
店舗別・商品別・カテゴリ別 | 週推移・期間対比 | ベスト・ワースト、滞留在庫 |
9.実店舗・卸との連動
最後は、実店舗・卸との連動機能です。
クロスモールのシステムを実店舗のPOSシステムと連携させることで、データを一元管理することが可能。オムニチャネルやO2Oを目指す事業者にとって魅力的な機能です。
【実店舗卸との連動の機能一覧】
実店舗対応(POS連携) | 出荷検品 | 卸対応 |
ネットショップと実店舗の連動 | 「アラジンオフィス」との連動 |
クロスモールの料金プランは?
では、クロスモールを実際に導入する際の料金プランはどうなっているのでしょうか?
初期費用無料で月額5,000円から
クロスモールの料金は、初期費用が無料で月額料金制のプランを採用しています。
月額料金は商品点数により5つのプランに分かれています。詳細は下記の一覧の通りです。
プラン | スーパーライト | プラン1000 | プラン3000 | プラン5000 | プラン15000 |
月額料金 | 5,000円 ×サイト数 (3サイトまで) | 9,000円 ×サイト数 | 14,000円 ×サイト数 | 18,000円 ×サイト数 | 23,000円 ×サイト数 |
商品点数 | 1000点まで (注文数は500) | 1,000点まで | 3,000点まで | 5,000点まで | 15,000点まで |
ポイントは、サイト数に応じて金額が変化すること。例えば、3店舗を運営している事業者がプラン3000を利用する場合、14,000円×3店舗=42,000円という計算になります。
まとめ
今回は、ネットショップの業務を一元管理できるASPサービス「クロスモール(CROSSMALL)」の特徴や機能、料金プランについてご紹介しました。
クロスモールは、ネットショップの運営に欠かせない商品登録・在庫管理・受注管理・発注・仕入れといったバックヤードに関するデータ管理を、これ1つで利用することができます。業務の効率化を図り事業者の作業負担を軽減することで、ネットショップの運営をさらに加速させることができるでしょう。
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