無料のユーザー分析DMP「Juicer(ジューサー)」はなぜこれほど人気なのか?

EcWork編集部

「Juicer(ジューサー)」は、Webサイトのアクセス解析を無料で実現できるユーザー分析DMPです。

サイトを訪れたユーザーの行動履歴や属性データを元に自動でペルソナ化を実行。A/Bテストの実行や、各種マーケティング施策を導入することで見込み客を獲得しサイトのパフォーマンスを改善することができます。

今回は、無料のアクセス解析サービス「Juicer」の特徴や機能、利用料金について詳しく解説します。

Juicer(ジューサー)とは?

juicer

Juicer(ジューサー)は、ログリー株式会社が提供する無料の「ユーザー分析DMP」です。

DMPとはデータマネジメントプラットフォームの略で、Webサイト上のデータを収集・蓄積・管理し、サイトのパフォーマンスの分析や施策の検討に活用するための仕組みをいいます。

ECを始めとしたWebサイトでは、DMPを利用してサイトの改善や施策の検討、集客等に役立てますが、Juicerは無料で高精度のデータ解析を行えるサービスとして、高い人気を集めています。

これまでにサービスを導入したサイトは30,000件以上。パフォーマンスの改善率も78.1%と、無料のプラットフォームとは思えない実績を残しています。

Juicerの公式サイトはこちら

ユーザーの顔が見せるプラットフォーム

Juicerの最大の特徴は、サイトを訪れたユーザーの「顔」が見えるプラットフォームだということ。

juicer ペルソナ

Juicerでは、サイト訪問者1人ひとりの属性や行動履歴といったデータを詳細に分析。ユーザーの興味・関心や欲求を掘り起こし、正確なペルソナを作り上げることができます。

Webサイトの運営者は、サイトを訪れたユーザーの顔をデータを通じてのみ把握することになります。しかし、膨大なデータを細かく分析して、正確なペルソナ像を作り上げることは至難の業です。

その点Juicerなら、プラットフォーム内で自動でペルソナを生成。年齢、性別、家族構成、職業といったパーソナルデータはもちろん、情報感度、お金の使い方、日々の生活で重要視する要素といったより人間味のある推定像を把握することができるため、マーケティング施策を最適化することができます。

まさに、ユーザーの「顔」が見えるプラットフォームと呼べるでしょう。

Juicerの主要機能9つをご紹介

では、Juicerではどのような機能を利用することができるのでしょうか?ここでは、主要な9つの機能をご紹介します。

1.ペルソナ分析

ペルソナ分析

ペルソナ分析では、自社のサイトを訪れたユーザーの行動履歴を元に自動でペルソナを設計することができます。

250万人を超えるモニターデータを元に正確なペルソナ像を推定。サイト分析や顧客理解、マーケティング施策の検討や改善など、幅広い用途に活用することができます。

Juicerのペルソナ分析の特徴の1つが、分析結果をグラフティカルに表示してくれるということ。ペルソナをイメージしやすい人物画像や各種グラフを用いることでユーザーの像を視覚的にイメージすることが可能です。

アクセス解析ではデータの結果だけが表示され、数字の羅列を眺めるだけで満足してしまうことがありまが、Juicerなら直感的に情報を把握できるため顧客理解をより深めることができるでしょう。

2.NPS(ネット・パフォーマンス・スコア)

NPS

NPS(ネット・パフォーマンス・スコア)とは、顧客ロイヤリティを測るための分析機能をいいます。

サイトを訪れたユーザーに対して簡単な回答フォームを用意。例えば、「〇〇を友人や同僚に薦める可能性は、どのくらいありますか?」といった設問をサイトで表示し、0~10点で評価してもらいます。このデータを元に、ユーザーのロイヤリティを測定し、「推奨者・中立者・批判者」の3タイプにセグメント分けし、自社サイトの評価を測ることができます。

設問内容はカスタマイズすることができ、回答は自動で蓄積される仕組み。ユーザーのリアルな声を元にしたサイト運営を実現できます。

3.A/Bテスト

ABテスト

Juicerでは、A/Bテストを実行することができます。

A/Bテストとは、施策を投入する際に複数のパターンを用意し、それぞれの成果をテストする手法のこと。ECサイトでもバナーの位置や広告パターンなどを変更してテストを実行するのが一般的ですが、Juicerならプラットフォーム上で施策の設定や効果測定を行うことが可能です。

簡単にテストを実行できる上、どの施策がコンバージョンに繋がったのか一目で把握できることからサイトの最適化に効果を発揮してくれるでしょう。

4.BtoB分析

BtoB分析

BtoB向けのサービスを提供している事業者におすすめなのが、BtoB分析機能です。

アクセス元のIPアドレスを元に、どの企業からアクセスがあったのかを把握することが可能。また、どの程度のアクセス数か、頻度はどれくらいか、といった情報を元に優良見込み顧客をピックアップすることができるため、マーケティング活動に役立てることができます。

5.リードスコアリング

リードスコアリング

リードスコアリング機能では、サイトを訪問した見込み顧客を5つのステージに自動でスコアリング。コンバージョンに至りそうなユーザーをピックアップして、マーケティング施策に役立てることができます。

具体的には、一ヵ月以内にコンバージョンに至りそうなユーザーを「ホットリード」ステージに分類し、結果に繋がる販促活動を後押しします。

6.ポップアップバナー

ポップアップバナー

Juicerではポップアップバナー機能が搭載されています。ポップアップバナーは、自社のコンテンツを表示したまま、ユーザーへの訴求や引き止めを実行することが可能。コンバーションに繋がりやすいとしてECでも効果が高い施策の1つです。

プラットフォーム上でクリックするだけで簡単に設定が可能なため、手軽に効果の高い施策を導入できるでしょう。

7.ユーザー分析

ユーザー分析

Juicerでは、ユーザー分析機能も利用することができます。サイト全体のデータ分析はもちろん、1人1人の細かな分析まで実行可能。例えば、コンバージョンに繋がったユーザーとそうでないユーザーの差はどこか?といった詳細な分析ができるため、施策の改善や修正に繋げることができます。

8.アクセスログ分析

アクセスログ分析

アクセスログ分析は、Googleアナリティクスとはじめとしたツールが有名ですが、Juicerでもこれと同様の高精度なアクセス解析を備えています。定番のpvやセッション、直帰率といったデータはもちろん、動線分析機能を用いてサイトへの流入先やコンバーションに繋がりやすい経路を分析。

独自のスコアを利用して、もっともサイトに貢献しているコンテンツを確認できる点も、Juicerの動線分析の特徴でしょう。

9.ダッシュボード

ダッシュボード

アクセス解析で得られた膨大なデータを、視覚的に分かりやすく表示するダッシュボード機能もJuicerの強みです。

分かりやすいグラフデータを用いて、期間や属性ごとの詳細なデータを表示。また、アイコンを使ったお知らせ機能や注力すべきページへの改善提案機能など、サイト運営者がストレスなくスムーズに利用できる工夫が数多く搭載されています。

Juicerの料金プランは?

Juicerは、基本機能はすべて無料で利用することができます。具体的には、下記の10種類が基本機能に含まれています。

ペルソナ分析NPSA/Bテスト
BtoB分析リードスコアリングポップアップバナー
ユーザー分析アクセスログ分析ダッシュボード
お知らせメール

有料オプションでデータ活用をさらに強化

また、有料のオプション機能を利用することで、より高度なデータ活用やマーケティング施策が実行可能です。オプションの詳細と利用料金は下記を参考にしてください。

【データ活用】

  • 月額:50万円~

無料版よりもさらに詳細なサイト・ユーザーに関する分析データを収集し活用することができます。より正確なユーザー像が把握できるため、効果的なマーケティングに繋げることができます。

【MA/CRMツール連携】

  • 月額:2万円~

Juicerで分析したコンバージョンに繋がりやすいユーザーに向けて、メールマーケティングを実行可能。MA/CRMツールの「HIRAMEKI management」と連携することで、成コンバージョンに繋げることができます。

【広告配信連携】

  • 費用:IM社への広告配信・広告運用費

Yahoo!、Google、Facebookなど20種類以上の媒体に向けて、Juicerのデータを活用して広告配信を行うことができます。配信や運用はインティメート・マージャー社を通じて行います。

【検索キーワード分析】

  • 月額:29,800円

SSL化によって取得が難しくなった検索キーワードを95%以上可視化。自社コンテンツの作成や運用に活用できます。

【プッシュ通知】

  • 月額:25,000円

Webサイト向けのプッシュ通知機能を利用できます。配信数は無制限です。

まとめ

今回は、ユーザー分析DMP「Juicer(ジューサー)」についてご紹介しました。

Juicerは無料で使えるユーザー分析プラットフォームで、データの収集・蓄積によりユーザー像を鮮明化。ペルソナ分析は視覚的にイメージしやすいよう工夫されており、ECサイトのマーケティング活動に大きく貢献してくれます。これだけのツールが無料で導入できるという点も、事業者にとっては大きな魅力でしょう。

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