EC向けのアプリ開発サービス、Yappliとクロスポイントの評判や料金は?

EcWork編集部

ECを運営する企業が、サイトとは別に独自アプリを運用することも当たり前となってきました。しかし、事業者がアプリそのものを開発するとなると、ノウハウやコストの負担が大きく、まだまだハードルは高いものです。

そこで注目したいのが、独自アプリの開発を手掛けるサービス会社。今回は、EC向けのアプリ開発を提供するYappli(ヤプリ)とクロスポイントのサービスの概要や評判について解説します。

ECで独自アプリが注目を集める2つの理由

近年ECサイトを運営する企業が、自社独自のアプリを運用する事例が増えています。まずは、どうしてECで独自アプリの存在が注目を集めているのか、整理していきましょう。

1.スマホユーザーがメインになってきている

1つ目はポイントは、スマホユーザーが大幅に増加しているということ。

以前はパソコンからの購入が多かったECサイトですが、スマホ端末が爆発的に普及するのに合わせて、購入をスマホで完結するユーザーが増えてきました。とくに商品を検索する際はスマホからのユーザーが圧倒的に多く、Googleのモバイルファーストの動きもこれを加速させています。

アプリの存在は、スマホ端末において欠かせないものですが、ECサイトでも独自のアプリを開発し、提供することでユーザーとの接点を増やし利便性を高めることが実現できるという訳です。

2.CV率やブランディングの向上が期待できる

2つ目のポイントは、CV率やブランディングの向上が期待できるということ。

アプリは、自社の情報だけを掲載できる独自の媒体と捉えることができます。他社サイトへの変遷や離脱もなく、商品の購入からコンテンツの利用までをすべてアプリ内で完結することが可能です。これはECのCV率アップや、ブランディングを向上させるには実に効果的といえます。

また、アプリのプッシュ通知は、メールの約3倍もの開封率があることで知られており、訴求効果の高い施策です。リアルタイムでユーザーに直接アプローチできる点もメリットの1つ。ユーザーと良好な関係性を築けるという点も見逃せないポイントでしょう。

アプリ開発サービスを利用するのがおすすめ

自社独自のアプリを開発する際の課題となるのが、アプリ開発に関するノウハウや労力がかかるということです。膨大な顧客データを扱うことを想定すれば、セキュリティ対策や高い機能性も必要だけに、自社で開発するとなると膨大な時間がかかるでしょう。

そこでおすすめしたいのが、EC向けのアプリ開発サービス。事業者向けのアプリ開発に特化したサービスを提供していることから、アプリの利便性やセキュリティはもちろん、開発時間を大幅に短縮することができます。

クラウド型のサービスなら、ゼロからアプリを開発するフルスクラッチに比べ格段に費用も安くなるため、コストを抑えることもできるでしょう。

Yappli(ヤプリ)とは?

ここからは、EC向けのアプリ開発を手掛ける2つのサービスをご紹介していきましょう。

yappli

まずご紹介するのが、Yappli(ヤプリ)

Yappliは、株式会社ヤプリが提供するクラウド型のアプリ開発プラットフォームで、国内でも屈指の知名度をほこる人気サービスとして知られています。2013年のサービスリリースから、これまで400社以上の導入実績をほこり、手軽に自社アプリを開発できるサービスとしてEC事業者から人気を集めています。

Yappliの特徴は?

Yappliの特徴は、ノーコードでアプリを開発できるということ。

アプリの開発から運用・分析に至るまで、事業者はプログラムを一切書かずに利用することが可能。そのため、専門的なノウハウやスキルが乏しい事業者でも、質の高いアプリを簡単に構築することができます。スピーディーな開発を行える点も、Yappliの魅力と呼べるでしょう。

また、管理画面は直感的な操作システムを採用。販促に効果的なプッシュ通知や、高度な分析機能も搭載することで、ECの売上アップに大きく貢献してくれるでしょう。

クラウドでのサービス提供となるため、常に最新のOSにアップデートした状態でサービスを利用可能。ユーザー・事業者双方の利便性向上はもちろん、セキュリティ対策の面からも信頼性の高いサービスと呼べるでしょう。

Yappliの利用料金は?

Yappliの利用料金は、事業者へのヒアリング後に見積もりを算出する仕組みとなっています。詳細が気になる方は、Yappliの問い合わせフォームからコンタクト取るのが早いでしょう。

料金は大きくサービス導入時の初期費用と、毎月のサービス利用料の月額費用に分けられます。それぞれの内訳は、下記の表を参考にしてください。

【初期費用】

アプリの企画提案アプリ制作UI/UXデザイン
iOS/Androidストア申請支援

【月額料金】

運用管理画面カスタマーサポートサーバ運用
保守/監視OSアップデート対応全ての標準機能の利用

クロスポイントとは?

クロスポイント

クロスポイントは、株式会社アイルが運営するASP型の顧客・ポイント一元管理システムです。

顧客の属性や行動といった情報やポイントの情報をシステムで一元的に管理することが可能。そのサービス内の機能として、自社アプリを独自開発するサービスを提供しています。アプリの開発だけに留まらず、ECと実店舗を連携してサービスを利用できるため、オムニチャネル化を目指す事業者にとってはとくに魅力的なサービスと呼べるでしょう。

クロスポイントの特徴は?

クロスポイントの特徴は、サービスを通じて収集・蓄積したデータをすべて一元的に管理し、アプリ運営に活用できる点です。

アプリ単体でもデータの数は膨大ですが、ECサイトや実店舗と連携したデータを得られれば、より詳細で正確なユーザー情報を集めることができます。質の高い情報を元にアプリを使ってさまざまな施策を実行できるため、費用対効果が高く集客や売上のアップに大きく貢献してくれるでしょう。

具体的な施策には、以下の内容があげられます

  • 会員証・ポイント機能
  • ニュース配信
  • アプリクーポン
  • コーディネート配信
  • 在庫表示

オムニチャネル戦略に効果的なのが、「会員証・ポイント機能」です。アプリを開けばすぐにバーコードで会員証が表示され、実店舗で手早くやり取りができます。

また、「ニュース配信」機能では、自社のキャンペーンやセール情報を素早く配信。プッシュ通知を連動させることで、視認性を高めることも可能です。

「アプリクーポン」は、アプリ会員限定のクーポンを発行できる機能。「コーディネート配信」では、商品のおすすめコーディネートやスタッフの着こなしや使いこなしをPRできます。画像はECサイトや店舗情報に直接リンクしており、SNSのシェア機能も搭載。

「在庫表示」は、ECサイトの在庫はもちろん、実店舗のデータと連携することで、リアルタイムでの在庫数を表示することが可能。店舗を訪れたのに、在庫がなかった…といった機会損失やユーザーストレスの軽減効果が期待できます。

クロスポイントの利用料金は?

クロスポイントの利用料金は、月額料金での支払いに設定されています。

基本料金30,000円/月
店舗ライセンス料3,000円/月(1店舗あたり)

内訳は、基本料金と1店舗ごとのライセンス料を合算した金額

クロスポイント 料金プラン

基本料金は、クロスポイントのポイント管理、顧客管理といった基本機能を利用するための料金で、30,000円に設定されています。

ライセンス料とは、データを連携させて情報を一元化する店舗の数に応じて加算され、1店舗3,000円となっています。例えば、ECサイトが1つと実店舗3つを連携される場合は、1サイト+3店舗×3,000円=12,000円という計算です。

アプリ開発はオプション料金

覚えておきたいのが、自社アプリの開発は、上記の料金とは別のオプション扱いとなっているということ。

料金は50,000円となっており、コーディネートや店頭在庫機能は別途見積もりが必要です。

まとめ:Yappliとクロスポイントのどちらを選ぶべきか?

さて、最後にYappliとクロスポイントどちらのアプリ開発サービスを選べばよいのか、ポイントを解説しておきましょう。

Yappliは、独自アプリの開発に特化したサービスといえます。質の高いECアプリをスピーディーかつ低コストで開発したいという場合は、Yappliのサービスがおすすめです。

一方のクロスポイントは、アプリ開発だけでなくECや実店舗との情報一元化まで実現することができます。アプリの開発だけに留まらず、オムニチャネル化を目指した戦略を採用したいなら、クロスポイントがおすすめでしょう。

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