ネクストエンジンの特徴は?業界No.1のデータ管理システムをまるごと紹介
2020.07.30「ネクストエンジン」は、ECサイトのデータ管理を一気通貫で自動化・効率化することができるデータ管理システムです。
業界No.1の導入実績をほこり、EC事業者の業務負担を抑え、効率性を高めることでサイトの売上アップに貢献してくれます。
今回は、人気のデータ管理システム、ネクストエンジンの特徴から機能一覧、料金形態、参考事例までまとめてご紹介します。サービスの導入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
目次
ネクストエンジンとは?
ネクストエンジンは、Hamee株式会社が運営するEC向けのデータ管理システムです。
ECサイトの業務やデータ管理を、一気通貫で自動化・効率化することが可能。複数の店舗を運営している場合でも、プラットフォーム上でデータを一元管理することができるため、業務負担の軽減や効率化を図ることができます。
また、収集したデータに連動して、各種業務を自動で実行できることから、事業者は空いた時間を他の業務に振り分けることができます。
ECサイトでは、受注管理や在庫管理といったデータ管理業務が必要不可欠ですが、事業が拡大するごとにタスクの数は増えていく一方です。データ管理システムの導入は、サイト全体の運営効率を高め、コストの軽減はもちろん売上のアップに繋げることができるでしょう。
ネクストエンジンの3つの特徴は?
ネクストエンジンのサービスには、大きく3つの特徴があります。
1つは、現役のネットショップ運営チームがサポートしてくれること。
Hamee株式会社は、自社でECサイトの運営をおこなっています。ネクストエンジンの開発や保守にもこうした現役のスタッフが携わっており、事業者目線で現場の即戦力となるサービスが構築されています。現場の状況を理解できるスタッフが揃っているおかげで、事業の運営や相談といったサポート体制が充実している点も、特徴の1つです。
2つ目は、業界No.1の導入実績をほこっていること。
2007年にサービスの提供をスタートしたネクストエンジンは、これまで3,849社が契約。運営店舗数も30,034店舗と、業界No.1の導入実績をほこります(いずれも2020年1月現在)。これは他のサービスと比べても抜きん出た数字で、それだけサービスの運営ノウハウの蓄積が豊富だということ。利用者数が多いということは、ネクストエンジンの信頼性の高さと受け取ることもでき、サービスの特徴と呼べるでしょう。
3つ目は、カスタマイズ性が高いサービスを提供しているということ。
ネクストエンジンではメイン機能に、各種アプリを加えることで機能を拡充することが可能です。これはSaaS型(クラウド型)のサービスを導入しているネクストエンジンならではの強みで、事業者のニーズに合わせてサービスを自由にカスタマイズすることができます。
ネクストエンジンの機能一覧
ネクストエンジンには、受注管理・在庫管理・商品管理の3つを軸とした計10種類の機能が搭載されています。それぞれの機能の詳細について見ていきましょう。
1.受注管理
受注管理とは、ECサイトでの注文が確定してから商品を発送するまでに発生する業務をいいます。
ネクストエンジンの受注管理では、伝票の管理やステータスの自動更新、メールの一括送信など受注管理に関する業務を一元化・自動化することが可能。膨大なタスクを手動でこなすとミスが発生しがちですが、同サービスを利用すればプラットフォーム上で状況を常に把握できる上、自動でタスクを実行してくれることから作業効率が格段に高まるでしょう。
2.在庫管理
ECサイトで販売する商品の数や状況を管理する業務が、在庫管理です。
ネクストエンジンでは、自社ECの在庫状況はもちろん、楽天市場、Amazon、Yahoo!ショッピングといった各モールと在庫状況を自動で連携することができます。リアルタイムで在庫状況を把握できるため、在庫の過不足や手動入力の手間を省くことが可能です。
3.商品登録・管理
商品要録・管理では、販売する商品情報の登録をおこないます。在庫管理と同様に、楽天市場、Amazon、Yahoo!ショッピングといった各店舗と連携することができるため、一度の商品登録でデータをすべての店舗に反映することができます。
また、セールやキャンペーンによる商品情報の変更も一括で完了することができるため、スピーディーな業務遂行を実現してくれるでしょう。
4.決済連携
ネクストエンジンでは、様々な決済手段との決算連携が確立されています。多様な決済を用意することはユーザーの利便性向上には欠かせませんが、入金の確認や漏れがないかチェックするのは一苦労です。ネクストエンジンの決済連携を利用すれば、プラットフォーム上で一元管理することが可能です。
【決済連携一覧】
- 銀行決済
- カード決済
- コンビニ決済/楽天マルチ決済/Edy決済
- 後払い決済(NP後払い・後払い.com・ニッセン@払い・クロネコ代金後払い)
- その他(NICOS EC決済・S!まとめて支払・ベリトランス・ウェルネット・GMOペイメント決済・Zeusクレジット)
5.送り状連携
ネクストエンジンでは、各配送業者との送り状連携が可能です。各送り状発行ソフトの出荷データを一括出力、取込することができ、送り状の業務をスピーディーかつ正確に実行することができます。
【送り状連携一覧】
- 佐川急便
- クロネコヤマト
- 日本通運
- 西濃運輸
- 郵便(ゆうパック)
- 福山通運
- TBソフトウェア
- エコ配
- EMS
- 楽天市場
- Yahoo!ショッピング
- Amazon
6.倉庫連携
倉庫連携では、遠方の出荷倉庫がある場合や、外部倉庫に委託している場合でもWMS(倉庫管理システム)を通じて倉庫情報を連携することができます。倉庫との出荷依頼や完了といったやり取りを自動で実行することが可能です。
7.POS連携
実店舗のPOSシステムとネクストエンジンを連携できる機能が、POS連携です。実店舗の売上げや在庫データをリアルタイムで共有できるため、オムニチャネル化やO2O施策を加速させることができます。
8.メール自動送信
メール自動送信では、サンクスメールや発送連絡メールなどの送信を自動で実行することができます。手動でメールの対応を行うのは、返信漏れや業務タスクの負担が増加することから、自動化するのがおすすめ。メール自動送信なら、あらかじめ設定したテキストをすぐに送信することが可能です。
9.仕入・発注
ネクストエンジンでは、仕入・発注機能を利用して、在庫がない商品の発注点数を自動で計算することができます。事前に設定した条件にあわせて自動計算されるため、発注から仕入れまでの業務をスピーディーにこなすことができます。また、発注後に未仕入れとなっている商品を一覧で表示する「注残一覧」なども、利便性の高い機能です。
10.分析
ネクストエンジンでは、ECサイトに欠かせない分析機能も搭載されています。
店舗別・商品別・在庫別といった任意の方法で分析を実行することが可能。蓄積されたデータを元に詳細な分析が実行できるため、施策の検討や改善点の発見に役立てることが可能です。
ネクストエンジンの利用料金をご紹介
ではネクストエンジンの利用料金について見ていきましょう。
初期費用は無料で月額10,000円から
ネクストエンジンのサービスは、初期費用は無料で月額10,000円からの従量課金制となっています。
月額料金は受注件数によって変化する仕組みで、月々の事業状況にあわせて最適な料金を算出されます。受注件数による従量課金の料金は下記の通りです。
受注件数 (月初~月末) | 401件~ | 1,001件~ | 3,001件~ | 5,001件~ | 7,001件~ |
単価 (受注1件あたり) | 25円 | 20円 | 15円 | 10円 | 5円 |
また、ネクストエンジンの公式サイトでは、簡易お見積りフォームが用意されています。受注件数を入力すれば、簡易的な見積もりが計算できるため、こちらもぜひ利用してみましょう。
ネクストエンジンの事例紹介
最後に、ネクストエンジンのデータ管理システムを導入した事例をご紹介していきましょう。
事例1.シネマコレクション
「シネマコレクション」は、エンタメ商品を扱う雑貨専門店です。複数のECモールに店舗を出店していることから、これまではデータ管理業務が多く、繁忙期にはサイト運営が滞ってしまう点が課題でした。
ネクストエンジンの導入後は、時間を割いていたデータ管理業務が自動化・効率化したことで、作業負担が大幅に軽減。現在は月2万件の受注業務をスタッフ2名にまかうことができ、サイト運営にしっかりリソースを割けるようになりました。
事例2.わらいみらい
長野の市田柿やSNS映えするスイーツを販売する「わらいみらい」。複数のモールに出店していたものの、当初は手入力でのデータ管理からヒューマンエラーが発生するなど、業務の改善が課題でした。
そこで、データを一元的に管理できるネクストエンジンを導入。システムの導入により空いた時間はサイトの改善や新商品の開発に当て、売上のアップを実現しました。人気用品の『太っちょマカロン』や『カタラーナ』も、こうした空き時間を有効に使うことで生まれた商品。ネクストエンジンを導入したからこそ、誕生した商品と呼べるでしょう。
まとめ
今回は、EC向けのデータ管理システム「ネクストエンジン」のサービスについて詳しくご紹介しました。
ネクストエンジンは、業界でもNo.1の実績をほこり、多彩な機能と充実のサポート体制でEC事業の自動化・効率化を後押ししてくれます。現役のネットショップ運営スタッフがシステムの開発・保守に携わっていることから、現場の即戦力となるサービスに仕上がっている点も特徴の1つでしょう。
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