EC特化型のCRMツール、うちでのこづちを徹底解説!機能一覧から料金形態まで
2020.06.04新規顧客の獲得と並び、ECサイトの運営に欠かせないのがリピート顧客の獲得です。安定したサイト運営を目指すには、継続して売上をもたらしてくれるリピーターの存在は不可欠でしょう。
こうしたリピーターを獲得するために有効なのが、CRMツール。「うちでのこづち」は数あるCRMツールの中でも高い実績と知名度をほこり、サイトの売上を最大化してくれます。
今回は人気CRMツール、うちでのこづちのサービス概要や機能一覧、料金形態について詳しく解説します。
うちでのこづちとは?
うちでのこづちは、株式会社E-grantが提供しているCRMツールです。
EC・通販向けに特化したサービスを展開しており、これ1つでECに関わるCRM施策を網羅することができます。
また、サイトの課題を的確に特定でき、誰でも使いやすく設計されたUI/UXの採用や、導入から運営までをしっかり支えてくれるサポート体制の充実も特徴の1つ。リリースからこれまでに500社以上がサービスを導入するなど、豊富なノウハウの蓄積と信頼性の高さもうちでのこづちの魅力です。
うちでのこづちの3つの強み
うちでのこづちのサービスについて、もう少し詳しく見ていきましょう。
うちでのこづちでは、次の3つをサービスの強みとしています。
- 専門性
- 独自性
- 安心性
1つ目は、専門性。
うちでのこづちは、EC・通販業務に特化したCRMツールです。すでに10年以上の運営ノウハウの蓄積があり、EC・通販におけるCRMのツボを熟知しています。また、事業者のカートシステムと自動連携することで、サービスの機能を手早く導入することが可能。専門性の高い各機能を、どの事業者でもスピーディーに導入することができます。
2つ目は、独自性。
うちでのこづちの操作画面は、直感的な操作を可能にする独自のUI/UX設計を採用しています。これは、はじめてツールを利用する事業者でも、ストレスなく迅速にシステムを使えるようにするため。EC業界という競争の激しい分野においては、高速でPDCAサイクルを回すことが必要ですが、これを実現するための環境をしっかり整えています。
また、EC通販に特化した独自の分析機能を採用することで、自社の売上最大化に貢献してくれます。
3つ目は、安心性。
うちでのこづちを導入すると、専属のスタッフによるサポートを受けることができます。導入に関する相談はもちろん、サイトの運営に至るまでを手厚くサポート。ツールの導入だけで終わらず、結果に繋げるためのサービス体制を確保することができ、安心してサイト運営に取り組めるでしょう。
CRM施策とは?
さて、うちでのこづちがEC・通販向けに特化したCRMツールであるとご紹介しましたが、ここでもう一度CRM施策とは?という疑問をおさらいしておきましょう。
CRMとはCustomer Relationship Management(カスタマーリレーションシップマネージメント)の略で、日本語では顧客関係管理と訳されます。
CRMの目的は、優良顧客を獲得するということ。顧客の購買履歴や行動といったデータを一元的に管理し、蓄積・分析を行います。そこから個別のユーザーやグループに最適化された施策を提供することで、顧客との良好な関係を築くことが目的です。
リピーターを獲得するには、すべてのユーザーに同じ施策を提供しているだけでは成果に結び付きません。ユーザーのニーズや属性に合わせて、最適な施策を投入することで、顧客満足度を高めることが必要です。
こうしたCRMの目的を達成するための施策をCRM施策と呼び、それをパッケージとして提供しているのが、うちでのこづちのようなCRMツールという訳です。
うちでのこづちの主要機能一覧
うちでのこづちでは、「顧客分析」・「CRM施策」・「効果検証(効果改善)」の3つを軸としてサービスを提供しています。
ここでは、それぞれの機能一覧を見ていきましょう。
顧客分析
CRM施策において、顧客のデータを収集・分析する作業は基本中の基本といえます。うちでのこづちでは、下記の8つの顧客分析機能で、ユーザーを詳細にセグメント化し最適な施策投入に結び付けることができます。
【RFM分析 – ステータス分析】
CRM施策の分析手法としてもっともメジャーな手法の1つです。顧客を「最終購買日(Recency)」「購買頻度(Frequency)」「累計購買金額(Monetary)」の3つの指標で分類・格付けを行い、優良顧客をピックアップします。リピート率の高いユーザーにアプローチすることで、サイトの売上アップを目指します。
【CPM分析 – 顧客育成分析】
CPM分析は、RFM分析と違い離脱ユーザーの引き戻しや、LTVの向上といった中長期的な戦略を用いる際に活用されます。各ユーザー層ごとに育成状況を把握し、どの層を重点的に育てるのかといった戦略を練ることができます。
【離脱率分析 – フローチャート分析】
購入のプロセスをフローチャート式で表示することで、全体の流れを可視化。継続率や離脱率をひと目で分かるようにすることができます
【転換率分析 – クロスセル分析】
転換率とはいわゆるCV率のことですが、転換率分析ではどの商品がCV率が高いのかといった状況を分析し特定。この情報を元に、さらなる売上アップに繋げるクロスセルやアップセルといった施策を導入していきます。
【併売分析 – バスケット分析】
併売率や関連性の高い商品をピックアップするのが、併売分析です。商品のレコメンドや顧客単価のアップに繋がる施策を投入する際に活用することができます。
【転換日数分析 – アプローチタイミング分析】
顧客がどのくらいの頻度で商品を購入しているのかを分析するのが、転換日数分析です。顧客の行動を予測することで、それに合わせた施策やアプローチが可能。例えば、メルマガの送信やポップ表示で再購入を促すといった手法が挙げらるでしょう。
【入口商品分析 – エントランス分析】
入口商品分析では、顧客がどのような経路(例えばバナー広告やサイト検索など)で商品の購入に至り、その後の継続率やLTVはどう変化したか、といった分析を行うことができます。それぞれの広告や施策の成果を客観的に把握するにはうってつけの分析手法です。
【自由分析 – フリー分析】
自社独自の指標を入力し、分析することができます。商材やユーザー層によって独自の指標をもっている事業者は多いですが、うちでのこづちではこうした指標をツール内で管理することも可能です。
【主要ダッシュボード – KPI分析】
設定したKPIをリアルタイムで閲覧することができる機能です。施策の投入や改善を検討する際に活用することができ、円滑なPDCAサイクルを回すことができます。
CRM施策
CRM施策機能では、実際に利用できる施策機能が用意されています。顧客分析を元に得られた情報をベースに、8種類の施策の中から最適なものを選ぶことができます。
【メール施策】
メール施策では、顧客分析によりセグメント分けしたユーザーに対して、メールを使ってアプローチすることができます。各ユーザーごとにシナリオを作成し送信することで、施策を最適化。リピーターの獲得はもちろん、休眠顧客の呼び戻しなどにも効果を発揮します。
【LINE@連携】
LINE@は、自社の公式LINEに登録しているユーザーに対して、個別のメッセージを送信する施策です。メール施策のLINE版ですが、開封率の高さなどがメリットといえます。
【DM施策】
DM施策では、DMの送信を自動化する機能のことをいいます。リストから自動でユーザーを抽出し、DMを配信してくれるので作業負担の軽減や最適化を図ることができます。
【アウトバウンド施策】
アウトバウンドはいわゆるプッシュ型のマーケティングのことで、DMの送信や電話を使った施策のことをいいます。うちでのこづちではこのアウトバウンドのタイミングを自動で提示することで、ユーザーごとに最適なタイミングで施策を投入することができます。
【SMS施策】
SMSは携帯電話番号に紐付いたツールのため、ユーザーへのリーチ率が高い施策といわれています。ここぞという場面でのキャンペーン施策の配信はもちろん、支払いの督促といった利用の仕方も挙げられます。
【ディスプレイ広告(DMP)】
ディスプレイ広告ではいかにモチベーションの高いユーザーに訴求するのかが重要となってきますが、うちでのこづちでは顧客のステータスを特定することで、効果の高いユーザーへ広告を配信することが可能。費用対効果の向上も期待できます。
【顧客アンケート】
CRM施策では、ユーザーのリアルな声を拾い上げる作業が大きな意味をもってきます。そこで重要なのが、顧客アンケートです。これまで得られなかった顧客の情報やニーズ、ペルソナなどを知るには効果的で、さらなる施策効果の向上に繋げることができます。
【各施策ABテスト】
うちでのこづちでは、ABテストを実行する際に、その成果をひと目で確認する機能も用意されています。グラフやデータを使って分かりやすく表示されるため、テストの結果や改善点を確認しやすいでしょう。
効果検証
マーケティング施策においてPDCAのCheckにあたる効果検証は欠かせませんが、CRM施策でもそれは同じです。うちでのこづちでは、効果検証の質を高め、スピーディーな改善を行うための各種機能が用意されています。
【CRM効果計測】
CRM効果計測では、開封率・クリック率・CV率、一人当たりの平均LTV、ABテストの効果計測といった各CRM施策の効果を計測することができます。施策ごとに細かいデータを確認することができるため、質の高い効果検証が可能です。
【LTV計測】
LTV計測は、商品・施策・広告毎などLTV指標に特化して効果検証を行うことができます。データはリアルタイムで反映されるため、商品の売りどきを逃さず機会損失を軽減することが可能です。
【継続率計測】
リピーターの有無はECの売上アップに欠かせませんが、継続率計測では、定期商品、通常商品、トライアル商品とアプローチごとに購入継続率や引き上げ率を計測することができます。購入回数別にデータを参照することもでき、どの施策がリピーター獲得に効果的かを把握することが可能です。
【顧客育成状況】
購入金額・頻度・回数といった情報をリンクさせ、顧客の育成状況を把握できるのが顧客育成状況です。顧客の状況を把握することで、施策の使い分けや切り替えに役立てることができます。
うちでのこづちの料金形態
では、うちでのこづちの料金形態について見ていきましょう。
初期費用は見積りで月額は29,800円から
初期費用 | お見積り |
月額料金 | 29,800円~(従量課金) |
うちでのこづちの料金形態は、初期費用と月額料金の2つに分けられています。
初期費用は利用中のシステムによって変化するため、問い合わせ後の見積りとなります。また、月額料金は、29,800円~に設定されており、顧客数に応じて従量課金制のシステムを採用しています。
まとめ
今回は、EC・通販特化型のCRMツール「うちでのこづち」についてご紹介しました。
うちでのこづちは、ツール1つでEC・通販に関するCRM施策を網羅することが可能。複数のツールやサービスを導入する手間やコストを抑えつつ、成果に繋がる施策を投入できます。
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