Rtoaster(アールトースター)とは?最先端データビジネス・プラットフォームの特徴を紹介
2020.03.31『Rtoaster(アールトースター)』は、データの収集・統合、分析、アクションを一元に繋ぎ、企業のDX(デジタル・トランスフォーメーション)を強力に後押しするデータビジネス・プラットフォームです。
ECサイトのデジタルマーケティングを総合的にサポートしてくれるサービスとして、事業者から高い評価を集めています。今回は、Rtoasterの特徴や機能について、詳しくご紹介します。
目次
Rtoaster(アールトースター)とは?
Rtoasterは株式会社ブレインパッドが提供する、最先端のデータビジネス・プラットフォームです。
同社では2003年にRtoasterをリリースすると、2013年にプライベートDMPとして機能を強化。高機能なレコメンドエンジンを搭載したサービスとして高い評価を受け、2014年~2016年にはDMP市場において3年連続売上No.1を記録。直近でも、ITreview Grid Award 2021 Summer の4部門で3期連続「Leader」を受賞するなど、名実ともに業界トップクラスのサービスとしての地位を築いています。
リリースからの運用14年でサービスを導入した企業は350社以上。サービスの質の高さだけでなく、豊富なノウハウの蓄積も同社が高い評価を得る理由の1つです。
2020年のリブランドでより高性能なサービスへと進化
Rtoasterでは2020年、急速に進むDX(デジタル・トランスフォーメーション)化に対応し、企業のさらなる成長を後押しするためリブランドを実施しました。
リブランドに合わせて、従来のまでのRtoasterの機能を大幅に強化。高精度なレコメンドエンジンによるパーソナライズ化の実現はそのままに、データの収集・統合、分析、アクションといった機能を追加することで、DMP、CDP、レコメンドエンジンといった既存の概念を超えたデータビジネス・プラットフォームとして生まれ変わりました。
Rtoasterの3つの機能群と特徴
Rtoasterはリブランドで機能の大幅な強化だけでなく、3つのプロダクトを新たに提供。Rtoasterというブランド名を頂点に、3つの機能群が製品として利用できるようになりました。
これにより企業は自社の課題や目的に応じて最適なサービスを利用することが可能。製品の組み合わせは企業のニーズに応じてフレキシブルに対応可能で、より自由度の高いサービスへと進化しました。
では、Rtoasterの3つの機能群の特徴をそれぞれ見ていきましょう。
1.Rtoaster insight+
Rtoaster insight+(アールトースター インサイトプラス)は、自社メディア上の顧客データを収集し、それらのデータを後続のアクションに活用できるよう設計された次世代CDPです。ID統合された整備済のデータを即座に利用することが可能。また、企業内外のデータをそのまま投入し、SQL・GUIにより統合加工・分析・可視化することで、データ活用基盤を迅速に立ち上げることができます。
【機能一覧】
- データインポート、ワークフロースケジューリング
- ソーシャルデータ連携機能
- 整形・統合済の行動ログ・顧客属性データ
- データの加工・分析・活用
- データエクスポート・外部連携
- チャネル横断のセグメント作成
- ML(機械学習)エンジン
- BI連携
2.Rtoaster action+
Rtoaster action+(アールトースター アクションプラス)は旧Rtoasterの機能を継承したコンテンツ最適化プラットフォームです。蓄積されたビックデータと機械学習アルゴリズムを用いて、自然なアクションを促すためのパーソナライズ化を実現。。Webサイトでの高精度なレコメンドや接客に加え、顧客行動データの収集・スコアリングをタグ1つで行うことができます。
【機能一覧】
- ワンタグ機能
- アプリSDK
- コンテンツ解析機能
- パブリックDMP連携機能
- 顧客属性連携
- 行動スコアリング
- 企業情報判別・ターゲティング
- 国内・海外位置情報ターゲティング
- 顧客ID・データ自動統合
- クリエイティブ管理・配信
- 豊富なコンテンツテンプレート
- アンケート機能
- セグメント分析・作成
- ルールベースレコメンド
- 自動セグメント分析
- ポップアップレコメンド
- アプリ接客
- ABテスト・自動最適化
- 多彩なレコメンドロジック
- 多彩な他ツール・システム連携(API/ファイル)
3.Rtoaster reach+
Rtoaster reach+(アールトースター リーチプラス)は、ユーザーに最適なチャネルを通じてコンテンツを発信でできるマルチチャネルメッセージサービスです。あらゆるデバイスやチャネルなど、さまざまな顧客接点から良質なコンテンツを最適なタイミングで発信することが可能。顧客体験を向上させ、LTV向上に繋げるだけでなく、適時適切なコミュニケーションを実現することで、顧客・消費者からの信頼性を高めることができます。
【機能一覧】
- MA/メール連携機能
- プッシュ通知
- LINE公式アカウント連携、メッセージ配信
- 広告配信・入稿機能
運用支援サービス・サポート
Rtoasteでは、サービスをフルに使いこなすための運用支援やサポートも提供しています。導入・設定サポートに加えて、コンサルティングやデータ分析によえう成果向上を実現。350社以上の導入ノウハウや、運営支援ノウハウを惜しみなく提供することで、企業を強力に後押しします。
Rtoasterの利用料金は?
では、Rtoasterの料金システムはどのようになっているのでしょうか?
各製品・サービスを組み合わせた最適なプランを実現可能
Rtoaster利用料金は、最低ご利用金額・月額200,000円~に設定されています。
各製品やサービスは要望に応じて自由に組み合わせが可能。すべての機能を導入するのは、もちろん、欲しい機能だけを導入するなど最適なプラン設定を実現できます。
Rtoasterの導入事例をご紹介
最後に、実際にRtoasterを導入しているECサイトの事例をいくつかピックアップしてみましょう。
事例1.フェリシモ
定期便を中心とした自社企画商品をECで販売する株式会社フェリシモは、Rtoasterを導入したサイトの1つです。
フェリシモでは自社で力を注ぐクラスター&ドライブ戦略を加速させるために、Rtoasterを導入しています。主にEC上に掲載しているコンテンツとメールDMのパーソナライズに活用。商品データ、顧客データ、顧客ごとのお買い物ステータスなどを組み合わせて、キャンペーンバナーの差し込みや、おすすめ商品の差し込み、メールDMは条件ごとにクーポンバナーやカタログ紹介を実施しています。
業務の内製化が進んだことで、作業効率が改善し業務時間の削減に繋がっただけでなく、コストの抑制も実現しました。
事例2.バロックジャパンリミテッド
アパレルブランドを展開するバロックジャパンリミテッドも、Rtoasterを導入した企業の1つです。
同社ではアパレル業界で急速に進むEC化や新型コロナウイルスにより購買行動の変化を受けて、マーケティングDXが急務であると判断。2019年4月からの5カ年の中長期計画でマーケティングDXを積極的に推し進めています。
Rtoasterの導入はこうした戦略を実現するための施策の1つで、製品の導入により詳細なデータ分析や課題の洗い出し、データ活用に関するチームのリテラシー向上など着々と改革が進んでいます。
事例3.ANAショッピングA-style
ANAショッピングA-styleは現金はもちろんANAのマイルを使って商品を購入できるオンラインショップです。2010年から「Rtoaster」を導入し、2018年からはデータ活用の取り組みを更に強化。
分析レポートからファクトベースで改善を重ね、売上が落ち込んだ商品カテゴリの売上補填などを実現するなど、大きな成果に繋がっています。
まとめ
今回は、企業のDX(デジタル・トランスフォーメーション)を強力に後押しするデータビジネス・プラットフォーム「Rtoaster」をご紹介しました。
Rtoasterは2020年のリブランドに合わせて、機能を大幅に強化。「Rtoaster insight+」「Rtoaster action+」「Rtoaster reach+」の3つの製品をリリースすることで、従来のレコメンドエンジンに枠に収まらないデータビジネス・プラットフォームとして生まれ変わりました。
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