【これで解決!】Facebook広告とは?特徴や種類を徹底解説

EcWork編集部

【これで解決!】Facebook広告とは?特徴や種類を徹底解説

EcWork編集部

Web広告の運用は、ECサイトの運営者にとって集客施策の中心を担う存在です。

「Facebook広告」はFacebook(フェイスブック)のSNSサービスを利用したWeb広告サービスで、利用者数の多さやターゲッティング精度の高さから、結果に繋がる広告サービスとして高い評価を得ています。

そこで今回は、Facebook広告のサービス概要や特徴、サービスで利用できる広告の種類を解説。この記事を見れば、Facebook広告についてがまるごと分かる内容となっていますので、ぜひ参考にしてください。

Facebook(フェイスブック)広告とは?

Facebookと言えば、世界有数のユーザー数をほこるSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)ツールの1つ。そのFacebook上にWeb広告を掲載できるサービスが「Facebook広告」です。

2019年の調査によると、Facebookの国内利用者数は約2,800万人。世界規模では23億人を超えるユーザー数をほこっており、これはSNSサービスの中で世界1位の数字となります。

これだけのユーザーに向けて広告を展開できるメリットは大きく、EC事業者にとっても実に魅力的なWeb広告サービスであると言えるでしょう。

Facebook広告の配信先は?

Facebook広告では、次の媒体に向けて広告を配信することができます。

facebook ads medium
  • Facebook
  • Messenger
  • Instagram
  • Audience Network

配信先は4つから選ぶことができ、まずFacebookのサイト内。これは私たちが日常的に利用しているFacebook上に広告が配信される仕組みです。

2つ目はMessenger。Facebookと連携して利用できるメッセージサービスで、ビジネスツールとしても多くの利用者を集めています。

3つ目はInstagram。インスタグラムは若い世代を中心に爆発的な人気を集める画像・動画配信サービスです。Facebookのサービスの一部であることから、Facebook広告の配信先の1つに含まれています。国内ユーザー数では本家を超える約3,300万人をほこっており、高い広告波及効果が期待できるでしょう。

最後はAudience Network(オーディエンスネットワーク)。一般的にはあまり馴染みのないサービスですが、Audience Networkを利用すればFacebookが提携しているアプリサービスに広告を掲載することが可能。グノシーやフォーブスといった人気ニュース配信アプリをはじめ、エンタメやゲームなど数多くの提携アプリを利用できます。

Facebook広告の3つの特徴

ここからはFacebook広告のサービス内容をさらに深掘りしていきます。Facebook広告の特徴は、次の3つです。

  1. 実名制を利用した高精度のターゲッティング
  2. ブラウザではなく「人」ベースのトラッキング
  3. 多様なマーケティングアプローチに対応

1.実名制を利用した高精度のターゲッティング

1つ目の特徴は、実名制を利用した高精度のターゲッティングです。

Facebookといえば、実名での登録がサービスの大きな特徴となっています。これは、匿名性のサービスに比べユーザーのよりリアルな情報や趣向、関心を手に入れることができということ。それだけ広告を運用する際のターゲッティングの精度が高くなり、コンバージョンに繋がりやすい広告配信を実現できると言えるでしょう。

また、実名制という背景から、Facebookはビジネスユーザーが多いのも特徴の1つです。こうした傾向を活かして、BtoB向けの広告配信に適している点も魅力の1つでしょう。

2.ブラウザではなく「人」ベースのトラッキング

2つ目は、ブラウザではなく「人」にベースを置いたトラッキングを採用しているということ。

一般的に広告運用に活用するためのデータトラッキング(ユーザーの行動分析や追跡)では、検索に利用するブラウザにベースが置かれていました。しかしこれでは、複数のデバイスを利用しているユーザー(例えばPCとスマホどちらも利用している)の正確なデータを収集することは難しくなってしまいます。

Facebook広告では、Facebookに登録したIDを元にトラッキングを行うため、「人」にベースを置いたデータトラッキングが可能となります。デバイスをまたいだユーザーの詳細な行動を把握できることから、精度の高い情報を収集できるでしょう。

3.多様なマーケティングアプローチに対応

3つ目は、多様なマーケティングアプローチに対応できるということ。

一概にWeb広告と言っても、その目的は事業者によって違ってきます。ブランドや商品の認知なのか、商品やサービスのコンバージョンなのか、他社との比較・検討なのか、その目的はさまざまです。

Facebook広告では、ターゲッティングや広告フォーマットの選択によって、多様なマーケティングアプローチに対応可能。そのため、事業者のニーズに合わせた柔軟な広告運用を実行できるでしょう。

全10種類!Facebook広告のフォーマットを紹介

先ほど、Facebook広告は多様なアプローチに対応できるとご紹介しましたが、それを実現できるのが全10種類にも及ぶ広告フォーマットです。

ここでは、フォーマットの中でもとくに人気を集める4種類(画像・動画・コレクション・カレーセル)を中心に、全10種類をご紹介します。

1.画像広告

facebook ads photo

画像広告は、Facebook広告の中でもっともポピュラーな広告の種類です。

画像によるビジュアル的なアプローチがメインで、文字数は125文字に制限されるなどユーザーに対しての印象度に重きを置いています。

より魅力的で美しい画像を選ぶことが重要となっており、とくにInstagramでは洗練された「映える」広告作りがポイントとなるでしょう。

2.動画広告

facebook ads movie

動画広告は、近年とくに人気を集めている広告フォーマットです。サービスの認知やブランディングに重きを置いた広告が多く、ユーザーに映像と音声を使ってより直接的にアプローチできます。

動画コンテンツはYoutubeやTikTokをはじめマーケティングツールとして存在感を高めており、Facebook広告での動画利用も効果が期待できるフォーマットの1つと呼べるでしょう。

3.コレクション広告

facebook ads collection

コレクション広告では、広告から商品やサービスの購入にダイレクトに誘導する特徴を持っています。複数の画像や動画を組み合わせて、ECサイトのように並べて掲載

ユーザーは個別の画像をタップすればフルスクリーンで確認することができ、そのままECサイトにダイレクトでアプローチできます。コンバージョンを高めたい事業主には打ってつけのフォーマットです。

4.カルーセル広告

facebook ads carousel

1つの広告に対して、複数の画像や動画、リンクを掲載することができるのが「カルーセル広告」です。

例えば、横長の一枚の広告を3分割した画像並べることで、商品やサービスをより魅力的にアピールすることができます。また、広告そのものにストーリーを持たせることができ、ブランディング効果を高める上でも効果的でしょう。

5.スライドショー広告

facebook ads slideshow

複数の広告画像をスライドショー形式で表示できるのが、スライドショー広告です。ユーザーにさまざまな情報を提供できるのはもちろん、動画に比べ作業負担が少なく、手軽に掲載できる点もポイントでしょう。

6.インスタントエクスペリエンス広告

インスタントエクスペリエンス広告は、スマホでの広告掲載に最適化された広告の種類です。以前はキャンパス広告という名称で提供されていました。

特徴は、広告をクリックするとLP画面のようなフルスクリーン画面が表示されるということ。広告に興味を持ったユーザーがより欲しがる情報を手に入れることができ、ランディングやコンバージョンに繋がりやすい広告と言えます。

7.リード獲得広告

リード獲得広告では、広告から直接入力フォームを立ち上げることができ、リード(見込み顧客や見込み顧客の情報)を獲得することができます。

外部サイトを経由することなく、直接入力フォームに誘導することができ、Facebookアカウントの情報なら素早く入力が完了するため高いリード獲得効果が期待できます。

8.クーポン広告

自社のサイトで購入する際に利用できるクーポン広告も、Facebook広告を通じで利用できます。クーポンはECサイトにおいて集客効果が高い施策の1つで、新規から既存顧客まで幅広い層にアプロ―チすることが可能です。

9.イベントへの参加広告

イベントへの参加広告では、Facebook上に登録したイベントへの参加を促すことができます。例えば、EC事業者でも実店舗の運営やポップアップ店をオープンするような場合は、とても便利な機能です。

10.ページへの「いいね!」

Facebookページへの「いいね!」を広告から誘導することも可能です。いいね!は、直接的な集客やコンバージョンには繋がりませんが、ユーザーとの接点を持ちコンテンツマーケティングを仕掛けるには重要なポイントとなります。

自社のブランディングを加速させる意味でも有効に活用したいところです。

まとめ

今回は、Facebookが提供する広告サービス「Facebook広告」についてご紹介しました。

FacebookはSNSサービスでも際立ったユーザー数を持つこら、EC事業者にとって魅力的な広告掲載先といえます。また、広告の配信先やフォーマットが多数用意されているため、ニーズにあった広告展開を実現できる点もメリットの1つでしょう。

FacebookIDと連携することでより高精度なターゲッティングを実現できる点も、ECでのコンバージョンを高める上でもうってつけです。