UGCとは?ECで注目される理由とSEOとの関係性

EcWork編集部

デジタルマーケティング全盛の昨今、ECサイトでは集客競争が過熱しています。単純な広告施策ではユーザーへの訴求効果が得られず、思うように売上を伸ばせないケースも少なくありません。

そんな中注目を集めているのが、UGCです。今回は、UGCがECサイトで注目される理由や、SEOとの関係性について解説します。

UGCとは?

UGCとはUser Generated Contentの略で、一般のユーザーによって作られたコンテンツのことを意味します。日本語では「ユーザー生成コンテンツ」と呼ばれており、近年ECサイトでのマーケティング施策として注目集めています。

UGCの具体例は?

UGCの具体例として、次のようなものが挙げられます。

  • 食べログのレビュー
  • Amazonや楽天などの商品レビュー
  • 転職企業の口コミサイト
  • ブログでの商品紹介やレビュー
  • SNSの商品写真やレビュー

共通するのは、すべて企業ではなく一般のユーザーから発信されているということ。どれも実際に商品やサービスを利用したユーザーのリアルな声が反映されたもので、UGCの大きな特徴といえます。


混同されがちなのがCGMです。CGMとはConsumer Generated Mediaの略で、ユーザーが発信した情報により成り立っているメディアのことを呼びます。例えば、食べログそのものはCGMという「メディア」です。そこに投稿されたレビューがUGCとなります。

CGMが大きな木なら、UGCはそれを構成する葉っぱや枝というイメージになります。


なぜUGCがECで注目されているのか?

では、なぜUGCがECサイトで注目を集めているのでしょうか?大きな要因として、ECサイトの競争が過熱化していることが挙げられます。

国内BtoC向けECの市場規模

経済産業省の発表した「令和元年の電子商取引に関する市場調査」によると、BtoC向けのECの市場規模は約19.4兆円(前年18.0兆円、前年比7.65%増)。BtoB向けのECでは353.0兆円(前年344.2兆円、前年比2.5%増)と、いずれも高い水準で推移しています。コロナ禍の影響によりさらにDXが加速することを考えると、今後も右肩上がりの成長が続くでしょう。

市場規模が大きいということは、それだけ集客競争も過熱化しているということ。単純な広告施策では勝負できない状態となってきました。こうした状況で他社と差別化をしつつ、しっかりユーザーの心を掴むにはどうすればよいのか?そこで注目されたのが、UGCです。

信頼感や安心感が集客や売上に繋がる

UGCはユーザーが発した「リアル」な声です。それだけに情報に対しての信頼感や安心感が高い傾向にあります。企業が発信した情報は、どうしても広告色が出てしまい「本当に信じて大丈夫かな?」といった不安を抱いてしまいます。これだけ情報が大量に溢れる現代社会では尚更です。その点UGCは、一般ユーザーが発信したという点で信頼性が高く、集客はもちろん購入を後押しする重要な判断材料となります。

また、UGCはSNSを中心に発信されることが多く、拡散性が高い点も特徴です。Web広告でリーチできなかった新規ユーザーに対して自社商品やブランドを知ってもらうことができ、新たな顧客を獲得。サイトへの集客に繋げることができます。

その他にも、LTVのアップに繋がる点もUGCがECサイトで注目される理由です。レビューやコメント、SNSへの投稿といったUGCを発信するユーザーは、サイトに対して好感度が高い傾向にあります。こうしたユーザーは中長期的にサイトに貢献するケースが多く、LTVを高めることに繋がります。

SEOとの関係性は?

さて、UGCに取り組む上で気になるのがSEOとの関係性です。

UGCそのものはSEOの評価に直結しません。ただ、UGCではサイトやページのリンクを貼り付けて投稿するケースが多く、良質な外部リンクを獲得するという意味では、SEOに効果があるといえます。

Googleがサイトを評価する上で重要視するのは「ユーザーにとって有益な情報かどうか」ということ。信頼感や安心感に繋がり、商品やサービスの「リアル」な情報を提供するUGCはまさに有益な情報といえます。

例えば、サイト内からスムーズにSNSへ投稿できる仕組みや、URLをすぐに引用できるような仕組みを用意しておくことは、SEOの外部対策に繋がる施策といえるでしょう。

【参考記事】SEOで外部対策は必要?押さえておきたい「ホント」のところ

まとめ

今回は、ECサイトで注目を集めるUGCについて解説しました。

UGCとは一般のユーザーが作成したコンテンツのこと。企業が発信する情報と比べ「リアル」な声を反映できるだけに、信頼性や安心感を高め、集客や購入に繋げることができます。

UGCそのものはSEOに効果を発揮しませんが、ユーザーからの外部リンクを獲得できるという意味では、間接的にSEOに繋がりやすい点も事業者は注目しておきたいポイントです。