国産クラウド型CRMツール「カスタマーリングス」の評判から料金形態までを解説
2020.06.14国産のクラウド型CRMツールとして評価の高いカスタマーリングス。
データの統合・抽出はもちろん、質の高い顧客分析とマーケティング施策で、ECサイトのCRM施策を強力に後押ししてくれます。
今回は注目のCRMツール、カスタマーリングスのサービス概要や特徴、料金形態などを詳しくご紹介。サービスが評判を集める秘密に迫ってみましょう。
目次
カスタマーリングスとは?
カスタマーリングスとは、株式会社プラスアルファ・コンサルティングが提供する、クラウド型のCRMツールです。
これまでに自社で培ってきた、ビッグデータを活用したコンサルティング業務のノウハウを元にサービスを構築。現場で即戦力として活用できるよう機能性や利便性に徹底的にこだわった質の高いツールに仕上がっています。
こうした高品質なサービス内容が評価され、これまでに550社を超える企業がサービスを導入。国内屈指のクラウド型CRMツールとしての地位を確立しています。
カスタマーリングスが評価される4つの特徴
では、カスタマーリングスが多くのEC事業者から評価される理由はどこにあるのでしょうか?サービスが評価される理由として、大きく4つの特徴があります。
【1.ノンカスタマイズでデータを統合できる】
一般的にEC向けのCRMツールでは、自社でこれまで蓄積したデータをカスタマイズしてから統合する必要があります。そのため、導入への手間やコストが発生する点がネックでした。
カスタマーリングスではこのデータ統合をノンカスタマイズで行うことが可能。ツール導入とあわせてすぐにデータの分析や施策の投入が行えることから、スピーディーかつ効率的にCRMに取り組むことができます。
【2.顧客個人を見える化できる】
カスタマーリングスでは、顧客1人ひとりをIDにより紐づけて管理することで、あらゆるデータを一括で管理することができます。これは、顧客のパーソナリティをより詳しく知る上で効果的で、個人に最適化した施策を実行することができます。
また、より視覚的に情報やデータを見ることができるデザイン性も追及。事業者が直観的にデータを見て、アイデアや施策を生み出す環境が整えられています。
【3.自由なセグメント設計が可能】
カスタマーリングスでは、自社独自のセグメントを自由に設計することが可能です。顧客の属性や購買履歴はもちろん、メールの開封歴やページへのアクセル歴など、こと細かくユーザーを分類しデータ化することができます。
独自のデータを収集することができれば、オリジナリティの高い施策の投入が可能。自社の顧客により最適化されたアプローチを実現することが可能です。
【4.作業負担を軽減しPDCAを高速化できる】
CRMに関する業務は、データの収集から分析、施策の投入に至るまで細かな業務が要求されます。そのため、事業者への業務負担が大きく、スムーズなPDCAサイクルが回せないといったケースも少なくありません。
カスタマーリングスでは、データの収集や分析はすべて自動化することが可能。レポートを社内で手軽に共有することもできるため、作業負担を軽減しPDCAサイクル高速化することができるでしょう。
カスタマーリングスの主要機能を紹介
では、カスタマーリングスで実際に利用することができる主要な機能について見ていきましょう。
カスタマーリングスの機能は、大きく次の3つに分類することができます。
【データ統合機能】
データ統合機能は、CRM施策を実行するために欠かせないデータの統合や連携、管理といった役割を担います。
顧客セグメント | 顧客データや購買データを元に自由にセグメント設定ができる |
在庫連動 | 自社ECの在庫情報と連動して、商品情報などを表示・提供できる |
アクセスログ | サイトの閲覧履歴を元に、リマインドメールの送信や効果測定が可能 |
外部連携 | 外部サービスとデータを連携し、カスタマーリングスで一元管理できる |
顧客登録/管理 | 自社連携やサービス内の入力フォームから顧客情報を登録・管理できる |
【データ分析機能】
データ分析機能では、データ統合機能で収集・蓄積されたデータを元に、高度な分析作業を実行することができます。
ダッシュボード | 分析したデータ情報を1クリックで共有可能。カスタマイズにも対応 |
顧客分析 | 顧客の購買・行動データを元に特徴別に顧客ランクを設定、分析ができる |
商品分析 | 商品のデータを軸に、バスケット分析や購買パターンの分析ができる |
RFM分析 | 優良顧客の選定や、顧客育成の推移を分析する |
LTV分析 | LTVの推移を元に、顧客や施策効果の分析をおこなう |
【アクション機能】
アクション機能では、実際に顧客に対して実行するマーケティング施策を利用することができます。
配信シナリオ設計 | セグメントごとに配信するシナリオを設計可能。自動配信にも対応 |
メール | 自由度の高いメール作成フォームで、ステップメールの設定や自動配信が可能 |
LINE | 自社アカウントと連携し、LINEを使った配信が可能 |
SMS | SMSを利用して、顧客に対して効果的な配信を実行可能 |
プッシュ通知 | アプリへのプッシュ通知の設定や作成が可能 |
Web接客 | Web接客ツールと連携し、購買データを元に最適なアプローチを実現 |
郵送DM | オンライン施策と組み合わせたDMの配信・管理が可能 |
アンケート | サイトや配信ツールから顧客へのアンケート施策を実行可能 |
カスタマーリングスの料金形態や利用開始までの流れは?
ここからは、カスタマーリングスを実際に導入する際の情報を見ていきましょう。
料金形態や利用開始までの流れはどのようになっているのでしょうか?
料金は初期費用と月額料金の2種類
カスタマーリングスの料金形態は、初期費用と月額料金の2種類に分けられています。
詳細な金額は、 お問い合わせ後にカスタマーリングス側が見積もりを算出。 サイトの規模や顧客データの件数などによって変化することから、ヒアリング後に見積もりを出してもらいましょう。
初期費用と月額料金の内訳は以下の通りです。
【初期費用(設定支援費用)の内訳】
- 環境構築費
- 操作トレーニング
- 初期導入支援
- 初期アクション設定支援(キックオフから2ヶ月間)
初期費用には導入時の初期設定や環境構築だけでなく、操作方法のトレーニングなど、スムーズにサービスを利用するためのサポートを受けられる料金が含まれています。
【月額料金の内訳】
- 定期的なバージョンアップ
- システム障害対応
- 保守
- サポート(WEB /メール /電話)
月額料金は、毎月のサービス利用料のこと。システムのバージョンアップや障害対応、保守やサポートなどが料金に含まれています。
サービスの導入から利用開始までは4つステップに
実際にサービスを導入する際は、次のようなステップを踏みます。
- お問い合わせ
- 申し込み
- 初期導入設定(1ヵ月)
- 運用準備(1ヵ月)
まず、カスタマーリングスに問い合わせて後、事業者の現状に関して詳細なヒアリングを行います。現状の環境や目的をしっかり把握し、課題を鮮明にすることが狙いです。
次に、具体的なサービス内容などを含めて見積もりが提示されます。この内容でOKであれば、申し込み手続きを行います。
申し込み後の1ヵ月は、初期導入設定フェーズとして、専用の環境整備や施策・スケジュールの確認、初期データのインポートなどを行います。このフェーズが完了後、運用準備フェーズに移行します。
運用準備フェーズでは、機能や操作のレクチャーに加え、シナリオや分析設定などを本格的な運用開始に向けて環境を整えていきます。
上記までの4つのステップをすべて完了後に、いよいよサービスの利用開始となります。
まとめ
今回は、国産のクラウド型CRMツールの1つ、カスタマーリングスについて詳しくご紹介しました。
カスタマーリングスは、現場で即戦力として活用できる機能性と利便性に優れたCRMツールで、すでに550以上の企業が導入するなど、高い評価を得ています。自社のCRMを加速させ、売上の向上はもちろん、作業負担の軽減に大きく貢献してくれるでしょう。
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