超高速検索を実現!EC特化型のサイト内検索ツール「sui-sei」とは?

EcWork編集部

超高速検索を実現!EC特化型のサイト内検索ツール「sui-sei」とは?

EcWork編集部

ECに特化したサイト内検索ツールの1つが「sui-sei」です。

超高速の検索スピードと高い検索精度を実現することで、ユーザーの利便性向上はもちろん売上のアップに大きく貢献してくれます。

今回は、人気のサイト内検索ツールsui-seiのサービス概要について詳しくご紹介していきます。

サイト内検索とは?

サイト内検索とは、ECなどのサイト内部に設置する検索エンジンのことを言います。

ECサイトなどで商品を検索する際に、検索窓にキーワード入力しますが、あれこそまさにサイト内検索の一例。フリーワードやキーワードを指定して検索を行うことで、欲しい商品を素早く見つけ出し、利便性を高めることができます。

サイト内検索ツールでECのコンバージョンを高める

サイト内検索の精度を向上するために導入するツールを、サイト内検索ツールと呼びます。

ECにおいてユーザーが欲しい商品にいち早く到着することは、コンバージョン率に大きく左右します。また、ストレスのない検索行動を提供することで、満足度やサイトロイアリティを高めることにも繋がるため、リピートユーザーの獲得にも影響を与えるでしょう。

また、近年はスマートフォンを利用してショッピングを行うユーザーが増加傾向にあります。スマホはPCに比べて画面サイズに制約があり、バナーや商品画像を表示するスペースに限りがあります。そのため、ユーザーはサイト内検索から商品を直接検索する傾向が強まっており、サイト内検索ツールの重要性はさらに高まっていると言えるでしょう。

sui-seiとは?

サイト内検索ツールの中でもとくに注目を集めているのが「sui-sei」です。

sui-seiは、神戸に本社を置く株式会社神戸デジタル・ラボ(KDL)が提供するサイト内検索最適化サービスで、2012年にサービスがリリースされました。

特徴は、超高速の検索スピードを実現できるということ。国内でもトップ規模のECサイトを想定した検証環境の元でサービスを提供しており、「サイトの速度が重い・検索が遅い」といった悩みを一気に解決することができます。

また、ユーザーの検索ログを元に検索結果をチューニングすることで、高精度の検索結果を実現。検索該当結果が0件になるのを防止する「0ヒット防止」機能も搭載していることから、ユーザーにストレスのない快適なサービスを提供することができます。

リッチサーチ

sui-seiには、大きく2つのサービスが用意されています。1つ目がリッチサーチです。

rich search

リッチサーチは、ECに特化した検索エンジンで、サイトの検索速度・精度の向上を図り、快適な購入体験を提供できます。

具体的には、サイト全体のナビゲーションを整理し、ユーザーが欲しい目的の商品を素早く見つけられるように工夫。カテゴリ検索や並び替えソート機能、表記のゆれをカバーするなど、ユーザーが使いやすい検索環境を徹底的に追求しています。

検索機能が乏しいサイトは、それだけでユーザーの離脱に繋がり、コンバージョンの機会を逃してしまいます。また、使いづらい機能はユーザーにとって何よりもストレスで、リピート購入へも繋がりづらいでしょう。

こうした機会損失やストレスを極限まで減らし、魅力ある購入体験を提供できるのがリッチサーチの強みです。

リッチサジェスト

sui-seiのもう1つの軸となるサービスが、リッチサジェストです。

rich suggest

リッチサジェストでは、キーワード検索を行った際に、テキストだけでなく商品画像付きのサジェストを表示することができます。表示された商品画像をクリックすれば、ダイレクトに商品ページに飛ぶことができ、より手軽でスピーディーな検索体験を実現できます。

また、検索窓にカーソルを置く(タップする)だけで、文字を入力しなくても人気のキーワードを表示することが可能。1文字だけ入力しても、すぐさま人気キーワードを表示するなど、ユーザーの利便性を徹底的に高めるサービスを実現しています。

表示される人気キーワードはランキング形式となっており、この機能を導入したのはsui-seiが業界初。他社に先駆けて導入したことでノウハウの蓄積も多く、より利便性の高い仕様へと進化しています。

sui-seiの料金プランは?

さて、sui-seiでは2つのサービスがあるとご紹介しましたが、それぞれの料金プランはどのように設定されているのでしょうか。

リッチサーチの料金プラン

リッチサーチの料金プランは、初期費用と月額費用の2種類に分かれています。

  • 初期費用:30万円~
  • 月額費用:10万円~

初期費用は30万円からに設定されており、月額費用は10万円からとなっています。ただ、料金に関しては、自社の商品点数やアクセス数(PV)に応じて、最適なものを見積りで算出する手法を採用しています。

この金額をベースと考え、詳細な内容はサービス会社にとの相談の上で検討しましょう。

リッチサジェストの料金プラン

リッチサジェストでも初期費用と月額料金の2つに費用が分かれています。

  • 初期費用:6万円~
  • 月額費用:3万円~

初期費用は6万円からで、月額費用は3万円からがベースです。

リッチサジェストでは、利用できる機能に応じてスタンダードプランとプロプランの2種類が用意されれています。

rich suggest plan

上記はそれぞれのプランで利用できる機能を一覧にしたものですが、プロプランではデザインのカスタマイズやサポート機能、外部レコメンド連携といった機能が追加されています。また、商品点数の上限もスタンダードプランでは3万点なのに対して、プロプランでは上限が設定されていません。

プロプランを採用する場合は、別途見積もりを行うため、こちらもサービス会社側に問い合わせをして検討してみましょう。

導入までの期間は1~2ヵ月

サービスを導入するとなると、どの実装までにどの程度の期間がかかるのか気になるところです。

sui-seiのサービスを導入し実装を行うまでの期間は、平均して1~2ヵ月程度となっています。これは、自社のECサイトに検索エンジンを導入するためのシステム改修が必要となるためで、安全にサービスを実装するための準備及び動作検証等の時間も含まれています。

安心してサービスを利用するための準備期間と考えておくとよいでしょう。

詳細な期間は、サイトの規模などによって違うことから、自社の希望を伝えつつ、サービス会社側としっかり打ち合わせをおこないましょう。

sui-seiの導入事例を紹介

では、実際にsui-seiのサービスを導入した企業の事例をいくつか見ていきましょう。

1.Benesse マナビジョン

benesse manabi

まずご紹介するのが、Benesse マナビジョンです。

Benesse マナビジョンは高校生向けの進路・進学情報を提供するポータルサイトですが、ユーザーへのヒアリングを行ったところ、検索窓の使い勝手が悪いという結果が出ました。

そこでサイト内検索の質を向上させるためにsui-seiを導入すると、1セッションあたりの訪問ページ数が約4倍増加。平均滞在時間も約3.6倍に増えるなど、劇的な効果を上げています。

ユーザーからの評判も良く、今後はレコメンド機能の拡充を図りされなる利便性向上を目指しています。

2.SANYO iStore(サンヨー・アイストア)

sanyo istore

アパレルメーカーである三陽商会が運営するECサイトSANYO iStore(サンヨー・アイストア)も、sui-seiを導入した事例の1つです。

サンヨー・アイストアでは2017年のサイトリニューアルに合わせて、UXの向上を目標に掲げました。そこでユーザーにとって利便性の高い検索環境を整えるべく、sui-seiのサービスを導入。

導入後は商品点数の多いアパレルECでありながら、スピーディーな検索を実現することで、UXを高めることに成功しました。

3.ジーフットシューズマルシェ

g-foot ec

「ASBee(アスビー)」や「Greenbox(グリーンボックス)」といったシューズウェア店舗を展開する株式会社ジーフット。ジーフットシューズマルシェは、そのジーフットが手掛けるECサイトです。

靴というサイズやデザインが豊富で、大量の商品点数を抱えるジーフットシューズマルシェでは、検索機能の向上が課題でしたが、sui-seiのリッチサジェストに導入により、検索環境が劇的に向上。

とくに商品画像付きサジェストはユーザーからの評価も高く、コンバージョン率のアップを実現しました。

まとめ

今回は、サイト内検索ツール「sui-sei」のサービス概要をご紹介しました。

sui-seiはEC特化型のツールとして、超高速の検索スピードを提供。検索結果の最適化を実現する各種機能も充実しているので、コンバージョン率のアップはもちろんサイトユーザービリティの向上にも大きく貢献してくれるでしょう。

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