人気ASPサービス┃フューチャーショップのサービスをまとめて大公開!

EcWork編集部

人気ASPサービス┃フューチャーショップのサービスをまとめて大公開!

EcWork編集部

2003年からEC向けのASPカートサービスを展開している「フューチャーショップ(Future shop)」。デザイン性の高いネットショップの構築に優れており、ブランドイメージを重視する事業者からとくに人気を集めています。

今回は、注目を集めるASPカート「フューチャーショップ」のサービス内容を詳しくご紹介。サービスの特徴や利用料金、実際の参考事例にいたるまで、まとめてチェックしていきましょう。

フューチャーショップとは?

フューチャーショップは、2003年にサービスをスタートしたEC構築向けのASPカートサービスです。

年々着実に成長を続けており、2019年10月現在の導入実績は2,500店舗。2014年からは、市場での越境EC拡大を受けて、海外向けECを支援する「FutureShop2 OVERSEAS」をリリースしました。トレンドにいち早く対応するスピーディーさも、フューチャーショップ の魅力でしょう。

フューチャーショップのサービス│3つの特徴

ここからは、フューチャーショップのサービス内容を深掘りしていきます。さまざまなサービスが充実しているフューチャーショップですが、とくに注目すべき3つの特徴を見ていきましょう。

1.自由度の高いデザインが可能

フューチャーショップの特徴の1つが、自由度の高いサイトデザインを実現できるということ。

フューチャーショップでは、サイトデザインの自由度を高めてくれる「commerce creator(コマースクリエーター)」という機能を搭載しています。commerce creatorは、ECサイトをパーツごとに細分化し組み合わせることができる仕組みで、これにより自由なサイトデザインを実現することができます。

サイトデザインは、ショップにとっての「顔」とも呼べる重要な要素です。とくにアパレルや化粧品、雑貨といったブランドイメージを重視する商材にとっては妥協したくないポイントでしょう。

その点フューチャーショップなら、commerce creatorを利用することでイメージ通りのデザインが可能に。ブランディング戦略を考える上でも、大きなメリットになるでしょう。

2.多彩なキャンペーン機能を搭載

多彩なキャンペーン機能を利用できる点も、フューチャーショップの魅力の1つです。

フューチャーショップでは、集客・販売に貢献してくれるクーポン機能や、カゴ落ちリカバリー広告機能をはじめてした、さまざまな機能を利用することができます。また、Googleショッピングや各種SNSとの連携も充実。多様なマーケティング戦略に取り組むことが可能です。

実店舗とECサイトを連携させるオムニチャネル化や、ApplePayといった業界のトレンドと呼べる機能も搭載するなど、時代の波をしっかり取り入れ商機を逃さないサービスが整っていると言えるでしょう。

3.SaaS方式でマーケティング活動に集中できる

フューチャーショップでは、SaaS方式(クラウド方式)と呼ばれる仕組みでサービスを提供しています。これは、ECサイトを構築・運用するための機能を、インターネットを通して提供する仕組みのこと。

多くのASPカートでは、ソフトウェアをサーバにインストールしてサービスを利用します。一方、フューチャーショップではインターネット越しのサービス利用となるため、サーバーの準備やソフトウェアをインストールする必要がありません。

また、ネット上のシステムの運用・保守はフューチャーショップがすべて対応してくれることから、事業者はマーケティング活動だけに注力することができます。サーバーやソフトウェアの購入、運用・保守にかかる費用を抑えることができるため、コストを削減できる点もSaaS方式のメリットです。

フューチャーショップのプラン内容は?

次にフューチャーショップのプランごとに、サービスの内容を見ていきましょう。フューチャーショップでは、「スタンダートプラン」と「ゴールドプラン」の2つのプランが用意されています。

【スタンダートプラン】

プラン名505002500500010000
登録商品数50商品まで500商品まで2500商品まで5000商品まで10000商品まで
容量2GB3GB7GB13GB25GB

スタンダートプランは、フューチャーショップの標準プランで、登録できる商品数やサイトの容量、オプションの有無によって5種類に分かれています。

登録できる商品数は、もっとも少ない「スタンダート50」プランでは50商品まで。プランが上がるごとに500 → 2,500 → 5,000と登録できる商品数が多くなっていき、一番上の「スタンダート10,000」プランでは10,000商品まで登録が可能です。

また、容量も同じ仕組みとなっており、もっとも少ないプランから順に2GB → 3GB→ 7GB → 13GB → 25GBに設定されています。

オプションの有無も種類ごとに異なっています。例えば、スタンダートプラン50では、画像ホスティングやウイルスチェックアカウント追加といったオプションが利用できません。利用できるプランでも、プランによってオプション料金やサービス内容に違いがあるため、契約時には必要な機能を利用できるかチェックしておきましょう。

【ゴールドプラン】

プラン名ゴールド
登録商品数30,000商品まで
容量80GB

ゴールドプランは、より本格的なECサイトの構築を目指す事業者向けのプランとなっています。

登録できる商品数は、最大で30,000商品まで。容量も80GBまで対応可能と、大規模ECの運営にもしっかり対応できる仕様となっています。

また、ほぼすべてのオプションの利用が可能とあって、事業者の求めるネットショップのイメ―ジを限りなく現実の形にすることができるでしょう。

フューチャーショップの利用料金は?

フューチャーショップでは、プランごとに利用料金がそれぞれ設定されています。また、契約する期間によっても料金が変化するようです。

【スタンダードプランの利用料金】

プラン名505002500500010000
初期費用22,000円22,000円27,000円27,000円52,000円
月契約22,000円26,000円31,000円
37,000円52,000円
半年契約132,000円156,000円186,000円222,000円312,000円
年間契約249,000円293,000円348,000円414,000円579,000円
(年間契約割引額)(15,000円)(19,000円)(24,000円)(30,000円)(45,000円)

こちらは、スタンダードプランの基本料金を一覧にしたものです。料金は5種類のプランごとにそれぞれ設定されており、スタンダードプラン50では月額22,000円、スタンダードプラン10,000では月額52,000円に設定されています。また、初期費用もプランごとに22,000円~52,000円のあいだで設定されています。

ポイントとなるのが、契約期間。フューチャーショップでは月契約以外に、半年契約と年間契約が用意されています。年間契約の場合、割引が適応され、プランごとに15,000円~45,000円割引されます。長期でのサイト運営を目指しているなら、年間契約がお得と言えるでしょう。

【ゴールドプランの利用料金】

プラン名ゴールド
初期費用52,000円
月契約81,000円
半年契約486,000円
年間契約907,000円
(年間契約割引)(65,000円)

ゴールドプランの利用料金は、月額81,000円、初期費用は52,000円となっています。こちらも年間契約による割引があり、年間で65,000円が割引されます。

フューチャーショップの導入事例をご紹介

ここからは、フューチャーショップのサービスを使った導入事例を、商材別に見ていきましょう。

【導入事例】アパレル ┃ CANAL JEAN(キャナルジーン)

女性向けのアパレル商品を扱うセレクトショップ「CANAL JEAN(キャナルジーン)」のECサイトは、フューチャーショップのcommerce creatorを利用して作られています。

トレンドに敏感な女性向けのサイトとあって、洗練された高いデザイン性が特徴。見た目はシンプルながら、詳細なカテゴリ分けや、商品ごとにを画像を数多く用いるなどユーザービリティも意識したサイトに仕上がっています。

キャナルジーンの公式サイトはこちら

【導入事例】化粧品 ┃ アンブリオリス

スキンケア化粧品を取り扱う「アンブリオリス」も、commerce creatorを利用して作成されたECサイトです。

化粧品はECの商材の中でも、清潔感や信頼感を強く求められるジャンルです。アンブリオリスは背景を透明感ある白で統一し、文字色は淡いブルーを採用することで清潔感を演出。また、メニューバーには「お悩みから探す」「肌質から探す」といったユーザー目線の項目を用意するなど、誠実さを感じさせます。

メディア情報やSNSへの投稿なども合わせて掲載することで、親近感を高める工夫が施されている点も特徴の1つでしょう。

アンブリオリス の公式ページはこちら

【導入事例】食品 ┃伏高

鰹節を取り扱うECサイト「伏高」も、フューチャーショップのサービスを利用しています。

大正7年に創業した伝統と、鰹節という「和」の食材を生かすために、高級感ある落ち着いたサイトデザインを強く意識。食品ECの鍵とも呼べる商品画像にもしっかりこだわっており、ブランドの魅力を十二分に引き出したサイトに仕上がっています。

また、あえて奇をてらうようなことはせず、食材の魅力で勝負するサイト設計は、「真っ当な食材」というブランドのイメージを強く意識させる効果が期待できるでしょう。

伏高の公式ページはこちら

まとめ

今回は、ASPカートサービスの中から「フューチャーショップ(Future shop)」のサービス内容についてご紹介しました。フューチャーショップではcommerce creator(コマースクリエータ―)と呼ばれる独自の機能を利用することで、細部までこだわった、自由度の高いサイトデザインを実現することができます。

また、最新のトレンドをいち早く掴んだ機能の追加や、SaaS方式を用いることで事業者の運用・保守にかかる負担軽減を実現している点も大きなメリットと呼べるでしょう。

料金プランは標準的なスタンダードプランと、本格的なゴールドプランの2つ。スタンダードプランは登録商品数や容量によって5つの種類に分かれていることから、事業の規模や拡大に合わせて最適なプランを選んでみましょう。