【徹底比較】Shopify の3大クレジットカード決済サービス
2021.12.23クレジットカード決済(クレジット決済)は、ECサイトでの支払い方法の中でもとくに利用者数が多い決済手段の一つです。
Shopifyでも利用者数の多いクレジット決済に対応するため、複数のサービスを導入しており、中でも「Shopifyペイメント」「SBペイメント」「GMOイプシロン」は代表的なサービスに挙げられます。
今回は、Shopifyの代表的な3つのクレジット決済サービスについて、特徴や手数料について解説します。どのサービスを導入するのか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
Shopifyで利用する代表的なクレジット決済サービスは3つ
Shopifyではユーザーが商品代金を支払う際に幅広い選択肢を提供するため、豊富な決済サービスを用意しています。中でもクレジット決済は、ECサイトの主要な決済方法に数えられるため、複数の決済サービスが用意されています。
Shopifyで代表的なクレジット決済は以下の3つのです。
- Shopifyペイメント
- SBペイメント
- GMOイプシロン
上記の3つのサービスはクレジット決済をメインにサービスを提供していますが、クレジット決済以外のサービスを導入することができる点も事業者から人気を集める理由の一つです。
それでは、3つのサービスについてサービス概要や手数料を詳しく見ていきましょう。
1.Shopifyペイメント
- クレジット決済(Visa、Mastercard、JCB、American Express)
- Shop Pay
- Apple Pay
- Google Pay
ブランド\プラン | ベーシック | スタンダード | プラミアム | Shopify プラス |
Visa Mastercard | 3.40% | 3.30% | 3.25% | 3.15% |
American Express | 3.90% | 3.85% | 3.80% | 3.75% |
JCB | 4.15% | 4.10% | 4.05% | 3.75% |
Shopifyペイメントは、Shopifyが独自に提供するオンライン決済サービスです。
Shopifyがサービスを提供しているとあって、クレジット決済を導入する際の審査が不要。また、取引手数料が無料と、自社サービスならではの強みが多く揃っています。
クレジット決済以外にもAmazon Pay、Shop Pay、Apple Payの3つのID決済を一括で導入することができ、サイトへの高い集客効果や売上向上が期待できます。
クレジット決済での手数料は、Shopifyの料金プランによって設定されており、上位のプランになるほど手数料が低くなる仕組みです。
2.SBペイメント
- クレジット決済(Visa、MasterCard、JCB、American Express、Diners Club International)
- キャリア決済(ドコモ、ソフトバンク、au)
- QRコード決済(楽天ペイ、PayPay)
- コンビニ決済(セブン、ローソン、ファミリーマート、ミニストップ、セイコーマート)
初期費用 | 月額費用 | 手数料 |
5,000円 | 1,000円 | Visa、MasterCard 3.15% JCB、Amex、Diners 3.45% |
SBペイメントはソフトバンクグループが提供する決済サービスです。クレジット決済はもちろん、キャリア決済、QRコード決済、コンビニ決済と豊富な決済サービスを利用することが可能。
クレジット決済では初期費用・月額料金は発生しますが、Visa、MasterCardの国内ブランドは3.15%の低い利率に抑えられている点は魅力的といえるでしょう。
3.GMOイプシロン
- クレジット決済(Visa、MasterCard、JCB、American Express、Diners Club International)
- キャリア決済(ドコモ、ソフトバンク、au)
- コンビニ決済(セブン、ローソン、ファミリーマート、ミニストップ、セイコーマート)
- 代引き決済
- 後払い決済
初期費用 | 月額料金 | 手数料 |
無料 | 無料 | Visa、MasterCard 3.20% JCB、Amex、Diners 3.50% |
GMOイプシロンは、日本の決済代行サービス大手のGMOグループが提供するサービスです。
クレジット決済に加え、キャリア決済、コンビニ決済、代引き決済に対応。また、近年国内でも需要が伸びている後払い決済(GMO後払い)に対応している点もGMOイプシロンの強みです。
クレジット決済を選ぶ際に注意したい追加手数料
Shopifyでクレジット決済を導入する際は、事業者が任意のサービスを選ぶことができますが、一点注意したいのが追加手数料です。
プラン | ベーシック | スタンダード | プレミアム | Shopifyプラス |
Shopifyペイメントを併用しない場合(追加手数料) | 2% | 1% | 0.5% | 0.15% |
ShopifyではShopifyペイメントに申し込みをしない状態で他の決済サービスを利用する場合、プランに応じて追加手数料が発生してしまいます。
SBペイメントの手数料を例に説明していきましょう。
例えば、SBペイメントでクレジット決済を利用する場合、3.15%の手数料が発生します。しかしShopifyペイメントを申し込まない状態で利用すると追加手数料2%が発生するため、合計で5.15%の手数料が発生してしまいます。これはGMOイプシロンでも同様です。
つまり、決済サービスを導入する場合は、Shopifyペイメントと併用する方が手数料を安く抑えられることになります。
まとめ
Shopifyのクレジット決済では、Shopifyペイメント・SBペイメント・GMOイプシロンが代表的なサービスとして挙げられます。
それぞれのサービスでのみ提供されている決済方法も多いことから、自社のユーザーとの兼ね合いを考えながら、どのサービスを導入するのかを検討してみましょう。
その際に注意しておきたいのが、Shopifyペイメントと併用しない場合、追加手数料が発生するということ。例えば、Shopifyペイメントでクレジット決済を導入し、Shopifyペイメントでカバーできない後払い決済としてPaidyを申し込む、といった組み合わせは効果的でしょう。