Shopifyにキャリア決済を導入するには?

EcWork編集部

Shopifyにキャリア決済を導入するには?

EcWork編集部

キャリア決済とは、携帯キャリアの支払いと合算して商品購入代金を支払う決済方法です。

Shopifyでは2021年12月現在、3つの外部サービスからキャリア決済を導入する仕組みが提供されており、事業者はこれらのサービスを利用してキャリア決済をサイトに導入することになります。

今回は、Shopifyにキャリア決済を導入する方法や、サービス会社ごとの比較をご紹介します。

Shopifyでは3つのサービスからキャリア決済を導入できる

キャリア決済とは、携帯キャリアの支払いと合算して、商品やサービスの購入代金を支払う決済方法です。

2021年12月現在、Shopifyには3つの外部サービスからキャリア決済を導入することが可能です。導入する際は、以下の手順で設定を行います。

  1. 管理画面左下の「設定」をクリック
  2. 設定画面から「決済」をクリック
  3. 決済画面から「代替決済方法」をクリック
  4. 代替決済一覧から任意のキャリア決済を登録

以上のような流れとなっています。

現在Shopifyでは、『ドコモデジタル』『SBペイメント』『GMOイプシロン』の3社がキャリア決済サービスを提供しています。

それぞれのサービスについて詳しく見ていきましょう。

1.ドコモデジタル

ドコモデジタル

【対応キャリア】

  • ドコモ払い
  • auかんたん決済
  • ソフトバンクまとめて支払い
  • ワイモバイルまとめて支払い
初期費用月額料金決済手数料
0円0円物販6.4% デジタルコンテンツ15%

ドコモデジタルは、ドコモのグループ企業が提供する決済サービスです。

各携帯キャリアのサービスを一括で導入することが可能。とくに、格安SIMのワイモバイルで利用できる「ワイモバイルまとめて支払い」に対応しているのはドコモデジタルだけで、同サービスの強みの一つといえます。物販とデジタルコンテンツのどちらにも対応可能です。

2.GMOイプシロン

【対応キャリア】

  • ドコモ払い
  • auかんたん決済
  • ソフトバンクまとめて支払い
初期費用 月額料金 決済手数料
0円
0円物販6.4%

GMOイプシロンは、GMOグループが提供する決済サービスです。

同サービスでは「スマートフォンキャリア決済」としてShopifyにキャリア決済を提供しており、ドコモ払い・auかんたん決済・ソフトバンクまとめて支払いの3大主要キャリアを導入することができます。対応商品は、物販のみとなっています。

3.SBペイメント

【対応キャリア】

  • ドコモ払い
  • auかんたん決済
  • ソフトバンクまとめて支払い
初期費用 月額料金 決済手数料
0円0円物販6.0% デジタルコンテンツ12.0%

SBペイメントは、ソフトバンクグループが提供する決済サービスです。

同サービスでも3大キャリアの、ドコモ払い・auかんたん決済・ソフトバンクまとめて支払いの3つを導入することが可能。対応商品は、物販だけでなくデジタルコンテンツも含まれます。

キャリア決済とは?事業者が導入する3つのメリット

最後に、キャリア決済についての概要と事業者が導入するメリットについて整理しておきましょう。

キャリア決済とは、各携帯キャリアのIDとパスワード認証を利用して、携帯電話料金の支払いと合算し、商品やサービスの支払いを行える決済方法です。

ユーザーは普段から利用しているスマホ・携帯を利用して商品の購入を行うことが可能。キャリアのIDとパスワードで認証を行えば、個人情報や支払先情報の入力をスキップしてスムーズな商品購入を実現できます。

また、支払先も普段のキャリア端末の支払い先に合算されるため、引き落とし先や支払い先一箇所にまとめることが可能です。

では、事業者目線でキャリア決済を導入するメリットはどこにあるのでしょうか?

メリット1.CVの繋がりやすい

1つ目は、商品やサービスのCV(コンバージョン)に繋がりやすいということ。

キャリア決済では、面倒な入力作業をスキップできるため、決済画面でのかご落ち防止の効果が期待できます。また、普段から使い慣れているキャリアからの支払いは、ユーザーにとって利便性はもちろんセキュリティ面での安心感に繋がるため、購入を後押ししてくれるでしょう。

メリット2.クレジット未使用ユーザーへの代替手段となる

2つ目は、クレジットカードを使用しないユーザーにとっての、代替手段になるということ。

ECを利用するユーザーの中には、クレジットカードを持っていない・持っているけどセキュリティへの不安から使いたくない、といったユーザーも少なくありません。こうしたユーザーにとってキャリア決済は、貴重な代替手段としての役割を果たしてくれます。

これは事業者にとって購入機会の損失やサイトからの離脱を軽減する上でメリットが大きいといえるでしょう。

メリット3.未払いリスクを軽減できる

3つ目は、未払いリスクを軽減できるということ。

キャリア決済は他の決済手法に比べて、未払いリスクを軽減することができます。ECでは未払いが発生した場合、事業者がユーザーに対して請求処理を行うことになります。

しかしキャリア決済では、商品購入が行われた段階でキャリア側が商品代金の債権を譲り受ける仕組みになっており、事業者がユーザーに対する請求処理を行う必要がありません。

また、ユーザー心理としてライフラインとして欠かせないスマホや携帯の支払いは優先する傾向が強く、未払いが発生する割合も低くなることが予想されます。

まとめ

キャリア決済は各携帯キャリアのIDとパスワード認証を利用して、携帯電話料金の支払いと合算し、商品やサービスの支払いを行える決済方法です。

馴染みのある携帯やスマホから支払いを行うことができるため、ユーザーからの人気が高く、事業者にとってもコンバージョンの向上やカゴ落ちの軽減に繋げることができます。

今後ECではユーザーの任意の決済サービスがサイト内に用意されているかが、購入を判断する重要な材料となってきます。今回ご紹介したキャリア決済はもちろん、後払い決済なども若年層を中心に需要が増加していることから、Shopifyサイトでの導入を検討してみるとよいでしょう。

ShopifyEXPERT Libertyship Paidy