Repro(リプロ)とは?世界60ヵ国以上で導入されるCEプラットフォームを紹介

EcWork編集部

Repro(リプロ)とは?世界60ヵ国以上で導入されるCEプラットフォームを紹介

EcWork編集部

ECサイトを中心に年々導入が進んでいる、デジタルマーケティングプラットフォーム。

その中でもRepro(リプロ)は世界60ヵ国以上で導入されており、CE(カスタマーエンゲージメント)プラットフォームとして事業者から高い評価を得ています。

今回は、人気サービス・Reproについて、サービス概要や機能をご紹介していきます。

Repro(リプロ)とは?

Repro(リプロ)は、リプロ株式会社が提供しているCE(カスタマーエンゲージメント)プラットフォームです。

いわゆるデジタルマーケティング向けのWeb接客サービスで、2015年にアプリ向けの分析ツールとしてリリースされると、年々機能を拡充。現在は、アプリ・Web双方に対応し、オフラインとの連携も可能となっています。

世界65ヵ国、7,300以上のサービス導入実績をほこっており、大手Webサイトの導入事例も多い人気プラットフォームとして知られいます。

膨大なデータを集積しサイトのCEを高める

近年デジタルマーケティングの世界では、企業と顧客の関係性を深め集客や売上に繋げる「カスタマーエンゲージメント(CE)」が重要視されています。

ユーザー1人1人と密な関係性を築くことで、リピート顧客の獲得や顧客満足度の向上を目指すアプローチです。これはECサイトにおいても重要な考え方で、新規顧客の獲得に頼ったサイト運営はどこかで頭打ちの状態となってしまいます。そこで、顧客とのコミュニケーションにしっかり注力することで、サイトへのロイヤリティを高め、LTVの向上を目指すという訳です。

Reproでは自社サービスを「CEプラットフォーム」と定義し、顧客との関係性を重視するサービスを展開しています。

具体的には、複数のチャネルを横断して膨大なデータを集積。そこからユーザーのパーソナリティーを鮮明にし、より効果的なアクションに繋げる仕組みです。

公式サイトに掲載されている『「一度きり」ではなく「長期的」な関係を築こう』という言葉は、Reproのサービスを的確に表現した言葉といえるでしょう。

Reproの8つの主要機能をご紹介

では、ここからはReproを導入することで利用できる主要な機能をご紹介していきます。

Reproでは、次の8つの機能が中心となっています。

  1. webポップアップ
  2. レコメンド機能
  3. オンライン広告
  4. メール
  5. 吹き出し
  6. プッシュ通知(アプリ&Web)
  7. アプリ内ポップアップ
  8. UI/UX最適化(UX optimizer)

1.webポップアップ

1つ目は、webポップアップ機能です。

Reproでは膨大なデータからユーザーの行動や属性を分析し、サイト上に最適なポップアップを表示することができます。

ポップアップと言えば、ECサイトなどでは割引キャンペーンやクーポン情報などの表示でお馴染みですが、ユーザーの属性や行動などにあわせてポップアップの種類や表示するタイミングを調整することで、よりコンバージョンに繋がりやすいアクションを提供できます。

2.レコメンド機能

2つ目は、レコメンド機能です。

レコメンド機能とは、サイトを訪れたユーザーにおすすめの商品や関連商品を紹介する機能のこと。ECサイトなどで「あなたにおすすめの商品はこちら」といった形式で商品が紹介されたことがありますが、あれはレコメンド機能を用いたもの。

ユーザーの行動や属性からAIが最適なアイテムをセレクトし、ユーザーに購入意欲を刺激するための機能です。

ReproではWebサイトはもちろん、アプリのプッシュ通知やメールでもレコメンド機能を提供できるため、サイトのコンバージョンを最大化することができるでしょう。

3.オンライン広告

オンライン広告も、Reproの主要機能の1つです。

こちら機能では、モバイル端末ごとの固有の広告IDを元に、ユーザーのSNS広告を最適化することが可能。ユーザーの属性や状態の応じてSNS上にオンライン広告を表示することができ、例えば休眠顧客にはサイトへの再訪問を促す広告を。ヘビーユーザーには、アップセル商品を紹介しLTVの向上を促すような広告を表示するなど、柔軟なオンライン広告の運用が可能となります。

4.メール

次のご紹介するのが、メール機能です。

メールは届けられる情報量がSNSなどに比べ多くユーザー数も膨大なことから、現在でも主要なマーケティングツールとして位置づけられています。Reproではユーザーのデータをセグメント化して、それぞれのシナリオメールを送信することが可能。

ユーザーの興味や関心、属性などにあわせて最適化した内容でアプローチできることから、集客や売上に高い効果が期待できます。

5.吹き出し

5つ目は、吹き出し機能です。

ポップアップ機能ではバナータイプのメッセージを画面上に表示させますが、Reproでは吹き出しタイプのメッセージも表示することができます。

吹き出しタイプでは、メッセージとアクション(例:どのボタンをクリックするのか)がより直感的にリンクしているため、ユーザーの行動を促しやすい特徴があります。また、商品の検索や購入時のストレスを軽減することで、購入体験を向上させることも可能です。

6.プッシュ通知(アプリ&Web)

6つ目は、プッシュ通知機能です。

スマホなどですっかりお馴染みとなったプッシュ通知ですが、画像や動画なども利用してユーザーにアプローチできるなど、使用用途の幅が広い機能と言えます。Reproのプッシュ通知は、スマホなどのモバイルはもちろんタブレットやWebでも利用できることから、ユーザーの端末に左右されず関係性を構築することが可能です。

7.アプリ内ポップアップ

アプリ内ポップアップも、Reproの便利な機能の1つです。

アプリでポップアップを表示するには、ソースコードの変更など面倒な作業が必要となります。しかしReproなら管理画面のテンプレートを利用することで、手軽にアプリ内にポップアップ表示をすることが可能。

クーポン情報やキャンペーンの告知などをタイムリーに届けることができるため、機会損失を減らし売上の向上に繋げることができます。

8.UI/UX最適化(UX optimizer)

最後にご紹介するのが、UI/UX最適化(UX optimizer)機能です。

デジタルマーケティングではUIやUXを最適化するために、A/Bテストなどを用いて絶えずPDCAサイクルを回し続ける必要があります。しかしアプリでは一度サービスをリリースしてしまうと、新たなバージョンをインストールしてもらわなければ、こうしたテストが実装されません。

しかしReproを導入すれば、インストールをせずとも変更やテストが反映されるため、作業負担が軽減するだけでなく、より効率的はPDCAサイクルを回すことができます。

Reproが提供する運用支援サービス

Reproでは、サービスを導入したサイトの運営を強力にサポートするための、運用支援サービスも用意されています。

ここでは、支援サービスの詳しい内容を見ていきましょう。

Professional Growth Support

Professional Growth Supportは、事業者に代わってReproの専任サポートスタッフが、マーケティング施策の企画・実施から効果測定までを行ってくれるサービスです。

専門性の高いスタッフのサポートの元、サイト運営が行えるため、より効率的かつ効果的な運用が可能となります。

Repro ASO

Repro ASOは、自社アプリがユーザーに見つかりやすいよう最適化するサービスを提供しています。

iOS App StoreやAndroid Google Playといったアプリの提供サービスでは、常にアルゴリズムが変動し、評価基準が変動します。そこでトレンドやキーワードなどを選定し、よりユーザーに届きやすい位置に表示されるよう工夫するのが、Repro ASOです。

サイト検索の最適化を目指すSEOのアプリケーション版で、自社アプリのインストール増が期待できます。

Repro AD

Repro ADは、自社アプリの広告効果を最大化するためのサービスです。

規模や目的から最適なKPIや広告媒体を選定することが可能。まだ、データ蓄積を元にしたRepro独自の広告ターゲッティングも利用できます。

Repro APAC進出支援

最後にご紹介するのが、Repro APAC進出支援です。

こちらは、APAC(東南アジア)へのサービス展開や進出を支援するサービスとなっており、市場調査や自社サービスのプロダクトマーケットフィット(市場に受け入れてもらえるためのアプローチ)を後押ししてくれます。

進出後の収益拡大を目指したAPACグロース支援も用意されているので、東南アジア地域へと進出→事業拡大に関わるサービスをトータルで利用できます。

Reproの料金プランは?

最後に、Reproのサービスを導入する際の料金プランを見ていきましょう。

プランは2種類で料金は見積りにより決定

Reproの料金プランは、2種類に分かれています。

『Growth』プランは、基本機能を網羅した料金プランで、Reproの基本サービスをまるごと利用することができます。

『Premium』プランは、基本機能に加えて拡張機能まで備えたプランとなっており、ユーザーのニーズにあわせて機能を拡張することが可能です。

詳細な料金に関しては、Reproへ問い合わせ後見積もりを作成してもらう仕組みです。

まとめ

今回は、世界60ヵ国以上で導入されているCE(カスタマーエンゲージメント)プラットフォーム『Repro(リプロ)』について詳しくご紹介しました。

ReproはいわゆるWeb接客ツールの1つで、顧客と企業の関係性を深め収益性を高めるCEを軸にサービスを提供しています。機能やプラン内容もシンプルな上、大手企業の導入実績も多いことから、これから導入を検討するEC事業者にもおすすめサービスと呼べるでしょう。

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