【Shopify正式連携】SBペイメントの決済方法の種類や手数料を解説

ソフトバンクグループが提供する決済サービスSBペイメントでは、2020年6月からShopifyとの連携をスタートしました。

SBペイメントはクレジット決済に加え、キャリア決済やQRコード決済など豊富な決済方法を導入できるため、ユーザーはもちろん事業者にとっても魅力的なサービスとなっています。

今回は、SBペイメントが提供するShopifyのプランの内容について詳しく解説します。利用できる決済方法や料金、SBペイメントを導入するメリットなどについて見ていきましょう。

SBペイメントとは？2020年8月にShopifyと正式連携スタート

SBペイメントとは、ソフトバンクグループが提供する決済サービスです。

SBペイメントサービスが正式名称で、SBPS（SB Payment Service）という略称でも呼ばれています。クレジット決済をはじめ、キャリア決済やQR決済、コンビニ決済など豊富な決済方法に対応。国内でも人気の決済サービスとして知られています。

2020年8月には、マルチチャネルプラットフォームShopifyと正式連携を開始。これによりShopifyサイトの運営者は、自社での開発を行うことなく、SBペイメントが提供する決済サービスを利用することができるようになりました。

SBペイメントで利用できる決済方法と料金・手数料

SBペイメントでは、次の4つの決済方法を導入することができます。

• クレジット決済
• キャリア決済
• QRコード決済
• コンビニ決済

それぞれの方法の詳しい内容と、利用料金・手数料について見ていきましょう。

【クレジット決済】

• Visa
• MasterCard
• JCB
• American Express
• Diners Club International

SBペイメントのクレジット決済では、上記の5ブランドを利用することができます。決済手数料はブランドによって違っており、Visa、MasterCardは3.15％、JCB、American Express、Diners Club Internationalは3.45％となっています。

【キャリア決済】

• ソフトバンクまとめて支払い
• ドコモ払い
  
• auかんたん決済

キャリア決済では、ソフトバンク・ドコモ・auの三大キャリアの決済サービスを利用することができます。手数料はすべてのキャリアで6.0％となっていますが、デジタルコンテンツに関しては12％に設定されているため注意が必要です。

【QRコード決済】

• PayPay
• 楽天Pay

SBペイメントでは人気のQRコード決済のPayPayと楽天Payを利用することができます。とくに楽天Payと連携できるのはSBペイメントのみで、楽天商圏のユーザーに対して高い集客効果が期待できます。

一点注意したいのが、楽天Payは楽天との直接契約となるため、導入の際はSBペイメントとは別途楽天からの審査が必要となります。

【コンビニ決済】

• セブンイレブン
• ローソン
• ファミリーマート
• ミニストップ
• セイコーマート

コンビニ決済では、セブン・ローソン・ファミリーマートの大手コンビニに加え、ミニストップとセイコーマートでの支払いに対応しています。

ShopifyにSBペイメントを導入するメリットと注意点

最後に、SBペイメントの決済サービスをShopifyに導入するメリットについて見ていきましょう。また、手数料に関して一点注意しておきたいポイントについても解説しています。

メリット1．豊富な決済サービスを一括で導入できる

豊富な決済サービスを一括導入できる点は、SBペイメントをShopifyに導入するメリットでしょう。

個別のサービスを別途導入していくと、労力が増えてしまうだけでなくコストの負担も大きくなってしまいます。SBペイメントを利用して一括で決済サービスを導入できれば、こうした懸念材料をクリアすることができるでしょう。

また、ユーザーに多彩な選択肢を提供できる点も、SBペイメントを導入するメリットといえます。

メリット2．マーケティング支援を受けられる

SBペイメントでは、事業者向けの集客支援も提供しています。

ニュースリリース配信サービス「NEWSCAST」を3か月間、SNSマーケティングサービス「asagake」5回分をそれぞれ無料でご利用可能。この他にも、集客や売上アップに向けての相談に対応してくれます。

メリット3．分割払いに対応可能

SBペイメントでは、分割払いに対応可能です。分割払いのサービスは有料での提供が多いですが、SBペイメントは無料で利用することができるため、購入単価のアップやコンバージョンの向上に貢献してくれます。

SBペイメントはShopifyペイメントとの併用がおすすめ

さて、SBペイメントを利用する際の注意点として、Shopifyペイメントと併用しない場合、追加の手数料が発生する点が挙げられます。

上記の画像はShopifyベーシックプランを利用した場合を想定したものですが、SBペイメントとShopifyペイメントを併用した場合は、クレジットカードの手数料は3.15％になります。しかし、SBペイメントのみの利用の場合は、追加で2.0％の手数料が発生するため合計で5.15％の手数料となってしまいます。

2％の手数料は事業者にとっては大きな違いとなるため、SBペイメントの導入時はShopifyペイメントとの併用をぜひ検討しましょう。

まとめ

SBペイメントサービスは、ソフトバンクグループが提供する決済サービスです。

クレジット決済をはじめ、各種決済サービスを一括で導入できるため、事業者にとっては利便性の高いサービスとなっています。

Shopifyでは豊富な決済サービスが用意されていますが、こうした一括導入に対応したサービスは管理の手間を軽減できるため、事業者にとってはメリットが大きいといえます。例えば、「SBペイメントサービスを導入しつつ、対応していない後払い決済としてPaidyを追加する」といった組み合わせ方はおすすめです。