ShopifyにApple payを導入するには？導入方法やメリットを解説
2021.12.06
Shopifyは手軽にネットショップを構築できる、EC構築プラットフォームです。サービス内には複数の決済手段が用意されていますが、Appleユーザーからの支持が厚いApple payへの対応は可能なのでしょうか？
結論を先に述べておくと、ShopifyにApple payを導入することは可能です。今回は、Apple payの概要やShopifyへの導入方法、導入するメリットについて解説します。
目次
Apple payとは？
Apple payとは、Appleが提供するID決済サービスです。
Apple payを利用すれば、iPhoneやiPadから指紋認証や顔認証を使ってオンライン決済が可能。支払いはApple payに登録してあるクレジットカードから支払われ、ユーザーは面倒な個人情報の入力をスキップすることができます。
また、実店舗でもApple payの専用リーダーが置いてある店舗であれば、iPhoneやApple Watchをリーダーにかざすだけでその場で決済が完了します。
Appleユーザーにとっては利便性の高いサービスとなっており、EC事業者からすればAppleユーザーの集客やコンバージョンの繋がりやすいメリットがあります。とくに日本はiosの利用者がとくに多い国として知られており、他国に比べても導入のメリットが高いといえるでしょう。
ShopifyでApple payは利用することが可能？
近年EC構築プラットフォームとして世界的な注目を集めているのがShopifyです。Shopifyは自由度の高いサイト設計やデザイン性、利便性の高い管理画面など、これまでのEC構築プラットフォームにはない多くのメリットを持っています。
国内でも一気にユーザー数が拡大していますが、気になるのがApple payへの対応です。
Shopifyペイメントを導入すれば簡単にApple payを利用できる
まず結論を述べると、ShopifyでApple payを利用することは可能です。それも、非常に簡単な導入ステップでサービスを追加することができます。
Shopifyには自社独自のオンライン決済・Shopifyペイメントが用意されており、主要なクレジットカード決済（Visa・Mastercard・American Express）を一括で導入することができます。
また、Apple payもShopifyペイメントのサービスに含まれており、Shopifyのアカウントを使って簡単にサービスを導入することが可能です。
従来までは外部の決済サービスを導入するには、サービスごとに個別の設定が必要でした。しかしApple payがShopifyペイメントに含まれたことで、この面倒なステップを省略でき、決済に関する管理も、Shopifyの管理画面で対応することができます。
利用料金は初期費用・月額・手数料無料。クレジット決済の手数料のみ発生
さて、Shopifyペイメントの利用料金は次のようになっています。
まず初期費用・月額費用・手数料はすべて無料です。サービスを導入するためのコストは一切かかりません。必要となってくるのが、クレジット決済の利用時に発生する手数料です。
手数料は料金プランごとに設定されており、詳細な料金は下記の表を参考にしてください。
| カード＼プラン | ベーシック | スタンダード | プレミアム | Shopify Plus |
| VISA Master Card | 3.40% | 3.30% | 3.25% | 3.15% |
| AMEX | 3.90% | 3.85% | 3.80% | 3.75% |
| JCB | 4.15% | 4.10% | 4.05% | 3.75% |
Google PayとShop PayもShopifyペイメントで導入可能
最後に、Shopifyペイメントには各クレジットカードとApple Payだけでなく、Google PayとShop Payも正式連携されています。
Google PayはAndroidスマートフォンで利用できる、キャッシュレス決済サービスです。Apple PayのAndroid版と呼ぶことができ、ios端末を利用していないユーザーの受け皿となります。
また、Shop PayはShopifyストアの決済方法としてShopifyが2017年に開始したサービスです。過去にShopify ペイメントを使用したストアで買い物をしたことがあれば、クレジットカード情報と住所が自動で入力されるため、スピーディーな商品購入を実現できます。
まとめ
今回は、ShopifyでのApple Payの対応の有無や、導入についてご紹介しました。
ShopifyはApple Payに対応しており、Shopifyの公式決済サービスであるShopifyペイメントを導入すれば、簡単にサービスの利用をスタートすることができます。Shopifyアカウントを使って設定を完了することができるため、事業者はサービスごとに個別の設定を行う手間がかからず、手軽にサービスを導入することが可能です。
Shopifyペイメントは各種クレジットカード決済をはじめ、Google PayやShop Payも一括で導入することが可能です。また、Shopifyにはこれ以外の外部サービスも数多く用意されており、人気の後払い決済やコンビニ決済など、ユーザーのニーズを満たすための幅広い決済手段を利用することができます。
