Shopifyで利用できる決済サービスGMOイプシロンとは?後払い決済は可能?
2021.12.06GMOイプシロンは、決済サービス大手のGMOペイメントゲートウェイの子会社です。各種決済機能への対応はもちろん、Shopifyとの連携機能を備えており、複数の決済手段を一括で導入したいShopifyユーザーから人気を集めています。
また、Shopifyでは数少ない後払い決済を導入できるサービスとしても知られています。
今回は、GMOイプシロンの概要やShopifyに導入するメリット、後払い決済を導入する際のポイントについてご紹介します。
目次
GMOイプシロンなら後払い決済を含めた各種決済を一括導入できる
GMOイプシロンは、日本の大手決済代行サービスとして知られるGMOペイメントゲートウェイの子会社です。GMOペイメント同様、幅広い決済機能を提供しており、サービスを利用することで下記の決済手段をECに導入することができます。
- クレジットカード決済
- コンビニ決済
- 代引き決済
- キャリア決済
- 後払い決済
- ネット銀行決済
- 電子マネー決済
2019年からShopifyとの連携にも対応
2019年6月には、EC構築プラットフォームのShopifyとの連携をスタート。これにより、Shopifyユーザーはさまざまな決済手段をGMOイプシロンを通じて一括で導入することが可能となりました。
中でも注目したいのが、後払い決済です。後払い決済とはBNPL(Buy Now Pay Later)とも呼ばれており、近年世界的にニーズが高まっている決済方法です。「今買って後で払う」という言葉からも分かるように、ユーザーはECで商品を購入後、商品が手元に届いてから支払いを行うことが可能。
クレジットカードを持たない・持てないユーザーや、個人情報の流失によるセキュリティ被害を懸念するユーザーからも支持を集めており、EC決済におけるニュースタンダードとして需要が高まっています。
Shopifyの後払い決済は現在、PaidyとGMOイプシロンしか正式連携がなされておらず、事業者にとっては貴重な選択肢の一つとなるでしょう。
GMOイプシロンをShopifyに導入する3つのメリット
ここからは、GMOイプシロンをShopifyに導入するメリットについて見ていきましょう。
メリット1.多彩な決済手段を一括導入できる
1つ目は、多彩な決済手段を一括導入できるということ。
ECにおいては、ユーザーの任意の決済手段の有無はコンバージョンに大きく影響します。使い慣れた決済手段が用意されていない場合、ユーザーはサイトを離脱する可能性が高くなります。
GMOイプシロンなら、クレジット決済をはじめコンビニ決済や後払い決済など、豊富な決済手段を一括で導入するが可能。これはユーザーの利便性向上はもちろん、集客や売上の向上に繋がります。
メリット2.導入コストや労力を軽減できる
2つ目は、導入コストや労力を軽減できるということ。
GMOイプシロンは導入時の初期費用が無料です。例えば、複数の決済手段を個別に導入するとなると、決済サービスによっては導入時の初期費用が発生してしまいます。その点GMOイプシロンなら、初期費用無料で各種サービスを一括導入ができるため、導入コストを抑えることができます。
また、個別の決済サービスを一つずつ導入するとなると、Shopifyとの連携やサービス設定をその都度行わなければなりません。これは事業者側からすると負担が大きく、導入までの時間もかかります。こうした労力の軽減や時間短縮に繋がる点も、GMOイプシロンのメリットです。
メリット3.セキュリティ対策が整っている
3つ目は、セキュリティ対策が整っているということ。
ECでのショッピングが普及するにつれて、事業者側のセキュリティ対策が強く求められるようになりました。とくに決済の分野は大量の個人情報を取り扱うことが多く、とくに高いセキュリティ意識が重要となってきます。
GMOイプシロンでは、クレジットカード情報セキュリティの国際統一基準である「PCIDSS」を準拠。情報セキュリティマネジメントシステムの国際企画である「ISMS」に則った運用を採用するなど、高いセキュリティ対策が施されています。
これはユーザーだけでなく、導入を検討する事業者にとっても安心材料となり、サービスのメリットと言えるでしょう。
後払い決済としてGMOイプシロンを導入する際のポイント
さて、Shopifyで利用できる後払い決済は数が少なく、GMOイプシロンは貴重な存在であるとご紹介しましたが、導入時にはいくつか押さえておきたいポイントがあります。
分割払いに対応していない
まず、GMOイプシロンの後払い決済は分割払いに対応していません。これは国内の多くの後払い決済サービスが同様で、対応しているのはPaidyのみとなっています。
GMOイプシロンならクレジットカードを利用することで分割払いへのニーズをカバーできますが、後払い決済を利用するユーザーはクレジットカードの代替案として後払い決済を選択します。こうしたニーズとの兼ね合いは、一度導入前に検討しておく必要がありそうです。
ハガキや封書の発行手数料が発生する
もう一点検討しておきたいのが、請求書を発行する際の手数料についてです。
GMOイプシロンはハガキもしくは封書で請求書を送付します。これは、オンラインでの手続きをスキップすることで、セキュリティ対策を高めることが狙いですが、一方で請求書の発行には手数料が発生します。
手数料は取引ごとに毎回発生するため、導入前に運用コストを事前に見積もっておくのが賢明でしょう。コストが大きくなるなら、例えばPaidyにようにすべてスマホで決済を完結する後払いサービスの導入も選択肢の一つです。
まとめ
GMOイプシロンは、クレジット決済やコンビニ決済、後払い決済をはじめ、さまざまな種類の決済を一括で導入できるサービスです。
2019年にはShopifyとの連携にも対応したことで、Shopifyユーザーにとっては豊富な決済方法を一括して手軽に導入することが可能となりました。また、後払い決済をShopifyで導入できるのはPaidyとGMOイプシロン、atoneの3社のみとなっているため、後払いサービスの導入を考えている事業者は導入を検討してみてはいかがでしょうか。