EC物流をオンラインで完結!「オープンロジ」のサービスの特徴から利用料金まで
2020.08.26ECに関する物流業務を、すべてオンラインで外注化できる「オープンロジ」。
1商品からでもサービスを利用することができ、作業をすべてオンラインで完結することができるため、事業効率のアップや作業負担の軽減に繋げることができます。
今回は、オープンロジのサービス概要や特徴、利用料金についてご紹介します。
目次
オープンロジとは?
オープンロジ(OPENLOGI)とは、株式会社オープンロジが運営するEC向けの物流アウトソーシングサービスです。
ECサイトの物流業務には、入庫管理や出庫管理、在庫管理などさまざまな業務が存在します。倉庫の確保や管理もこの業務に含まれており、実行しなければならないタスクは実に膨大です。
オープンロジでは、こうしたEC向けの物流業務をすべて外注化することが可能。作業はすべてPCやスマホからオンラインで完結することができるため、事業者の負担軽減や効率化に大きく貢献してくれます。
2014年のサービス開始から、これまでに12,000を超えるユーザーがサービスを導入。サービスは商品1点から利用でき、従量課金制を採用していることから、導入のハードルが低い点もサービスのメリットでしょう。
オープンロジの5つの特徴
では、オープンロジのサービスの特徴をより詳しく見ていきましょう。
1.簡単登録でスピーディーな導入が可能
1つ目の特徴は、登録が簡単でスピーディーにサービスを導入できるということ。
オープンロジでは、メールアドレスを使ってWebから会員登録を行えばすぐにサービスを利用することが可能です。それ以降に発生する商品登録や入庫依頼といった業務の指示は、すべてオンラインで完結することが可能。見積もりやシステムの調整といった手間もかからず、スピーディーな導入を実現できます。
また、サービスは商品1点からでもスタートすることができ、すでにECサイトを運営している事業者はもちろん、小規模でこれから事業をスタートする方でも安心して利用することができるでしょう。
2.固定費なしで従量課金制
2つ目は、サービス利用料は固定費なしで従量課金制だということ。
オープンロジでは、固定費が一切発生しません。利用料金はすべて従量課金制となっており、倉庫の利用数や配送した商品数に応じて料金が計算されます。
ECサイトでは繁忙期やセールの有無に応じて、仕入れる商品の数や販売する数が変動します。固定費のサービスでは、仮に利用する数が少なくても一定のコストが発生しまうすが、従量課金制なら使った分だけ支払うことができるため、無駄をなくし費用対効果を高めることができるでしょう。
3.すべての業務をオンラインで完結
オープンロジの最大の特徴ともいえるのが、すべての業務をオンラインで完結できる点です。
物流ではメールやFAXを使ったやり取りが珍しくありませんが、オープンロジでは自社システムを利用することですべての業務をオンラインで完結することが可能。事業者はPCやスマホから作業を指示・確認することができるため、時間や場所に捉われることなくフレキシブルな物流業務を実現できます。
【オンラインで利用可能な機能一覧】
商品・同梱物の登録 | 入庫依頼/入庫状況の確認 | 在庫確認/在庫履歴 |
出庫依頼/出庫状況の確認 | 多彩な出庫オプション | 請求金額の確認 |
CSVでの情報登録 | 商品のセット組指定 | 明細書等の同梱設定 |
ラッピング指定 | 発注点アラート | スマホ対応 |
また、各EC構築サービス(API)との連携機能も整っているため、既存システムとの連携を自動で行うことが可能です。連携可能なサービスは、下記に一覧をご確認ください。
【連携可能なサービス一覧】
Yahoo!ショッピング | shopify | GoQシステム |
STORES | Makuake | ネクストエンジン |
BASE |
4.事業規模の拡大に柔軟に対応できる
4つ目の特徴は、事業規模の拡大に柔軟に対応できるということ。
オープンロジでは、倉庫ネットワークを通じて、事業規模の拡大に柔軟に対応することができます。倉庫ネットワークとは、サービスが提携しているすべての倉庫に、同一のシステムや標準化されたオペレーションが導入されている仕組みのこと。オープンロジはこうした倉庫ネットワークを幅広い地域で確保することで、事業者のニーズに柔軟に対応できる体制を実現しました。
複数の倉庫で商品を管理する場合でも、システムが統一化されているため、同水準の物流サービスの質を提供することが可能。また、事業者が繁忙期や事業拡大にあわせて倉庫を拡張したい場合でも、倉庫ネットワークの提携倉庫をすぐに手配しスピーディーな事業拡大をサポートしてくれます。
5.多彩な物流サービスを提供
5つ目の特徴は、多彩な物流サービスを提供しているということ。
オープンロジでは、下記のような物流サービスを利用することができます。事業者のさまざまなニーズに幅広く対応することができるため、物流業務の軽減やサービスの質の向上が可能となります。
多様な検品対応 | 6種類の検品方法で商品を特定。数量の確認や商品サイズの測定が可能 |
流通加工 | 包装、梱包、封入の他、独自資材の組み立てや商品の小分けなどの加工が可能 |
セット組 | 異なる商品のセット組に対応可能 |
リアルタイムでの在庫確認 | 管理画面でリアルタイムに在庫を確認できる |
破棄依頼 | 倉庫に保管している商品を破棄することができる |
ギフトラッピング | 5色のギフトラッピングを選択可能 |
同梱対応 | 商品と一緒にチラシを同梱できる |
独自梱包資材 | 事業者独自の梱包資材を使った発送が可能 |
返品対応 | 返品された商品の確認・再入庫・再出庫に対応 |
代金引換 | 代金引換での発送 |
海外発送対応 | 世界120カ国への海外発送に対応 |
FBA納品 | FBAやZOZOTOWN、BUYMAなどへの納品作業の依頼が可能 |
オープンロジの利用料金は?
- 初期費用・固定費:0円
- 従量課金:入庫/保管/配送など
オープンロジの利用料金は、初期費用・固定費が無料。入庫や保管、配送といった物流状況に応じた従量課金制を採用しています。
詳細な料金はお問い合わせいただいたお客様向けに公開される仕組みです。
オープンロジの導入事例をご紹介
最後に、実際にオープンロジのサービスを利用している事業者の、導入事例をご紹介します。
事例1:SYRINX(シュリンクス)
まずご紹介するのが、イタリアのヴァケッタレザーを使用した革小物を販売するD2Cブランド「SYRINX(シュリンクス)」です。
Shopifyを利用して本格的なD2C事業に乗り出したSYRINXは、Amazon FBAから新たに乗り換える物流代行サービスを探していました。Amazon FBAでは、Amazonでの販売を辞めると、サービスを利用できなくなります。D2Cとして独自の運営を実現するには、ダイレクトにサービスを利用できる物流代行が不可欠でした。
オープンロジなら、事業者が直接システムを管理することができる上、Shopifyとの自動連係も構築されています。SYRINXのニーズを満たし、効率的な業務を実現することができました。
事例2:Little Rooms
インテリア雑貨を販売するECサイト「Little Rooms」も、オープンロジを利用している企業の1つです。
同社は創業当時、2名のスタッフでスタートしたことから、物流業務の外注化をいち早く決断。その際に条件としてあげたのが、1)Shopifyとの連携が可能なこと、2)自社でシステム構築した場合もAPI連携できる、という2点です。オープンロジはこの条件をしっかり満たしていたことから、サービスの導入を決めました。
現在、Little Roomsが物流に対応する時間は約15分程度。外注化による効率化を実現できただけでなく、他の業務へリソースを割くことでサイト運営を成長されることに成功しました。
まとめ
今回は、EC向けの物流アウトソーシングサービス「オープンロジ」についてご紹介しました。
オープンロジは、簡単な登録作業を行うだけで、商品1点からサービスを利用することが可能。物流業務はすべてオンラインで完結することができるため、作業効率を格段に高めることができます。また、固定費が発生せず、商品点数や配送数に応じた従量課金制を採用しているため、コストを抑え費用対効果を高めることができます。