Amazonサードパーティ・プライベートレーベル事業を買収する「Thrasio」

EcWork編集部

Thrasioの着眼点は、Amazonで事業展開をする中小企業が抱える「ビジネスを始めるのは簡単だが、成功すると時間の経過とともに管理が難しくなる」という課題です。

成長フェーズにあるが、生産から配送、価格最適化、広告展開まで手に負えなくなってしまったブランドを買い取る「ミニ買収」を繰り返し、爆発的な成長を遂げているのがThrasio、というわけです。

この手のブランドは、オーナーが予想していた以上のスピードで成長してしまい、手に負えなくなっているケースが大半とのこと。

https://thebridge.jp/2020/06/amazon-third-party-brand-acquirer-thrasio

成功の定義は様々ですが、ビジネスとして成立する難易度は、意外に高いものです。

昨今話題になっているD2Cと呼ばれる、独自に商品を開発して販売するモデルは、特に成功の難易度は高いでしょう。

ECで成功するのは、ある種、「運の大きさ」は馬鹿にできない、とも感じます。

さらに成功したとしても、事業を継続するには、様々な課題が噴出し、それを解決し続けなければなりません。

それであるならば、成功の初動で事業を売却し、利益を確定してしまうのは、起業家としては合理的な判断ともいえます。

同時に買収側からしても、成功の初動の難易度を、買収によりスキップするのも、合理的といえます。

特に、1→10を得意にする企業であれば、更に合理的といえます。

日本国内に置いても、ECサイトのM&Aは活発になりつつありますが、これを事業にしている、Thrasioのような企業の例はまだ少ないのが実情ですが、この流れには注目し続ける価値はあると感じます。