PayPal(ペイパル)とは?Shopifyへの導入のメリットや手数料を解説
2021.12.24PayPalは、アメリカやヨーロッパを中心に世界規模で展開している決済サービスです。
ShopifyではPayPalが標準機能として用意されており、事業者は全世界で3億6,000万人以上を超えるユーザーが利用する人気決済サービスを手軽に導入することができます。
今回は、PayPalのサービス概要やShopifyへ導入した際のメリット、サービスの手数料などについて解説します。
目次
PayPal(ペイパル)とは?
PayPalは、世界規模でサービスを展開する決済サービスです。アメリカやヨーロッパを中心に多くのユーザーが利用しており、日本国内でも人気の決済サービスとして知名度を高めています。
2021年12月現在でのユーザー数は、全世界で3億6,000万人以上。また、サービスを利用できる店舗数は2,400万件を超えるなど、利便性の高い決済サービスとしてユーザー・事業者双方から支持を集めています。
ユーザーはあらかじめPayPalへ登録を行えば、決済時はIDとログインパスワードのみで商品の購入が可能。クレジットカード決済や銀行決済に対応しているため、面倒な入力作業をスキップしてシームレスな決済を実現することができます。
PayPalをShopifyに導入するメリット
PayPalにはEC構築プラットフォームShopifyとの連携機能が備わっています。
そのためShopifyでサイトを運営する事業者は管理画面からスムーズにPayPalのサービスを導入することができ、導入後の管理もShopify内で完結することが可能です。
では、PayPalをShopifyに導入するメリットについて、詳しく見ていきましょう。
メリット1.クレジットカードを一括導入できる
1つ目は、クレジットカード決済を一括で導入できるということ。
PayPalでは、
- VISA
- MASTER CARD
- JCB
- AMEX
- Diners
- UnionPay
などのクレジットカードブランドに対応しています。そのため、各種のクレジット決済を一括で導入することが可能。顧客の幅広いニーズに対応できるため、満足度の向上やコンバージョンに繋げることができます。
メリット2.銀行決済に対応できる
2つ目は、銀行決済に対応できるということ。
- みずほ銀行
- 三井住友銀行
- 三菱UFJ銀行
- ゆうちょ銀行
- りそな銀行
- 埼玉りそな銀行
Shopifyで銀行振込に対応するには、別途外部サービスの導入が必要です。PayPalを導入すれば銀行振込も一括で導入できるため、外部サービスを導入する手間が必要ありません。
メリット3.入金サイクルが早い
入金サイクルの早さも、PayPalを導入するメリットの一つです。
PayPalでは、クレジットカード決済でも銀行口座からの支払いでも、即時にアカウントに入金が反映されます。また、残高の引き出しも最短3日で行えるため、スムーズなキャッシュフローを実現することができます。
これは中小規模の事業者にはとくにメリットが大きく、安定した事業運営に繋げることが可能です。
メリット4.海外展開がしやすい
4つ目は、海外展開がしやすいということ。
PayPalは国内よりも、アメリカやヨーロッパを中心とした海外での知名度が高い決済サービスです。そのため、海外でのユーザー数が多く、越境ECを視野に入れる事業者にとっては導入のメリットが大きいといえます。
また、世界100通貨に自動対応している他、決済画面では自動的に購入者の言語で表示されるため、海外の顧客にとってのユーザビリティが高いといえます。Shopifyのサービス自体も、越境ECに強い特徴を持っているため、PayPalとの組み合わせは海外展開に向けての頼もしい後ろ盾となってくれるでしょう。
メリット5.セキュリティリスクを軽減できる
5つ目は、セキュリティリスクを軽減できるということ。
PayPalの決済サービスでは、PayPal側が顧客のクレジット情報や個人情報を保持する仕組みとなっています。そのため、事業者側にとっては個人情報の流失といったセキュリティリスクを軽減することに繋がります。
また、PayPal側は高度なセキュリティシステムを導入しているため、ユーザーに対して安全性の高い決済サービスを提供することができるでしょう。
ShopifyでPayPalを利用する際の手数料は?
最後に、ShopifyでPayPalを利用する際の手数料や初期費用について見ていきましょう。
アカウント開設費 | 初期費用 | 月額費用 |
無料 | 無料 | 無料 |
PayPalでは、初期費用や月額費用といった固定費用はすべて無料です。事業者が負担するのは、決済手数料のみとなっています。決済手数料は、以下の通りです。
手数料 | |
国内標準 | 3.6% + JPY40 / 件 |
海外標準 | 4.1% + JPY40 / 件 |
毎月の売上額が30万円を超える場合は、決済手数料が割り引きになるマーチャントレートを申請することが可能となるため、PayPalサイトから詳細を確認してみましょう。
まとめ
PayPalはアメリカやヨーロッパを中心に世界規模で展開している決済サービスです。
クレジット決済や銀行決済に対応することができる他、海外での知名度が高いため越境ECに強く、自社サイトの海外展開を強力に後押ししてくれます。
ECではユーザーのニーズに対応するため、幅広い決済サービスを用意しておくことが重要となってきます。クレジット決済や銀行決済といった定番のサービスはもちろん、近年人気を集めている後払い決済など、さまざまな選択肢を用意しておきましょう。